里山の自然にふれてみよう。岡山県自然保護センター

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過去の動植物情報について

▼2012/05/11アップ▼アナグマ、カイツブリの親子、ツマグロヒョウモン、キアゲハ、ヨツボシトンボのペア、オオイトトンボの産卵、ヒツジグサ、アオスジアゲハ、カラスアゲハ、クロスジギンヤンマを追加更新しました。NEW
▼2012/05/06アップ▼トラフトンボの産卵、トラフシジミ、サワオグルマ、ニホンアカガエル、カキツバタ、ハルゼミ、フタスジサナエ、ヒメハギ、カメノコテントウ、コウホネ、シオヤトンボの産卵、カワラヒワ
▼2012/04/30アップ▼ウグイス、エナガ、キビタキ、ヒメウラナミジャノメ、サトキマダラヒカゲ、カワトンボの仲間…

他、ムラサキシジミ、ベニシジミ、クマバチ、クサガメ、ハンミョウ、ヒヨドリ、メジロ、センダイムシクイ、カワセミ、ツバメ、コゲラ、ルリタテハ…なども見られます。
アナグマ
ニホンアナグマ(虫の原っぱ、2012/05/08撮影)
熊とは名ばかりのイタチの仲間。風貌も熊とは全く似つかわしくもなんともない感じです。爪が長いのでひょっとしてそれだけは似ているかも。ただし大きさは柴犬などの中型犬クラスです。顔の中央の白い縦筋が特徴的なのでとっさにハクビシンの名前が浮かぶ方もおられるかもしれませんが、ハクビシンは耳が黒っぽく尾が長いようです(アナグマのしっぽは短い)。ホンドタヌキとの比較にしても、アナグマは白っぽくて丸い耳が見分けの特徴になるでしょうか。野生生物は普通敏感で、先にこちらの存在を察知して立ち去ってくれる印象があるのですが、このアナグマは鈍感で全くこちらを気にしない?最終的に2~3mの距離まで接近しても無視。正面顔が見てみたく、回り込んでみたところ、やっとこちらに気づいてくれました。ドタドタドタ…と走り(遅い…)去ったものの、途中で立ち止まりしばらくこちらを眺めている始末でした。
カイツブリ(親子)
カイツブリの親子(上池、2012/05/08撮影)
なんと4羽も…。いつの間に…。
ツマグロヒョウモン
ツマグロヒョウモン♀(センター棟付近にて、2012/05/08撮影)
県南の住宅地でも庭先のビオラやパンジー目当てにやってくるのを見ることが出来ます。
ナミアゲハ
キアゲハ(タンチョウ棟付近にて、2012/05/08撮影)
動きが速くなかなかうまく撮れませんでした。濃いピンクの花はヒラドツツジでしょうか。センターには淡いピンク、この濃いピンク、白色など様々な色のものが植えられています。
ヨツボシトンボ(ペア)
ヨツボシトンボのペア(2012/05/08撮影)
ヨツボシトンボは枝先や茎、葉の先端にちょこんととまり、よく写真を撮らせてくれるイメージがあったのですが、交尾の時間は短いし、産卵行動はものすごくせわしない…。交尾のタンデム飛行は辛うじて撮れたのですが…。産卵の様子の撮影は不可能のように感じました。
オオアオイトトンボ(産卵風景)
オオイトトンボの産卵(2012/05/08撮影)
イトトンボの仲間では、ホソミオツネントンボとホソミイトトンボが先陣きって出現していましたが、最近はこのオオイトトンボの羽化や産卵などの様子が見られるようになってきました。
ヒツジグサ
ヒツジグサ(2012/05/07撮影)
未の刻に咲き始めるから。天気によい日には昼頃から咲き始めます。
アオスジアゲハ
アオスジアゲハ(タンチョウ棟付近にて、2012/05/07撮影)
水色の模様が雲母的な光沢があり大変美しい。南方系の蝶で、幼虫の食草はクスノキ及びクスノキ科の樹木。岡山県ではこれらの樹木の分布自体、だいたいおおざっぱに中部以南なので、このアオスジアゲハの分布もそういう傾向はあるのでしょうね。昨年は初夏に一度チラッと見かけただけでしたので、今年はばっちり見れて良かったです。写真はトキワハゼ…ではなく、サギゴケ(ムラサキサギゴケ)で吸蜜している様子。
ウラギンシジミ
ウラギンシジミ(タンチョウ棟付近にて、2012/05/07撮影)
羽を半開きで上面を見せてくれていました。斑紋の色が白っぽいので♀。♂は濃いめのオレンジ色とのこと。
カラスアゲハ
カラスアゲハ(センター棟付近にて、2012/05/06撮影)
GWから気温が高くなり、蝶が増えてきました。この個体はセンター棟周囲のタニウツギの花で吸蜜していますが、虫の原っぱや湿生植物園で給水している様子も観察されます。
クロスジギンヤンマ
クロスジギンヤンマ(湿生植物園平成池にて、2012/05/06撮影)
5月初旬に羽化殻を見かけた後、しばらく音沙汰ありませんでしたが、平成池でびゅんびゅん飛び回る姿を見ることが出来ました。

▼2012/05/06アップ
トラフトンボトラフトンボ(虫の原っぱ、2012/05/05撮影)
トラフトンボはずーっと飛び回っている印象の強い種。交尾状態のタンデム飛行も結構速い!そうこうしながら産卵場所を探しているのでしょうか。解除されると、小枝や抽水植物の茎にとまり、卵をひねり出します(勝手な表現です)。辛子明太子みたい…。この卵が十分な量に達すると、すーっとお気に入りの場所に降り、一回の打水で産卵行動はおしまいです。この個体の場合、カメラのオートフォーカスをマニュアルに切り替えた時に打水は既に終わっていました。虫の原っぱにおられたお客さんにしっかり教えていただきながらの順調な観察でしたが、最終試験では白紙答案となりました。
トラフトンボ
トラフトンボ(水生植物園、2012/05/05撮影)
水生植物園では、別のお客さんがおられ、改めてご指導いただきながら順調に観察がすすみました。今回は安全策を整えてからと思い、ズームはちょい広角に、ピントはなるべく水面辺りに集中しながらあわせることに。この写真は打水直後ぐらいのようで、このままの体勢で十数センチ向こうに移動し(その写真はピンボケ)、そのまま(ファイダーの外まで)飛び立っていきました。産卵は右前方にあるヒシになすりつけるような感じで行われたのだと思います。トラフトンボも含め、皆様お疲れ様でした。
トラフシジミ
トラフシジミ(湿生植物園、2012/05/05撮影)
幼虫の食草はマメ科植物等等、多岐にわたるので、もうちょっといてくれてもいいと思うのですが…。この個体は春型といって羽の裏側の模様が白と茶色のコントラストがはっきりしています。一方、夏型は茶系の単調な色調になります。表面はご多分にもれず金属光沢のあるブルー系で美しいようです(見れませんでした…)。
サワオグルマ
サワオグルマ(虫の原っぱ、2012/05/05撮影)
サワオグルマが、湿生植物園、野草園、虫の原っぱなどので見頃を迎えています。中旬まで見頃が続くと思います。
ニホンアカガエル
ニホンアカガエル(虫の原っぱ、2012/05/05撮影)
自然保護センター2年目にしてやっと撮らせてもらいました。似た種類にタゴガエルやヤマアカガエルがいて見分け方が難しいのですが、センターにいるのはこのニホンアカガエルとのことで、迷わなくて助かります。
カキツバタ
カキツバタ(水生植物園にて、2012/05/05撮影)
水生植物園でカキツバタが少しづつ咲き始めました。見頃は中旬あたりになるでしょうか。
ハルゼミ
ハルゼミ(湿生植物園にて、2012/05/05撮影)
エントランス広場付近が特に騒々しく、園内各所のマツ林で騒々しく鳴いています。が、相変わらず見つけにくい。今年は思い立った当日に撮影できたので幸運でした。アカマツ林の指標種で、マツゼミとも呼ばれますが、昨今の松枯れにより、行く末が心配されます。
フタスジサナエ♀
フタスジサナエ♀のホバリング(虫の原っぱ、2012/05/01撮影)
♂が少し黄緑色っぽく、お腹がスリムなのに対し、♀はどっしりとしていて黄色味が強い。産卵場所に狙いを定めるホバリングではとのことでしたが、実際見ることは出来ませんでした。
ヒメハギ
ヒメハギ(エントランス広場付近にて、2012/05/01撮影)
様々なスケールの生き物を同じように掲載するとピンとこないですが、大変小さな花です。羽の生えた昆虫のように見えなくもない凝った造形だと思いませんか。ハギとついていますが、花が少しマメ科植物のものと似ているでしょうか?近縁には更に小さなヒナノカンザシという植物があり、ヒメとか、ヒナとか小さなサイズのグループです。サイズ的に落ち葉一枚落ちてきても死活問題でしょうから、そのような心配の無い日当たりの良いところで見られます。
カメノコテントウ
カメノコテントウ(虫の原っぱ、昆虫の森など、2012/05/01撮影)
よく知られているナナホシテントウなどと比べると倍ぐらいのサイズ。白斑は眼ではなく、模様のようですね。ハムシの仲間の幼虫を食べるそうです。
コウホネ
コウホネ(湿生植物園にて、2012/05/01撮影)
コウホネが咲き始めました。

シオヤトンボ交尾(虫の原っぱ、2012/05/01撮影)
普通、邪魔が入ったりとかで交尾が長く続くことはないのだそうですが、このペアはのんびりと一休み。あまりこのようなことはないとのこと。

シオヤトンボ♀産卵(2012/05/01撮影)
交尾が解除されると間もなく産卵行動に移るとのことで、♀の行き先に注意。シオヤトンボの産卵行動は比較的長く続くとのことで、こちらも数を打って対応することにしました。水面より十数センチ上空で一呼吸あり、一瞬で打水してはまた上空での一呼吸を繰り返します。お腹を水面に打ちつけた際の水玉がちょうど写っています。しかし、先月発生したばかりのシオヤトンボがもう産卵ですので、ライフサイクルのスピーディーさについていけません。
カワラヒワ
カワラヒワ(2012/05/01撮影)
これから暑くなってきますので、やっぱり水浴びですよね。

▼2012/04/30アップ
ウグイス
ウグイス
ウグイス(職員駐車場にて、2012/04/27撮影)
前回の写真が昨年の11/24ですから、もう半年近くのご無沙汰多になります。ウグイスはこれ以上無理…。

エナガ
エナガ(2012/04/28撮影)
3羽同じ木にとまっていたのでそれぞれ何気なしに撮影したところ、一番ののんびり屋さんは幼鳥でした。留鳥の小鳥たちは巣材運びや餌運びで大忙しの時期のようです。おめかしする暇もないのか、虫を口にいっばいぶら下げたボロッボロのエナガを見たりしますが、そうい時期なんですね。お父さん・お母さんせっかくがんばったんだし、もうちょっと注意深くなってちょうだいね。
キビタキ♂若鳥by岡崎さん
キビタキ♂若鳥(人とみどりと野鳥のつどいの際、2012/04/29、岡崎氏撮影)
4/29は「人とみどりと野鳥のつどい」が開催されました。もともとの緑の日と愛鳥週間をかけたイベントで、緑を大切にする気持ち、生き物を大切にする気持ち育むことを狙いとしていますが、難しい事はぬきにしても、小鳥のさえずりを聞きながら新緑の森の中を散策することは、とにかく清々しいの一言。観察会は3班に分かれて行われましたが、その中で「夏の宝石」に出会われた幸運な班が、そしてそれを写真におさめられた幸運な方が…(私は、当日そこを2回も通っているのに…)。山野草の班では、サクラソウ、ミツガシワ、リュウキンカなど、なかなか他では見れない植物を、興味深い解説とともに堪能出来たのではないでしょうか。(もう1班ではオオタカが見れたとか見れなかったとか…)。参加者の方々、大変ありがとうございました。来年も引き続きよろしくお願いいたします。

ヒメウラナミジャノメ
ヒメウラナミジャノメ(タンチョウ棟付近にて、2012/04/29撮影)
シジミチョウを一回り大きくしたぐらいの小さい地味な蝶です。林縁をフワフワと上下に揺れながら飛ぶ姿が多く見られるようになってきました。
サトキマダラヒカゲ
サトキマダラヒカゲ(タンチョウケージ付近にて、2012/04/29撮影)
センターではなじみの蝶。ガラ的にヒョウモンチョウの類と思ってしまったのですが、ならびのとおり、ジャノメチョウの仲間のようです。
カワトンボの仲間
カワトンボの仲間(タンチョウ棟付近にて、2012/04/30撮影)
こんな予報ではなかったと思うのですが、昨夕から一転してこの一週間の予報に暗雲が立ちこめてきました。今朝の天気も暗い!。昨年、昆虫の森でよく見かけました。今年はどうでしょう。

▼その他、まだ見られるもの
ムラサキシジミ
ムラサキシジミ(昆虫の森近くの経路沿いにて、2012/04/24撮影)
ウラギンシジミなどと同様に成虫越冬だそうです。下側は地味なのですが、上側は文句なく美しい。…のですが、高いところにとまられ、全面見せてはもらえませんでした。幼虫はアラカシなどの常緑広葉樹が食草とのこと。
ベニシジミ
ベニシジミ(湿生植物園、2012/04/24撮影)
割に長い期間見られるような気がしますが春型と夏型というのがあるのですね。幼虫の食草がタデ科植物とのことで、名残おしいのでしょうか。スイバらしき葉っぱにとまっています。

クマバチ♂
クマバチ♂(至る所で、2012/04/24撮影)
クマバチがセンター内各所で増えてきました。「がたい」が大きいし、羽音がすごいので怖いんですよね~。人の頭上あたりを距離をとってホバリングしていることが多いですよね。♂はなわばりを持っていて、♀の飛来をこまめに確認するようです。頭上で「ブンブン」いわれると、敵意を持たれているように感じてしまいますが、我々が彼らのなわばりの下を歩いてしまっているだけのこと。人に興味を示す様子はないそうですし、♂は針がなく刺さないとか。あまり気にしすぎないでいただければと思います。♀は顔つきが少し違い、ハチらしさがあります。そうそう♀には針があるとのこと。さて、クマバチは身体と羽のアンバランスさから色々と言われていておもしろいです。

クサガメ
クサガメ(水生植物園にて、2012/04/24撮影)
自然保護センターの上池の風物詩、クサガメの甲羅干しが見られる季節になってきました。(注:飼っているわけではありません。野生です。)

ハンミョウ
ハンミョウ(虫の原っぱ、2012/04/24撮影)
「みちおしえ」と呼ばれたりするとおり、人が歩く前をあたかも案内するように距離を保って移動します。なので後ろから見ることが多く、キレイな背面しかよく知りませんでしたが、顔つきはなんと攻撃的なのでしょう。肉食なんでしょうね…やっぱり。

ヤマザクラにヒヨドリ
ヒヨドリ(昆虫の森への経路沿いにて、2012/04/19撮影)
ヤマザクラを吸蜜しにきたメジロ
メジロ(野鳥観察小屋付近にて、2012/04/15撮影)
センダイムシクイ
センダイムシクイ(虫の原っぱにて、2012/04/15撮影)
カワセミ♂
カワセミ(残念な写真を気持ちでカバー、上池にて、2012/04/15撮影)
ツバメ
ツバメ(野草園にて、2012/04/13撮影)
コゲラ
コゲラ(タンチョウ棟近くの経路沿いにて、2012/04/05撮影)

ルリタテハ(タンチョウ棟周囲にて、2012/04/02撮影)
9日(水)の日中は良い天気で、総社市某所にて一頭目のハッチョウトンボを見てきました。ところが昨日、今日とあまり気温のあがらない肌寒い天気となりましたね。出勤時の園内はもちろん寒く、あまり生き物の動きがありません。こういう天候ですとやはり日中の方が生き物観察には良いようです。(2012/05/11)
▼平成24年度 Update ▼
2012/05/11:アナグマ、アオスジアゲハ…
2012/05/06:トラフトンボ、カキツバタ…
2012/04/30:スミレ、キビタキ…
2012/04/27:ノゴマ、ヤマフジ…
2012/04/24:ムラサキシジミ、クマバチ…
2012/04/20:カスミザクラ、サクラソウ…
2012/04/16:ヤマザクラにメジロ、センダイムシクイ…
2012/04/14:ハツカネズミ、コバノミツバツツジ…
2012/04/09:イタチ類、タムシバ…
2012/04/07:ツバメ、センダイムシクイ…
2012/04/02:トラツグミ…
2012/04/01:ムギマキ、シュンラン…
▼平成23年度 Last Update ▼
2012/03/30:コウヤミズキ、ヒサカキ…

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