里山の自然にふれてみよう。岡山県自然保護センター

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過去の動植物情報について

▼NEW!2013/02/02アップ
トラツグミ、ルリビタキ♂情報、メジロ、ノスリ、ハイタカを追加・更新しました。
▼2013/01/26アップ
マヒワ、ホソミオツネントンボ、アマクサシダ、タチシノブ、ヌートリア…
▼2013/01/19アップ
ヤマガラ、ヒガラ…
▼他
バン、キクイタダキ、アオジ、シメ、ヨシガモ、シロハラ、アカウソ♂、エナガ、ミヤマホオジロ♂、ツグミ、ミヤマホオジロ♀、モズ、ヒヨドリ、ジョウビタキ♂、シジュウカラ、ジョウビタキ♀、マガモ、ホオジロ、カルガモ、カワセミなども見られます。
▼NEW!2013/02/02アップ

トラツグミ(タンチョウケージ付近の経路沿いにて、2013/02/02撮影)
前回の確認は昨年の4/2(タンチョウ棟上流部の経路沿い)になります。今季の情報はお客様から寄せられたもので1/12以降(催し広場、虫の原っぱ等)。ここ数日はタンチョウスタッフからの情報が入るようになり、本日やっと私も撮影することが出来ました。ツグミの仲間では大きい部類。留鳥だと思いますが、寒い地方の個体は冬に暖地や低地に移動するということで、センターでは冬鳥的な確認になります。通常を地上を徘徊しながら採餌をするそうなのですが、見ての通り、今の時期の地面の様子にうまく同化する色と柄であり、どうしてもこちらが先に見つけることが出来ない…。用心深いのでかなりの距離をあけて先に逃げてしまうのも難点です。今朝3回失敗し、お昼の食休みも1回失敗し、最後やっと分かるところに止まってくれました。

ルリビタキ(虫の原っぱにて、2013/01/26撮影)
1月中旬、鳥の鳴き声に乏しい期間がありましたが、1月末、大寒を過ぎたあたりから冷え込みが増し、ルリビタキの♂情報が急に増えました。写真を撮れたのが4カ所あるので順にお知らせします。こちらは虫の原っぱ奥で1/5から確認されている個体。頬のあたりや背面のブルーがややくすんでいて、ちょっと若いのかな?と思ってます。眉斑がりりしい。

ルリビタキ(平成池にて、2013/01/27撮影)
昨年末(12/24)から確認の個体。用心深いのか、行動範囲が広いからかどうかわからないのですが、行っても見られないことが多い。この日は珍しく池の柵の上にちょこんと出てきました。「入って来るな!」っていう雰囲気がしなくもないですが、一応パチリさせてもらいました。この個体のブルーは(写真は別にして)大変キレイ。ここ数日、見れていないのが気がかり。

ルリビタキ(お客様駐車場にて、2013/01/28撮影)
駐車場で帰らずに、センター内もゆっくり散策していってください。

ルリビタキ(湿生植物園コウホネ池にて、2013/01/28撮影)
最初平成池で見られる個体と同じだと思っていましたが、別個体のようです。昨年11月下旬頃、湿生植物園ハンノキ林周囲で見られていた個体とは同じなのでしょうか??。背面のブルーは少しよごれた感じ。

メジロ(平成池にて、2013/01/31撮影)
1/28の雪のあと、小春日和が続いています。ルリビタキ♂にはふられました。ヌルデの実がなる餌場をメジロが占領しています。

ノスリ(湿生植物園上空にて、2013/01/31撮影)
1/28の雪のあと、3連続小春日和が続きました。日中はとても静かで、ノスリがランデブー旋回していました。

ハイタカ♂(湿生植物園上空にて、2013/02/01撮影)
1/28の雪のあと、4連続小春日和が続きました。この日のお昼の食休みはタンチョウスタッフがトラツグミを目撃しており、羨ましいことしきり。実は私も目の前を「バヒョッ!」と横切られ、「あっ」と声だけは出してみました。この日も比較的静かで、ハイタカが上空を旋回していました。眉斑のない♂個体は昨季も何度か目撃したのと同じでしょうか?。

▼2013/01/26アップ

マヒワ(虫の原っぱにて、2013/01/25撮影)
秋によく群れていたアキニレに立ち寄ることは少なく、例えば他の公園なんかでは大きなスズカケノキの梢の方で、球形果をつついて採餌している様子などが遠目で見られます。別地で同じような球形果をつけるオオバヤシャブシでの採餌風景を見かけたこともあり、センターでも少しだけ気にしていました。寒々とした昨年の球形果が残る枝先には、今年の花もついていますが、葉の落ちたごじゃごじゃとした枝先に群れるマヒワは、どういうわけか、うまくカモフラージュされていて目立ちません。30羽ほどの群れだったので、なんとなく鳴き声が耳に入り、見逃さずにすみました。オオバヤシャブシの球形果の中には、翼のついた果実が入っていますが、写真のマヒワ♂は、それを盛んに採餌していました。しかし、前回アップのヒガラではないですが、小鳥って、逆さまにぶら下がっている方が楽なのでしょうか?

ホソミオツネントンボ
少し前になりますが、友の会の会員による自主活動「生き物発見隊2012」が1/12に行われており、その際の戦利情報によります。内容は、季節的にも「主に野鳥」となっていますが、本当に様々な生き物を対象に、痕跡から何から、観察して回っているそうです。今まで自分が見て来なかったものに興味がわいたとき、自分で見つけると嬉しいものですが、それはかなり難しいこと。このとんぼもその一例です。見てこなかったものを見つけることが出来る目は養うには、目の肥えた人といっしょに歩いて一度目のあたりにするのが一番ですよ。「生き物発見隊2012」はあと、2/16、3/16にあります。いずれも土曜。初心者のための自然観察会「フィールドサインを探せ!」も通じるところがあるかなと思います。是非ご参加下さい。

アマクサシダ(センター棟付近にて、2013/01/13撮影)
先日、割と珍しいシダを見ましたので、このコーナー初のシダ植物をご紹介。もう随分以前。経緯はもうすっかり忘れてしまいましたが、倉敷市南部で一度だけ見た経験があり、懐かしくもあります。アマクサシダは「天草」という名がついているだけに暖地に特有で、国内では関東以西、四国、九州以南に分布。太平洋側に面した温暖多雨の地域では普通なのでしょうけど、瀬戸内に面した山陽側は降水量が少ないからか、あまり見られないのではと思います。実は岡山県版レッドデータブック(1999)には、岡山県の分布が緯度的にほぼ北限に位置することから「留意」として指定されています。石垣がひとつの代表的な生育地とのことで、センター開所以前の環境、棚田などの様子が思い浮かびます。農地造成が存続を脅かす一要因としてあげられていますが、センターはそのような心配は無いでしょうから、アマクサシダにとってはちょと寒い場所柄とは思いますが、長く生き残っていって欲しいと思います。


タチシノブ(センター棟付近にて、2013/01/20撮影)
この季節、常緑樹は別にしても、下草で自生の野生種は、地上の葉っぱは普通ほとんど枯れた状態と思います。そんな中で、常緑のシダ植物は青々としていて、寒々とした景色を多少和らげてくれます。とはいえ、個々の種にそれほど執着があるわけでもなく、あまり目にもとまらないと思うのですが、何やら石の上を這うモジャモジャした物体が…。察しの良い方はシノブ玉などとして仕立てるシノブを思いつくかと思いますが、本種はそれに似た種で、モジャモジャはその地下茎。タチシノブの地下茎は通常地下を這い、シノブのように樹上や岩上を這うことは無いと思うのですが、何かの原因で外に出てきちゃったのでしょうか。このモジャモジャなら、シノブ同様、玉づくりに出来そうな気が…。タチは地下茎が地下にあるので、葉が地面から立つからだとか?(シノブの地下茎は基物の表面を這い、そこから直接展葉するので、そのことと比較した表現でしょうか)。別名カンシノブは夏緑性のシノブに対し常緑だから。別名の方が覚えやすい?

ヌートリア(2013/01/25撮影)
南米原産の外来動物で、ねずみの仲間です。戦時中に軍用服用の毛皮をとる目的で飼育され広まったとのこと。現状では農地や農作物への被害が顕著で、外来生物法により特定外来生物に指定され、被害の大きな多くの自治体で防除計画がたてられています。自然界でも水辺の植物群落に食害の影響がおよぶことが知られていますが、センターでは水辺を生育地とする絶滅危惧種や貴重種を多く保護保全しているうえ、そこを生息地とするとんぼなどの動物群にも重要な種が存在しています。ヌートリアの食害圧は圧倒的で、センターでは短期間で水辺の生態系が壊滅する恐れもあることから、非常に警戒すべき対象としています。
季節を問わない年に数回の繁殖、多産、子の著しい早熟など、種としての繁殖力も非常に強く、駆除圧を短期間で取り戻している可能性があり、スタッフ泣かせのやっかいな存在です。

▼2013/01/19アップ

ヤマガラ(昆虫の森にて、2013/01/19撮影)
植物質の餌がいよいよ無くなってきたセンターの中で、とっておきのご馳走を見つけたようです。時々は上空に目をやるものの、ほぼ一心不乱な感じで時間的にも長いお食事となりました。撮影中はかまきりの仲間の卵だと思っていたのですが、それほどの厚みは無いような気が…。10/7のシイの実を採餌していた頃の写真をやっと更新できました。

ヒガラ(ササユリ保全地近くの経路沿いにて、2013/01/19撮影)
しばらく見なかったので前回(1/13)のアップ時に外したのですが、虫の知らせでもあったのでしょうか。ここ数日、この写真の撮影地の他、花の広場付近の経路沿い、センター棟近くの経路沿いのネズという木で採餌しているところを見ることが出来ました。キクイタダキに勝るとも劣らない落ち着きのない採餌を繰り返す小鳥です。写真には嘴の先に何か小さいものをくわえている様子が写っているのですが、せっかくなのに何か分かりません…。同じ所につかまったまま、かなり丹念に採餌行動を続けていました。今度、ネズの葉の間を見てみたいと思います。

▼その他、まだ見られるもの

バン(上池にて、2013/01/11撮影)

キクイタダキ(上池とタンチョウケージの間の経路沿いにて、2013/01/12撮影)

アオジ(催し広場のトイレ脇にて、2013/01/12撮影)

シメ(センター棟付近にて、2013/01/12撮影)

ヨシガモ(上池タンチョウ放飼場の浅池にて、2013/01/11撮影)

シロハラ(虫の原っぱにて、2013/01/11撮影)

アカウソ♂(野鳥観察小屋付近にて、2013/01/05撮影)

エナガ(上池堰堤にて、2012/12/22撮影)

ミヤマホオジロ♂(花の広場付近の経路沿いにて、2012/12/27)

ツグミ(水生植物園にて、2012/12/21撮影)

ミヤマホオジロ♀(ヤマセミ橋近くの植え込みにて、2012/12/13撮影)

モズ(花の広場付近の経路沿いにて、2012/12/13撮影)

ヒヨドリ(野鳥観察小屋付近の経路沿いにて、2012/12/14撮影)

ジョウビタキ♂(虫の原っぱにて、2012/12/14撮影)

シジュウカラ(虫の原っぱにて、2012/11/07撮影)

マガモ(上池にて、2012/11/02撮影)

ジョウビタキ(野草園にて、2012/11/06撮影)

ホオジロ(上池堰堤にて、2012/10/26撮影)

カルガモ(上池にて、2012/10/22撮影)

カワセミ(上池にて、2012/10/20撮影)
前回アップ(1/26)時に大寒(だいかん)のお話しをしましたが、その後1/27の夜に積雪があり、1/28の朝は路面凍結もあって、車で通勤される方はかなりの混乱の影響をうけたのではないかと思います。
私のマイカーはノーマルタイヤに2輪駆動ということもあり、2連ヘアピンよりも下で登らなくなったので、そこで乗り捨てて出勤しました。
その日のセンターは見事な雪景色でした。
その後、幸いにも過ごしやすい小春日和が続いています。
しばらくは雨予報もあったりしますが、雨の後は鳥たちがお腹をすかして活発に活動しますので、観察には好機となります。
下記のようなイベントもご利用いただきながら、家にこもらず、是非センターにお出かけ下さい。

2/17(日):満喫自然体験「春の七草」は、日本の古典的風習の体験行事です。今では新暦の節句の日に七草粥を食す習慣が一般的になっていますが、センターでは本来の暦である旧正月に近い日程で実施しています。春の七草は、旧正月の方が実際に野外に生育する状態を観察しやすい利点がありますが、何を食べているか気になる方には一見の価値がありますヨ。
2/24(日):初心者のための自然観察会「フィールドサインを探せ!」は、今年度初挑戦の新規行事です。冬季は冬鳥以外は生き物の動きが感じられない季節ですが、ちょっと視点をかえるだけで身近なところに分かりやすい痕跡を見つけることができるのです。姿を見ていないのに名前がわかるなんて、なんだか生き物博士みたい。
2/16(土)、3/16(土):友の会会員自主活動「生き物発見隊2012」では、よりコアな観察が行われます。この時期の野鳥の他、「フィールドサインを探せ!」に通じる痕跡探しから、普通であれば見過ごしてしまうような冬越しの生き物も探してまわります。
(2013/02/02)
▼平成24年度 Update ▼
2013/02/02:トラツグミ、ルリビタキ♂情報…
2013/01/26:ルリビタキ、マヒワ…
2013/01/19:ヤマガラ、ヒガラ、ウグイス…
2013/01/13:ルリビタキ、バン、キクイタダキ…
2013/01/05:ルリビタキ、エナガ…
2012/12/27:ヨシガモ、アカウソ…
2012/12/22:シメ、コジュケイ…
2012/12/15:ルリビタキ、ミヤマホオジロ…
2012/12/10:ウソ、メジロ…
2012/12/06:ミヤマホオジロ、ウソ…
2012/12/01:ミソサザイ、フクロウ…
2012/11/29:ルリビタキ、キクイタダキ…
2012/11/18:ルリビタキ、ツメレンゲ…
2012/11/16:ビンズイ、クロジ…
2012/11/12:シロハラ…
2012/11/08:ベニマシコ、キクイタダキ…
2012/11/02:リンドウ、アオジ…
2012/10/27:リュウノウギク、ジョウビタキ…
2012/10/22:ジョウビタキ、キビタキ…
2012/10/18:マヒワ、ナツアカネ…
2012/10/14:ケシロヨメナ、ナワシログミ…
2012/10/05:アケボノソウ、スイラン…
2012/10/02:コシオガマ、アケボノソウ…
2012/10/01:ヒガンバナ、ヒヨドリバナ…
2012/09/22:ミズアオイ、エゾビタキ…
2012/09/16:ミズトンボ、キセルアザミ…
2012/09/08:ミズトラノオ、ミズアオイ…
2012/08/27:ホザキノミミカキグサ、ミズギボウシ…
2012/08/23:ムラサキミミカキグサ、ミミカキグサ…
2012/08/16:ミズアオイ、キキョウ…
2012/08/11:サギソウ、ビッチュウフウロ…
2012/08/04:タヌキマメ、フシグロセンノウ…
2012/07/28:コバギボウシ、幼鳥…
2012/07/23:アブラゼミ、ヒグラシ…
2012/07/19:ニイニイゼミ、タカネトンボ…
2012/07/15:チダケサシ、コオニユリ…
2012/07/12:ハッチョウトンボ、カワラナデシコ…
2012/07/08:ユウスゲ…
2012/07/05:オニヤンマ、ハッチョウトンボ…
2012/06/30:ナツツバキ、オオウラギンスジヒョウモン…
2012/06/28:オグラセンノウ、キビタキ…
2012/06/23:エナガ、ミドリヒョウモン、ウラゴマダラシジミ…
2012/06/16:ショウジョウトンボ、ハッチョウトンボ、キツリフネ…
2012/06/11:ササユリ、チョウトンボ…
2012/06/07:ノハナショウブ、ハッチョウトンボ…
2012/06/02:イチモンジチョウ、アカシジミ…
2012/05/27:トキソウ、カワセミ…
2012/05/25:エゴノキ、ヤマボウシ…
2012/05/20:クロアゲハ、ギンヤンマ…
2012/05/13:カワトンボの仲間、クロイトトンボ…
2012/05/11:アナグマ、アオスジアゲハ…
2012/05/06:トラフトンボ、カキツバタ…
2012/04/30:スミレ、キビタキ…
2012/04/27:ノゴマ、ヤマフジ…
2012/04/24:ムラサキシジミ、クマバチ…
2012/04/20:カスミザクラ、サクラソウ…
2012/04/16:ヤマザクラにメジロ、センダイムシクイ…
2012/04/14:ハツカネズミ、コバノミツバツツジ…
2012/04/09:イタチ類、タムシバ…
2012/04/07:ツバメ、センダイムシクイ…
2012/04/02:トラツグミ…
2012/04/01:ムギマキ、シュンラン…
▼平成23年度 Last Update ▼
2012/03/30:コウヤミズキ、ヒサカキ…

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