里山の自然にふれてみよう。岡山県自然保護センター

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過去の動植物情報について

▼NEW!2013/03/23アップ
カンサイタンポポ、コウヤミズキ、ウスゲクロモジ、ヒサカキ、コブシ、フキ、ホンドテン、ツバメを追加・更新しました。
▼2013/03/17アップ
シロバナタンポポ、梅の花、アカゲラ、ニホンカナヘビ、ヤブツバキ…
▼2013/03/08アップ
ヒオドシチョウ、テングチョウ、アセビ…
▼他
ウグイス、ジョウビタキ、メダカ、マンサク、アオジ、コゲラ、ホオジロ、ヒヨドリ、ヤマガラ、バン、シジュウカラ、カルガモなども見られます。
▼NEW!2013/03/23アップ

カンサイタンポポ(エントランス付近にて、2013/03/22撮影)
日中随分暖かくなってきました。日当たりの良いエントランス付近の原っぱでは、ホトケノザやカンサイタンポポが鮮やかに咲いていました。

アカミタンポポ(エントランス付近の経路沿いにて、2013/03/22撮影)
こちらは少し風情が異なりますね。経路沿いのアスファルトの継ぎ目にペタッと地面に張り付くように咲いていますが、在来種であるカンサイタンポポに対し、外来のアカミタンポポであると思われます。

コウヤミズキ(花の広場付近の経路沿いにて、2013/03/22撮影)
2月の中旬頃から見頃が続いていたマンサクに続き、ようやくコウヤミズキが咲き始めました。花の少ない時期に一月以上も孤軍奮闘していたマンサクから、今まさに黄花のたすきがわたろうとしています。

ウスゲクロモジ(ササユリ保全近くにて、2013/03/22撮影)
こちらも期せずして黄花。とはいえこちらは鮮やかな蛍光色で同じ黄色でも様々あるものです。ミラーボールのように一つ一つの花が集まってつき、そこから今年の葉が準備された芽がピョコンとオッ立っています。枝先で串刺しになっているようでもあり、アフロヘアーからつきだした角のようでもあり、なんとなくユーモラス。

ヒサカキ雄株(エントランス付近の経路沿いにて、2013/03/23撮影)
里山に春の訪れを知らせる例の香りが漂ってきました。とはいえ、まだ微かな感じで個人的にはこれぐらいがちょうど良いかなと…。茎に沿って下向きに密に花をつけていますが、これまた密な常緑葉に隠されて意外にも目立たないもの。こうして見ると結構かわいらしい花だとは思いませんか?。花の中に見えるたくさんのツブツブは雄しべで、つまりこの木は雄花ばかりなっている雄株になります。

ヒサカキ雌株(エントランス付近の経路沿いにて、2013/03/23撮影)
雄花に比べ花の中がすっきりしています。先っちょが3裂した雌しべが見えます。

コブシ(タンチョウ放飼場付近にて、2013/03/23撮影)
センターには各所に植栽したコブシがありますが、センター棟近くにある木のつぼみがほころび始めました。近縁の野生種であるタムシバは「いっぷく広場」~「野草園」間の経路沿いにありますが、本日(3/23)付で三分咲きとのこと。

フキ雄株(2013/03/23撮影)
ヒサカキのように雌雄異株の樹木は結構あると思うのですが、草本で雌雄異株というのは珍しいのではないかと思います。この写真のものは雄株になります。フキはキクの仲間で、多くの花が束になってつく特徴がありますが、写真では束の周囲から少しずつ開花している様子が見えます。一つの花の中央に目立つのは雌しべだと思うのですが、機能していないということなのでしょう。雄株なので花粉を飛ばすことが役割の株ですが、この写真では雄しべははっきりと見てとれません。今度もうちょっとマクロな写真撮影を試みてみます。

フキ雌株(2013/03/23撮影)
こちらは雌株。外観は筆状に毛羽立っていて、雄株とは随分異なっています。繊細な毛状なので一見雄しべのように見えてしまいますが、一本一本が雌しべを備えた花が束となってついています。ただ、よく見ると花の束の中央部に雄株の花と同じような形のものも混じって咲いています。雄株の花と同型花ということは、機能しないのでしょうね。因みに葉っぱのようなものが見えますが、これらは苞葉と呼ばれるもので、皆様がよくご存知のフキの葉は花よりも別の場所から出てくるみたいです。

ホンドテン(湿生植物園東の谷にて、2013/03/22撮影)
晴天下での貴重な出会いでしたが…。走るの速い速い…。ものすごく分かりやすいところを走ってくれて、しかも時々こっち向いて待ってくれているのに、息があがって写真どころではありませんでした。センターでの目撃は2度目なのでそれほどの驚きはなかったのですが、結構な大きさです。分かりやすい犬種でいうとダックスフントぐらいはありそうで(もっと大きかったかな?)、小顔にしてフサフサの長いしっぽをつけた感じでした。鮮やかな黄金色の毛並みから、いわゆるキテンと呼ばれるタイプで良いのでしょうか。額から左目にかけて切り傷が入っているように見えますが、ただの枝かぶりです。雑食性ですが野鳥から小型哺乳類、はたまた昆虫類まで幅広く捕食するので、センター一帯の生態系ではかなり上位に位置づけられる種となります。

ツバメ(センター棟上空にて、2013/03/23撮影)
3月の第2週あたりから聞かれ出したツバメ情報。私の今季初見は中旬頃になってからの三野のあたりだったと記憶してます。センター付近では、昨日・今朝と麓の集落で見かけ「センター内ではしばらく先かな~」と思っていましたが、早々に見ることが出来ました。ほぼシルエットだけの写真ですがご了承ください。因みにこの写真、このツバメの目線の先に虫が飛んでいるのが写っていて、今まさに捕食しようとしているところ。当たり前の事ではあるのですが、ただ飛び回っているだけではないのだな~と実感できた次第です。

▼2013/03/17アップ

シロバナタンポポ(タンチョウ放飼場付近にて、2013/03/17撮影)
朝晩はまだ寒く、センターでは霜が降りたりしていますが、日中は暖かな日が続いています。センター棟内でナミテントウを見つけたので、どこかに放してやろうと思って表に出るとシロバナタンポポを見つけました。チョットずつ春の足音が聞こえてくるような気がしました。

梅の花(タンチョウ棟前にて、2013/03/17撮影)
3/10頃から咲き始めているのに気づき、ちょくちょく見に行っています。めでたい紅白の梅ですが、白花の方はまだつぼみが多いです。

アカゲラ(タンチョウ棟付近にて、2013/03/17撮影)
こちらもめでたい紅白の鳥、アカゲラ。今季3回目のショット。1回目は10数メートル以下の距離だったと思うのですが、2回目は20メートル以上。今回は40メートル以上…。
さて、この一週間で一気に冬鳥が見られなくなりました。3/17に見られたのはアオジ、シロハラ、ミヤマホオジロぐらいで、ツグミとシメにいたっては1羽ずつの確認でした。仕方ないのでトラツグミのもっと良い写真を!と思い、タンチョウ棟に向かうも見事にふられたところでしたので、見れて良かった良かった。距離は遠いけど…。

ニホンカナヘビ(センター棟裏にて、2013/03/11撮影)
ほぼ一週間前の日中の写真です。体温があがらないのか、うごきが鈍く、ゆっくり撮らせてもらいました。3/17の現在ではかなり活発になってきていて、経路を歩いていると、あちこちで「カサカサ」という慌てたような音が聞こえてきます。今季のは虫類は、実はこの3/11より前、3/9にヤマカガシ(赤系)を見ています(センター産の赤系模様の写真が手に入りました!さすが蛇年!)。

ヤブツバキ(野草園奥にて、2013/03/11撮影)
やけに奥まったところから咲くものです。もう少ししたらエントランスの方でも咲き始めるのではと思っています。

▼2013/03/08アップ

ヒオドシチョウ(平成池奥にて、2013/03/07撮影、他、いっぷく広場でも確認)
確か一昨年の春、いっぷく広場の地面で日向ぼっこをしているところを見た覚えが…。昨年は残念ながら見れずじまい。今年は早々に出会えました。あまり数は多くないのでしょうか。越冬昆虫ですので、冬の寒さをどこかでしのいでいたのでしょう。ポカポカ陽気に誘われて出てきていました。ヒオドシとは、ヒ色に染め上げたオドシの事?ヒ色は鮮やかな赤。オドシは鎧の金物を結びつなぐ皮やひものことだそうです。この写真の個体は割と普通なオレンジ色ですが、越冬個体は色が淡くなる傾向があるとのことで、発生直後の様子がもし見れたならば、それは鮮やかなヒ色なのかも。
裏面はルリタテハなどと同様、枯れ葉などに対する擬態色で目立ちません。近づきすぎて逃げられた際、樹上まで飛んでいってしまいましたが、もう見つけることは出来ませんでした。

テングチョウ(平成池奥にて、2013/03/07撮影)
ここ数日の陽気で、こちらは各所で飛び回っているのを見ることが出来ます。ただ、まだこのてのターゲットに眼が慣れておらず、止まったときに翅を閉じられると見つけられない…。写真もなんだかピンぼけな感じが…。テングチョウも成虫越冬で、秋遅くまで活動し、春早く見られ始める昆虫です。

アセビ(タンチョウケージ付近の経路沿いにて、2013/03/07撮影)
少しずつ花数が増えてきました。経路沿いには植栽したものも少なくなく、これは特別赤味が強い種類のようです。

▼その他、まだ見られるもの

ウグイス(水鳥観察小屋付近にて、2013/02/25撮影)

ジョウビタキ♂(タンチョウ棟付近にて、2013/02/28撮影)

ジョウビタキ♀(タンチョウ放飼場付近にて、2013/02/28撮影)

メダカ(虫の原っぱにて、2013/02/28)

マンサク(昆虫の森にて、2013/02/21撮影)

アオジ(催し広場にて、2013/02/15撮影)

コゲラ(野鳥観察小屋付近にて、2013/02/15撮影)

ホオジロ(上池堰堤近くの経路沿いにて、2013/02/10撮影)

ヒヨドリ(催し広場付近の経路沿いにて、2013/02/08撮影)

ヤマガラ(昆虫の森にて、2013/01/19撮影)

バン(上池にて、2013/01/11撮影)

シジュウカラ(虫の原っぱにて、2012/11/07撮影)

カルガモ(上池にて、2012/10/22撮影)
関東地方では、桜の花見は今日のうちに!とのことでしたが、センターではまだのようです。

梅も咲きそろっていない木が残っているぐらい。

でも、たんぽぽやコウヤミズキ、コブシ、タムシバの開花、ヒサカキの花の香り、ツバメの来訪。

ちょっとづつ春めいてきました。

朝晩が過ごしやすくなるとなお良し。

里山の生き物たちでフィールドが賑やかしくなるのは…、もうすぐそこまで来ているでしょう。
(2013/03/23)
▼平成24年度 Update ▼
2013/03/23:カンサイタンポポ、コウヤミズキ、ツバメ…
2013/03/17:シロバナタンポポ、梅の花、アカゲラ…
2013/03/08:ヒオドシチョウ、テングチョウ…
2013/03/04:アカゲラ…
2013/03/01:ウグイス、メダカ、アセビ…
2013/02/23:シナマンサク、ノスリ、オオイヌノフグリ…
2013/02/15:アカゲラ、アカウソ…
2013/02/08:マンサク、ソシンロウバイ、ルリビタキ♂情報…
2013/02/02:トラツグミ、ルリビタキ♂情報…
2013/01/26:ルリビタキ、マヒワ…
2013/01/19:ヤマガラ、ヒガラ、ウグイス…
2013/01/13:ルリビタキ、バン、キクイタダキ…
2013/01/05:ルリビタキ、エナガ…
2012/12/27:ヨシガモ、アカウソ…
2012/12/22:シメ、コジュケイ…
2012/12/15:ルリビタキ、ミヤマホオジロ…
2012/12/10:ウソ、メジロ…
2012/12/06:ミヤマホオジロ、ウソ…
2012/12/01:ミソサザイ、フクロウ…
2012/11/29:ルリビタキ、キクイタダキ…
2012/11/18:ルリビタキ、ツメレンゲ…
2012/11/16:ビンズイ、クロジ…
2012/11/12:シロハラ…
2012/11/08:ベニマシコ、キクイタダキ…
2012/11/02:リンドウ、アオジ…
2012/10/27:リュウノウギク、ジョウビタキ…
2012/10/22:ジョウビタキ、キビタキ…
2012/10/18:マヒワ、ナツアカネ…
2012/10/14:ケシロヨメナ、ナワシログミ…
2012/10/05:アケボノソウ、スイラン…
2012/10/02:コシオガマ、アケボノソウ…
2012/10/01:ヒガンバナ、ヒヨドリバナ…
2012/09/22:ミズアオイ、エゾビタキ…
2012/09/16:ミズトンボ、キセルアザミ…
2012/09/08:ミズトラノオ、ミズアオイ…
2012/08/27:ホザキノミミカキグサ、ミズギボウシ…
2012/08/23:ムラサキミミカキグサ、ミミカキグサ…
2012/08/16:ミズアオイ、キキョウ…
2012/08/11:サギソウ、ビッチュウフウロ…
2012/08/04:タヌキマメ、フシグロセンノウ…
2012/07/28:コバギボウシ、幼鳥…
2012/07/23:アブラゼミ、ヒグラシ…
2012/07/19:ニイニイゼミ、タカネトンボ…
2012/07/15:チダケサシ、コオニユリ…
2012/07/12:ハッチョウトンボ、カワラナデシコ…
2012/07/08:ユウスゲ…
2012/07/05:オニヤンマ、ハッチョウトンボ…
2012/06/30:ナツツバキ、オオウラギンスジヒョウモン…
2012/06/28:オグラセンノウ、キビタキ…
2012/06/23:エナガ、ミドリヒョウモン、ウラゴマダラシジミ…
2012/06/16:ショウジョウトンボ、ハッチョウトンボ、キツリフネ…
2012/06/11:ササユリ、チョウトンボ…
2012/06/07:ノハナショウブ、ハッチョウトンボ…
2012/06/02:イチモンジチョウ、アカシジミ…
2012/05/27:トキソウ、カワセミ…
2012/05/25:エゴノキ、ヤマボウシ…
2012/05/20:クロアゲハ、ギンヤンマ…
2012/05/13:カワトンボの仲間、クロイトトンボ…
2012/05/11:アナグマ、アオスジアゲハ…
2012/05/06:トラフトンボ、カキツバタ…
2012/04/30:スミレ、キビタキ…
2012/04/27:ノゴマ、ヤマフジ…
2012/04/24:ムラサキシジミ、クマバチ…
2012/04/20:カスミザクラ、サクラソウ…
2012/04/16:ヤマザクラにメジロ、センダイムシクイ…
2012/04/14:ハツカネズミ、コバノミツバツツジ…
2012/04/09:イタチ類、タムシバ…
2012/04/07:ツバメ、センダイムシクイ…
2012/04/02:トラツグミ…
2012/04/01:ムギマキ、シュンラン…
▼平成23年度 Last Update ▼
2012/03/30:コウヤミズキ、ヒサカキ…

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