友の会の活動 2015年度

現地集合観察会  「カモン!カモン!阿部池にいらっしゃい」

  1月17日(日) 9:30~12:00

今年は会場を阿部池に戻して、冬の野鳥観察会が行われました。暖冬が続いた年末年始だったため、例年に戻りつつある気温は、ことさら寒く感じられました。曇天ながら心配していた雨になることもなく、ゆっくり観察できました。駐車場で開会式を行った後、先に水門まで参加者を搬送し、観察しながら元の場所まで帰りました。スタート地点の水門付近ではマガモの群れの中にいるトモエガモや、ホオジロガモなどの珍しい鳥をスコープに入れて見せていただきました。ヌートリアが5、6頭、丸く団子状に固まっている珍しい姿も見えました。チュウヒ、オオジュリン、タゲリなど40種が確認できました。講師を務めていただいた齊木幹事、遠藤副会長にお礼申しあげます。

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現地集合観察会  「真鍋島の自然と史跡」

 11月1日(日) 10:45~16:20

ずっと続いていた秋晴れのように、とはなりませんでしたが、薄曇りの中26名が真鍋島に渡りました。真鍋島は笠岡から約1時間の船旅です。船内で昼食をすませ、岩坪港で下船して歩き始めました。狭い斜面に建ち並ぶ民家の路地裏は、レトロ感満載。細い路地を縫うように歩き、五輪石塔群や八幡神社、真鍋中学校、ホルトノキの大木などを見て、最後は天神鼻展望台からの展望を楽しみ、本浦港から帰途につきました。わずか3時間ほどの滞在時間でしたが、出会った島民の方からは優しい言葉で迎えられ、猫の島ともいわれるように至る所で猫の出迎えを受け、ゆったりとした時の流れを感じる島でした。

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「タンチョウフェスタ」 に友の会も出店しました 

10月25日(日) 9:30~14:00

秋の恒例行事となった和気町主催「佐伯タンチョウフェスタ」が、今年も自然保護センターを会場に開催されました。今年は記録的な晴天続きで、この日も高く澄みきった青空が広がる絶好のお祭り日和になりました。クイズラリー、もち投げ、丸太引き競争、大道芸など、多くのイベントが用意されて、大勢の来場者でにぎわいました。友の会では、幹事の皆さんの協力で、例年どおりタンチョウぜんざいとコーヒーの販売、無料クラフトコーナーを出店し、たくさんの方々に利用していただきました。大池の上空を散策するタンチョウの優雅な姿にも、大きな歓声が上がっていました。(写真提供は遠藤副会長)

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「タカの渡り観察会」

9月23日(水・祝) 9:30~12:00

シルバーウイークの最終日、秋の空を見上げてタカの渡りを観察する、秋の恒例行事が行われました。センターの大池の土手に集まり、好きな場所に陣取ってひたすら空を見上げます。開会式を始める前からタカ柱が観察でき、幸先良いスタートを切りました。あまり時間を持て余すこともなく、良いタイミングでタカが現れ、誰かの「あ、いた」の声に、講師の斉木さんがすかさず、「あ、ハチクマですね」と教えてくださいます。9時22分から11時40分の観察時間の間に、ハチクマ72羽、ノスリ3羽、ハイタカ2羽が観察できました。また、待っている間に目の前をチィーと鳴きながら、2羽のカワセミが現れ、スコープに入れていただきカワセミの観察もできました。(ハチクマの写真は遠藤副会長提供)

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夏休みの宿題を応援します!「タンチョウ写生大会とクラフト」 

8月2日(日) 9:00~15:00

写生会参加者はなんと1組、はじめてのことです。広報の方法が悪かったのかと、反省しきりのスタートです。来てくださった親子さんは、1年生の時から参加してくださっている常連さん。絶対あるはずと、チラシを隈なく見て探してくださったとか。ありがたいことです。例年のようにタンチョウ飼育担当のお兄さんからお話を聞くのですが、今回は一人ということで、タンチョウの飼育ケージに入らせてもらい、お話を聞いた後にはタンチョウと記念撮影のおまけまでありました。暑い中でしたが、午前中は写生を頑張り、午後からは涼しい室内でクラフト。ここでも一人の特権で、手厚く指導を受けながら松かさなどの木の実や竹で、タンチョウの親子を作りました。恒例のすいかの早食い競争はできませんでしたが、そのかわり、スタッフみんなと和気あいあいとお話をしながらスイカを食べました。さみしい参加人数ではありましたが、親子で楽しい一日が過ごせたという感想をいただきました。

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バス利用一泊観察会 「山口県の自然を満喫!さらに角島大橋の絶景つき」  

5月23日(土)7:45 ~ 24日(日)20:00

めまぐるしくかわる天気予報を気にしながら、とにかくお天気であれ!と念じながら出発。 山口県の自然満喫の旅に、参加者のワクワクドキドキ感が伝わってきます。車中はすぐに和気あいあいの雰囲気で、お昼には予定通りに秋吉台に到着しました。科学博物館の展示を見た後、カレンフェルトの草原散策に出発。コース最後に少しパラパラと雨にあったものの、初めて出会う動植物に感動でした。夕食の懇親会の後は宿の前を流れる川にホタルが出るということで、急遽ホタル観察会が自主参加で行われ、観賞することができました。
翌日は朝食前の時間を利用して、探鳥会が行われました。とにかく時間を無駄にせず、どこでも観察会ができ、またそれぞれに得意分野を持つ講師役の人がいるのが友の会の魅力でもあります。「角島大橋」では、紺碧の海に架かる大橋の絶景をバックに、記念写真をパシャリ!灯台の周りでは「ハマ」と名のつく植物がたくさん観察できました。最後の訪問地「きらら浜自然公園」へは、縦断するように南下して瀬戸内海を目指しました。ここでは野鳥やトンボをメインに観察できました。
それぞれの場所で、岡山では目にできないものも観察でき、満足度の高い観察会になりました。また集合時間に誰一人遅れることなく、計画通りスムーズに2日間の日程を進めることができ、これも友の会ならではの雰囲気です。参加された皆様ありがとうございました。
以下に観察できた主な生きものをひろってみます。
秋吉台 野鳥:セッカ・ホオアカ・ホオジロ・エナガ・カワラヒワ・ホトトギス(声)・ヒバリなど 植物:ニワゼキショウ・オオニワゼキショウ・ツチグリ・ハシナガヤマサギソウ・ヒメヨモギ・ナワシロイチゴ・シオデ・ナルコユリ・キジカクシ・タカサゴソウ・ソクシンラン・オニユリ・コオオニユリ・アキカラマツ・ムラサキ・フナバラソウ・カノコソウ・ミヤコグサ・ネジバナ・エノキ・クヌギ・ニガキ・タブノキ・カゴノキ・ヤブニッケイ・シロダモ・ヤブツバキなど
角島灯台周辺 植物:ハマダイコン・ハマボッス・ハマヒルガオ・ヒルガオ・シロバナマンテマ・マンテマ・クサスギカズラ・ツルナ・ハマウツボ・ハスノハカズラ・ハマエンドウ・ハマウド・ハマゼリ・スナビキソウ・コマツヨイグサ・タイトゴメ・ハマボウフウ・ハマユウ・ハマゴウ・ハマビワ・トベラなど、 ちょう:アサギマダラ
きらら浜自然公園 野鳥:セッカ・オオヨシキリ・ホオジロ・ヒバリなど、 とんぼ:ムスジイトトンボ・アオモンイトトンボ・アオヤンマ・ハラビロトンボ・コフキトンボ・ベニイトトンボ・ギンヤンマ・ヨツボシトンボ・シオカラトンボ・ショウジョウトンボなど
活動風景の写真(No1,2,3,5,6,7)は遠藤副会長撮影

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観察会・総会・口演会

平成27年4月12日(日) 10:00~15:30

平成27年度友の会総会行事が開催されました

友の会総会行事が4月12日に行われました。
午前中は、「タンポポ調査」の調査説明を兼ねた、春の動植物観察会がありました。まずフィールドに出かける前に、タンポポ調査で必要な「緯度経度」の検索方法を、インターネットの地理院地図から入手する方法を学習しました。緯度経度で行き詰っていた方からは、今年は調査に参加できそうだ、という声が聞かれました。会員同士ならではの、和気あいあいとした散策ができました。
総会では、県自然環境課からのご出席もいただきました。平成26年度の事業報告、決算報告、平成27度事業計画(案)、予算(案)、役員改選が議案通り承認され、27年度のスタートを切りました。
総会の後は「噺の会じゅげむ岡山支店」の皆さんによる、古典的話芸の登場でした。目の前で生の落語が聞けるという、滅多にない機会が得られました。じゅげむさんは、皆さんアマチュアの落語家さんですが、会場には笑いの花が咲いて楽しいひと時を過ごしました。

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