イタチ類、コブシ、ニオイタチツボスミレ、シハイスミレ、タムシバ アカハラ、ルリビタキ♂、ムギマキを追加・更新しました。 今、カワラヒワ、アカタテハ、ルリビタキ♀、センダイムシクイ ツバメ、アオゲラ、コゲラ、トラツグミ、ルリタテハ テングチョウ、ルリシジミ、シュンラン、マミチャジナイ、ツグミ シロハラ、ヒサカキ、コウヤミズキ、メジロ、ホトケノザ、菜の花 梅の花、ヤブツバキ、カンサイタンポポ、タンチョウ アオジ、ウグイス…などが見られます。 |
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イタチ類(昆虫の森付近の経路沿いにて、2012/04/09撮影) 今朝はそれほど寒くもなく、比較的薄着での出勤となりました。 イカルの澄んだ鳴き声が響くセンター内には、昨日ほど鳥たちの賑わいはありません。 特に撮るものもなく昆虫の森に向かう途中、なかなか良い出会いがありました。 名前をイタチ類としていますが、一帯には在来のニホンイタチと、 人為的に導入したものが野生化したチョウセンイタチがいる可能性があるからです。 両種の区別点は尾の長さや体色などで指摘されていますが、 はっきりいってよくわかりません。 この個体の尾を長いと見るか短いとみるか… コブシ(虫の原っぱにて、2012/04/09撮影) コブシは、センターでは平坦な経路沿いの各所に植栽してあります。 今のところ少しつぼみがほころびはじめたというところ。 見頃はもうしばらく先の様子。 ニオイタチツボスミレ(タンチョウケージ付近の経路沿いにて、2012/04/08撮影) 4/8の日中は急に暖かくなり、今まで花っ気に乏しかった経路沿いに スミレの仲間がちらほら見られるようになりました。 良い香りと、花茎等に短毛が多いのが特徴のニオイタチツボスミレです。 (香りがはっきりしない個体もあります) シハイスミレ(いっぷく広場付近のアカマツ林経路沿いにて、2012/04/08撮影) こちらはアカマツ林内の明るい経路に生えていたシハイスミレ。 こちらもタイプは違いますが大変上品な香りがしました。 タムシバ(いっぷく広場付近のアカマツ林経路沿いにて、2012/04/08撮影) このタムシバはいっぷく広場から野草園に抜ける経路沿いにあり、 もともとからある自生のタムシバです。 平成23年度「友の会総会」の観察会の際には見頃をすぎていましたが、 今年は鮮やかに満開の様子を見せてくれました。 アカハラ(タンチョウケージ付近の経路沿いにて、2012/04/08撮影) センターの鳥事情。3月は割と閑散としていましたが、 年度替わり頃からセンダイムシクイが鳴き始め、旅鳥の来訪が予感されました。 アカハラは冬を南国で過ごすため、渡りをします。 実際秋頃にも行く途中の観察がありましたが(ずーっといたのかどうかは?)、 このところ良い声で鳴く鳥の正体はこのアカハラでした。 4/8~4/9の陽気で一気に抜けたでしょうか。 ルリビタキ♂(湿性植物園にて、2012/04/08撮影) 4/8の朝の冷え込みはなかなかで、 湿生植物園のミツガシワの池には薄氷が張っていました。 北へのわたりの途中、あまりの寒さで小休止してくれたのでしょうか。 うれしい出会いでした(もうあきらめていたのに)。 ルリビタキ♂若鳥(センター棟周囲にて、2012/04/08撮影) ルリビタキの♂は数年して鮮やかなブルーになっていきます。 これは昨年生まれぐらいの若鳥。 ♀らしい色合いですが、少し青みをさしている部分があります。 写真ではどこが?という感じですが、 実際の撮影中には、何度も♂♀の判定を覆すことになります。 この時期ならでは確認かも知れません。 ムギマキ(湿生植物園にて、2012/04/08撮影) 結局「友の会総会」の観察会では参加者に顔を見せてくれず、残念でした。 4/1からの確認でかれこれ一週間の短いご滞在。 また来年も来てくれることを願ってます。 カワラヒワ(タンチョウ棟ケージ付近の経路沿いにて、2012/04/07撮影) 今朝は朝から目を覆いたくなるような場面に出くわしました。 左が♀で、右が♂です。求愛給餌行動と呼ばれるものらしく、 口わたしで餌をプレゼント(交換?)するという 恋のシーズンならではの行動のようです。 求愛行動というと普通♂からでは? これでは♀が「どーぞ」と言っているように見えますが、OKしたということでしょうか。 (余計なお世話でしたね) カワラヒワは留鳥だと思うのですが、 センターではこれからの繁殖シーズンに観察しやすい印象があります。 秋・冬は里の方へおりていってるのでしょう。 アカタテハ(湿生植物園にて、2012/04/07撮影) 春の出現が早い越冬組のチョウです。撮れしだい順次報告します。 ルリビタキ♀(タンチョウ棟ケージ付近の経路沿いにて、2012/04/07撮影) 昨日(4/7)の朝にルリビタキの♂をついに見ることが出来ました。 (撮れませんでした…) この時期になって急に♂が現れたり、♀も心なしか数が増えたような… 北に帰る途中かも知れませんね。冬鳥の季節もそろそろ終わりですね。 センダイムシクイ(湿生植物園のハンノキ林にて、2012/04/07撮影) 年度替わりの頃から良く聞かれるようになりました。 皆さんご存知のチヨチヨビー(焼酎一杯グイー)です。 夏鳥来訪の第一報がやっと出来ました(やっと見れました)。 ツバメ(センター近くの集落の電線にて、2012/04/06撮影) 昨年度(平成23年度)の年度末から各所で見られるようになったツバメ。 随分な時間差をおいて、センターでもタンチョウ棟付近で見られるようになりました。 ただずーっと飛び回っていて撮れないので、 通勤途中に近所の集落の電線にとまっていたのをパチリ。 同じ和気町のツバメということでご勘弁を。 アオゲラ(タンチョウ棟近くの雑木林にて、2012/04/05撮影) せっかくの枝かぶりのないチャンス。距離もまずまず。 この直前の撮影で、露出オーバーにしていたのを忘れていました(涙)。 4連敗決定。 コゲラ(タンチョウ棟近くの経路沿いにて、2012/04/05撮影) 光よし、距離よし、被写体よし。 しかし、まだ露出オーバーの設定になっていることに気づいていないのです(涙)。 トラツグミ(タンチョウ棟周囲にて、2012/04/02撮影) お昼休みにタンチョウ棟スタッフといっしょにいいもの見れました。 センターでは初見です。 虎柄とも思えないですが、色あいが似ているといえば似ているのでしょうか。 ハト大とのことですが、思っていたイメージよりもスリムな感じでした。 口笛のような鳴き声だそうですが、聞いたことはないです。 今年度の観察会「満喫自然体験」には夜の部もありますが、 こんな鳴き声が聞こえたらブルッちゃいますよ~。 留鳥ですが確認時期は冬のようなので大丈夫か…。 ルリタテハ(タンチョウ棟周囲にて、2012/04/02撮影) 今日は快晴。ルリタテハが多く出ていました。 日中気温も上がり、活発に舞っている個体も多かったです。 テングチョウ(湿生植物園周囲にて、2012/04/02撮影) 今日は快晴。チョウが多く舞っていました。 ルリシジミ(湿生植物園から野草園の間の林間経路にて、2012/04/01撮影) シジミと聞くと、どちらかというと貝の方を想像しがち。 でもそれは正解で、シジミ蝶の仲間はシジミの大きさや形を見立てたもの。 さて、飛んでいるときに見えた上面はすごくキレイだったのですが、 止まるともうこの状態から開いてくれることはありませんでした。残念。 シュンラン(センター棟周囲にて、2012/04/01撮影) 昨年は知らずにいたセンター棟前のシュンランが開花しました。灯台もと暗しでした。 林内のものの開花はまだ先のようです。 マミチャジナイ(野草園にて、2012/04/01撮影) なんか、シロハラの鳴き声がいっぱい聞こえて、シロハラがいっぱいいるな~ と思っていたらマミチャジナイが…。わかってないんでしょうね。 ツグミ(野草園にて、2012/04/01撮影) 園内各所で群れて移動しています。 シロハラと同じく、冬鳥としては気長で、4月中も見られるのではと思います。 シロハラ(イベント広場付近の経路沿いにて、2012/04/01撮影) 見つけたっ! 隠れているつもりでしょうが、見えてますよ。 ヒサカキ(エントランス付近の経路沿い、2012/04/01撮影) こうして見ると、ヒサカキの花もなかなかキレイ。 (においはチョット…) 今日も雄花です。 コウヤミズキ(花の広場付近の経路沿いにて、2012/03/25撮影) センターには花の広場付近と、湿生植物園東の谷からの経路沿いに それぞれ1本づつ植栽されています。 センターに自生は無いと思いますが、もともと備前方面には自生があるので、 あまり違和感は感じません。 そんなコウヤミズキが見頃を迎えています。 メジロ(花の広場付近の経路沿いにて、2012/03/25撮影) 最近メジロが観察しやすい。これはヤマウルシの実をついばんでいるところ。 ホトケノザ(エントランス付近の経路沿い、2012/03/25撮影) 農耕地や里地では普通の雑草ですが、センターではあまり見られません。 名前の由来は花を抱くようについている葉っぱの形なのでしょうか。 仏が座しているふうに見えますか? 春の七草のホトケノザとは本種のことではなかったですよね? (詳しくは、平成25年2月17日(日)予定の満喫自然体験「春の七草」にご参加下さい) 菜の花(野草園にて、2012/03/19撮影) センターでは、野草園の一画を利用して菜の花を植えています。 河川敷に繁茂するセイヨウカラシナや、観光資源などとして大規模に植えられるものと違い、 センターのものは古くから日本で使われてきた系統にこだわっているようです。 梅の花(野草園にて、2012/03/19撮影) 麓の集落ではもう満開に近く咲きそろってきているのに センターの梅はゆっくりしています。 この野草園の梅の花は三日前には全く開いている花はありませんでしたが、 本日は10花ほどが開いていました。 ヤブツバキ(エントランスにて、2012/03/18撮影) 同じセンター内でも、より南にあって麓に向かって開けたエントランスは、 やっぱり暖かいのでしょうか??。 他はどこもまだかた~いつぼみなのに。 カンサイタンポポ(休憩広場にて、2012/03/15撮影) タンポポが一輪咲いているのを見つけました。 春近し? タンチョウ(上池の放飼場にて、2012/02/20撮影) 朝から快晴の日が数日続きました。 始業時間の頃、センター棟近くの林縁でルリビタキらしき声が聞こえたので待機を決め込む。 すると放飼場のタンチョウが騒々しい(サクラが離れたところにいるキョウヘイを呼んでいる)。 それが結構な騒々しさで、正直…「ルリの声が聞こえないな~…」 それでもしばらくルリの声に集中していたのですが、元来気の散りやすい性分で… 「タンチョウがなんか違う鳴き声してる!」ことに気づいてしまい、 すっ飛んで行ったらキョウヘイがサクラの所へ戻ってきていました。 二羽はいわゆる「鶴の舞」ではなく、いきなり目の当たりにするのは初めての行動にでました。 私はフクロウを見たときと同じぐらい大あわてでシャッターきっていました。 アオジ♂(花の広場付近の経路沿い、2012/01/08撮影) 花の広場やその付近の経路沿いも、 草地管理の一貫で草刈りが行われ、なんだか見通しが良くなってしまいました。 草藪に潜むアオジやホオジロは急に見られなくなった気が… そんな時、アキグミの茂みの中で、 アオジがもう残り少なくなってしまった実をついばんでいました。 上半身しか写っていませんが、♂らしい個体の写真は初なので掲載しまた。 ウグイス(虫の原っぱにて、2011/11/24撮影) 名前ほど、綺麗なウグイス色ではないですが、美声の持ち主です。 11月前半の暖かい日にはその美声をちらほら聞くことが出来ました。 留鳥ですが、普段は藪から出てくることはなく、なかなかお目にかかれません。 |
4/8は「友の会総会」が行われました。 午後からの講演会は、彫刻家である西平孝史先生による ~形態観察から造形ができるまで~タンチョウを例に が開催されました。 芸術分野ということで 畑違いの印象がありましたが、 演者の西平先生、 彫刻を完成させるまでのプロセスは全くの科学者のよう。 博物館学に通じるような徹底的な観察と理解、 そして復元。 聞けば今は墳墓の復元を試みている最中で、 その最中にあった発見をテーマに論文執筆中とか。 分野は違いますが、対象に対する向き合い方は大変勉強になりました。 ありがとうございました。 講演会の小道具(大道具:笑)であるタンチョウ模型、 センターの方でいただくことになりました。 おもしろい使い方を考えてみたいと思います。 (2012/04/09) お詫び) ルリビタキ♂のコメントに誤記がありましたので修正しています。 (2012/04/12) |
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