社会人大学 生物学部「植物学科」(全7回)【受付終了】
- 開催日
- 2024/05/19(日) 10:00-15:00
- 開催場所
- 岡山県自然保護センター 〒709-0524 和気郡和気町田賀730
- 対象
-
中学校1年生(満12~13歳)
中学校2年生(満13~14歳)
中学校3年生(満14~15歳)
一般(満15歳以上)
- 参加費
- 無料
- 定員
- 25名
- 講師
- 波田 善夫 氏(岡山理科大学名誉教授)
- 集合場所
- センター棟 研修室
- 持ち物
- 弁当、水筒、筆記用具、
動きやすい服装、装備(野外活動を伴います。)
“里山”をご存知でしょうか?一言でいうと「人との関わりの中で生まれた自然」ですが、本講座では更に深く、けれども親しみ深く探っていきます。教材はセンターの自然そのものです。センターの森林や、湿原の成り立ち、自然の仕組みや植物生態、はたまた環境保全について、実際に野外で体験しながら学びます。また自ら調べ、考えることでより深く理解することが基本方針です。毎年、講義内容を進化させる計画としており、繰り返し受講されることで知識レベルを深化させることができます。受講修了者は当センターのボランティアとして登録していただくことができます。
講師は岡山理科大学で47年にわたり勤務し、植物生態学を専門として研究と生徒の指導をしてこられた波田善夫氏。氏は生物地球学部創設にも関わり、学長も経験しています。当センターの開所にも深く関わっており、センターの湿原は氏の指導の下造られた世界でも類を見ない初めての人工湿原となりました。その実体験も踏まえた講座としています。会場はセンター棟やセンターフィールドです。
※一般の方やセンターボランティア登録者の方が対象です。学生も参加いただけます。
講座が7回開講されますので、継続して参加できる方に限らせていただきます。各回とも学習した内容についてレポートを提出していただきます。
修了証書は講座に5回以上出席し、レポートを提出した方に授与します。
※「社会人大学」は、当センターが行う講座の名称で、「学校教育法」により行う「大学」ではありません。
※警報が発令されるような荒天でない限り、開講します。
悪天候の場合、講座の内容を講義や講演などに変更することがあります。
第1回 森の植物10人のお友達 5月19日(日)10:00~15:00
自然保護センター内に生育する樹木10種類について、植物オリエンテーリングをしながら特徴や見分け方を学びましょう。自然観察指導のノウハウも提示します。
第2回 松林を育てよう-恐竜時代から生き残った裸子植物と新型の被子植物- 6月16日(日)10:00~15:00
マツ枯れ病により、たくさんの松は枯死してしまいましたが、生き残ったマツから種子が散布され、復活しつつある場所もあります。森林を整備して松林を復活させましょう。
第3回 落葉樹と常緑樹 7月21日(日)10:00~15:00
常緑樹と落葉樹ではどちらが水をたくさん消費する?落葉樹と常緑樹の戦略について考えてみましょう。
第4回 湿原とはなに? 8月18日(日)10:00~15:00
湿原とはどのような生態系なのでしょうか。湿原の植物を学ぶとともに、観察を通して湿原について学びましょう。ハッチョウトンボとの関係も考えてみましょう。
第5回 秘められた地下の世界-通常観察できない樹木の根を調べてみます- 9月22日(日)10:00~15:00
植物は光を求めて茎をのばし葉を広げます。地中でも激烈な争いがあります。このような形の違いは単なる偶然なのでしょうか?それとも意味があるのでしょうか?
第6回 ツル植物の戦略 10月27日(日)10:00~15:00
ツル植物には巻き付き型、巻きひげ型、吸盤型など多様な登坂戦略を採用しています。どんな戦略を採用しているのでしょうか?
第7回 里山の樹木 まとめ 11月24日(日)10:00~15:00
これまでの講座の内容を振り返り、里山とそこに生育する樹木についてのまとめを行います。