
2025/07/12
虫活しようぜ!樹液に集まる昆虫虫の集まる樹液を出す木と、樹液に集まる昆虫について学ぶイベントを実施しました! 室内で樹液とは何かという話から始まり、どんな種のどんなところを見ればいいかのコツの伝授、危険な生きものの話などをした後、センター棟~ピクニック広場~休憩広場までゆっくり歩きながら観察を行いました。 アベマキ、クヌギ、コナラ、ナラガシワなど、よく虫が集まる樹液を出す木を観察しました。 樹液が出ている木を揺らすとびっくりした昆虫が落ちてきて、昆虫好きな皆さんから興奮した声が聞かれました。 雨が降らない日が続き、猛暑でもあったので種類は少なかったですが、ノコギリクワガタやミヤマカミキリなどが観察でき、参加者の皆さんは満足いただけたようでした。 観察後は、採集した昆虫を自然保護センターの山に返してもらいました。 樹液に集まる昆虫以外も観察でき、昆虫好きに大満足なイベントとなりました。

2025/07/06
湿原の草取りを行いました!湿生植物園の湿原環境維持のため、ボランティア有志の皆さん+鳥取大学の学生と草取りを実施しました! 今回は、トキソウの果実とサギソウの花茎保護のため、主に木道上からの作業でした。 西の谷の湿原の木道沿いを中心にフジ、ハンノキ等の富栄養化と土地形成作用を持つ植物を駆除しました。 木道上から高枝切りバサミ、剪定ばさみ、のこぎりを駆使して地上部を切り取り、湿原植生の少ない斜面では木道から降りてシャベルによる抜き取りも行いました。 皆さんテキパキと役割分担し、あっという間に作業が進み「やはり手慣れた人達によるシナジー効果はすごい!」と感動しました。 猛暑にもかかわらずたくさんの方にご参加いただきまして、本当にありがとうございました!

2025/06/22
新種発見!ニセマイコガ!2024年に新種のガ(蛾)を発表された公益財団法人岡山県環境保全事業団の寺田剛さんをお呼びして、新種発見へ至る道のりについて講義をしてもらいました。 寺田さんはニセマイコガ科という1cmにも満たない小さな蛾の研究者で、2021年に岡山県内の身近な里山で「未記載種」のガを見つけて2024年に国外の他の研究者とともに「新種」として発表するまでの長い道のりと、その方法を教えてくれました。

2025/06/08
ササユリ咲くとこどんなとこ見ごろを迎えたササユリの観察会を行いました! ササユリは人の手が入ることにより維持される人と自然の共生の場所「里山」の代表種です。 可憐なササユリを通して人の活動と自然との適度な距離感について考えてもらいました。 ササユリ以外にも赤い実をつけたミヤマウグイスカグラや花盛りのヤブムラサキなど季節の植物も観察できました。
2025/05/31
第1回 中高生新博物学探求発表会5月31日、自然保護センターで中高生を対象とした生物や地質に関係する探求・研究の成果発表が行われました。 午前中は16組によるポスター発表が行われ、各発表に対し審査員からの具体的かつ専門的なアドバイスが多くありました。午後は山尾僚京都大学教授による講演会が催され、高価で専門的な装置を使わず効果的な研究ができることを講演者の実績をもとにわかりやすく解説されました。その後、自然観察会を経て各賞が発表されました。今回の探求・研究発表会を通し、参加者全員にとり大きな刺激になったと思います。