ムギマキ、ルリシジミ、シュンラン、マミチャジナイ、ツグミ ジンガサゴケ?、シロハラ、ヒサカキ、ケクロモジ?を追加・更新しました。 今、コウヤミズキ、コゲラ、ルリビタキ、メジロ、ホトケノザ 菜の花、梅の花、ヤブツバキ、ジョウビタキ、カンサイタンポポ ヤマガラ、アセビ、タンチョウ、アトリ、カルガモ、シジュウカラ カケス、エナガ、アオジ、ホオジロ、カイツブリ、バン、ヒヨドリ、ウグイス… などが見られます。 |
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ムギマキ(湿生植物園周囲にて、2012/04/01撮影) 自然保護センターでは、例年4月末に「人とみどりと野鳥のつどい」が開催されていますが、 その観察会の際、キビタキの鳴き声が聞かれることを教わったのはつい最近のこと。 そのイメージもあったので、撮影時はキビタキと思っていました。 真上だったので絵にはならないですが、 目の後ろが写った下の写真が撮れていて記録にはなりそうです。 ムギマキは旅鳥で、センターへは一時立ち寄りなのでしょう。 撮影時もすぐに飛んでいってしまい、再キャッチは出来ませんでした。 ルリシジミ(湿生植物園から野草園の間の林間経路にて、2012/04/01撮影) シジミと聞くと、どちらかというと貝の方を想像しがち。 でもそれは正解で、シジミ蝶の仲間はシジミの大きさや形を見立てたもの。 さて、飛んでいるときに見えた上面はすごくキレイだったのですが、 止まるともうこの状態から開いてくれることはありませんでした。残念。 シュンラン(センター棟周囲にて、2012/04/01撮影) 昨年は知らずにいたセンター棟前のシュンランが開花しました。灯台もと暗しでした。 林内のものの開花はまだ先のようです。 マミチャジナイ(野草園にて、2012/04/01撮影) なんか、シロハラの鳴き声がいっぱい聞こえて、シロハラがいっぱいいるな~ と思っていたらマミチャジナイが…。わかってないんでしょうね。 ツグミ(野草園にて、2012/04/01撮影) 園内各所で群れて移動しています。 シロハラと同じく、冬鳥としては気長で、4月中も見られるのではと思います。 ジンガサゴケ?(郷の茶屋裏にて、2012/04/01撮影) ウグイスが、高鳴きや「ケキョ・ケキョ・ケキョッ(谷渡りというの?)」って鳴くとき、 梢に出てくる(こともある…)のを狙って郷の茶屋の裏に行ってみました。 ご想像のとおり、何の収穫も無かったのですが、 かわりにファンタジーなもの見つけたっ! ゼニゴケやジャゴケにグループが近い種で、ジンガサゴケだと思うのですが… ジンガサは陣笠。写真の生殖器官※)の形が名前の由来になっています。 ※:陣笠状の器官の名前は雌器床。いわゆるコケには蘚類と苔類(もういっちょツノゴケ類も)があります。普段目にするふさふさした感じのものには蘚類が多いと思うのですが、このジンガサゴケ?は苔類です。蘚類で観察しやすい蒴と呼ばれる器官は、このジンガサゴケ?では陣笠の裏に生じるみたい。 シロハラ(イベント広場付近の経路沿いにて、2012/04/01撮影) 見つけたっ! 隠れているつもりでしょうが、見えてますよ。 ヒサカキ(エントランス付近の経路沿い、2012/04/01撮影) こうして見ると、ヒサカキの花もなかなかキレイ。 (においはチョット…) 今日も雄花です。 ケクロモジ?(花の広場付近の経路沿い、2012/04/01撮影) コウヤミズキの近くに、ケクロモジの名札がかかった木と、名札がかかっていない木があり、 これは後者(エントランス寄り)。 ケクロモジには葉表に絨毛のないウスゲクロモジという変種も存在するので、「?」にしてます。 (落ち葉を見れば良かったんですけどね…) コウヤミズキ(花の広場付近の経路沿いにて、2012/03/25撮影) センターには花の広場付近と、湿生植物園東の谷からの経路沿いに それぞれ1本づつ植栽されています。 センターに自生は無いと思いますが、もともと備前方面には自生があるので、 あまり違和感は感じません。 そんなコウヤミズキが見頃を迎えています。 コゲラ(郷の茶屋の裏にて、2012/03/25撮影) あまり光加減はよくなかったのですが、この写真、なんと! ♂の頭の後ろの両側にある赤い斑が写っているのです! それだけ… ルリビタキ♀(花の広場付近の経路沿いにて、2012/03/25撮影) やはり雌しか見られません。 メジロ(花の広場付近の経路沿いにて、2012/03/25撮影) 最近メジロが観察しやすい。これはヤマウルシの実をついばんでいるところ。 ヌルデの果実(駐車場・郷の茶屋周囲の林縁、2012/03/25撮影) ヌルデは森林を伐採した際など、その跡地にいち早く見られる先駆樹種のひとつ。 まったく注目してこなかった樹木のひとつですが、 センターに勤めるようになって意外に人気者だということを教えられました。 しょっぱくて美味しいとのこと? 正直、それでもあまり気にしていなかったのですが、 ここまで見た目に塩らしさがあると、口に入れないわけにはいきませんでした。 塩は人にとって必要不可欠で、古来は貴重品だったでしょう。 センターでは小鳥たちに人気です。 ホトケノザ(エントランス付近の経路沿い、2012/03/25撮影) 農耕地や里地では普通の雑草ですが、センターではあまり見られません。 名前の由来は花を抱くようについている葉っぱの形なのでしょうか。 仏が座しているふうに見えますか? 春の七草のホトケノザとは本種のことではなかったですよね? (詳しくは、平成25年2月17日(日)予定の満喫自然体験「春の七草」にご参加下さい) 菜の花(野草園にて、2012/03/19撮影) センターでは、野草園の一画を利用して菜の花を植えています。 河川敷に繁茂するセイヨウカラシナや、観光資源などとして大規模に植えられるものと違い、 センターのものは古くから日本で使われてきた系統にこだわっているようです。 梅の花(野草園にて、2012/03/19撮影) 麓の集落ではもう満開に近く咲きそろってきているのに センターの梅はゆっくりしています。 この野草園の梅の花は三日前には全く開いている花はありませんでしたが、 本日は10花ほどが開いていました。 梅の花(タンチョウ棟前にて、2012/03/19撮影) タンチョウ棟前には紅白の梅が植えてあります。 三日前にはつぼみばっかりだったのに、 昨日の暖かさにつられてポツポツ咲き始めました。 でも、白花の方はまだまだつぼみばかりです。 おめでたい雰囲気になるにはしばらくかかりそう。 ヤブツバキ(エントランスにて、2012/03/18撮影) 同じセンター内でも、より南にあって麓に向かって開けたエントランスは、 やっぱり暖かいのでしょうか??。 他はどこもまだかた~いつぼみなのに。 ジョウビタキ♂(虫の原っぱにて、2012/03/18撮影) 久しぶりの至近距離です。 枝かぶりが惜しいですが、のどをふるわせて“ぐぜり鳴く”様子も見ることが出来ました。 カンサイタンポポ(休憩広場にて、2012/03/15撮影) タンポポが一輪咲いているのを見つけました。 春近し? ヤマガラ(センター棟裏にて、2012/03/12撮影) ピクニック広場から潜在自然植生樹種植栽を行った斜面をおり、 センター棟裏に出てきたところでヤマガラが元気よく目の前を横切りました。 すぐ近くの斜面(地面)につっこんで行ったので様子を見ていると… くぼみに入ってごそごそしています。ひょっとして貯蔵場所なのでしょうか。 この写真でくわえているのはエゴノキの実に見えませんか? 秋にせっせとため込んだ食料が役だっているのですね アセビ(花の広場付近の経路沿い、2012/03/08撮影) アセビは、早秋の花の知らせとしては割と気の早い類。 有毒植物であり、それを食べた馬が…というのが名前の由来といわれています。 この写真の花の色はちょっとケバイですが、ご想像のとおり植栽品です。 自生品の方はほぼ白花で、センターの山間経路沿いなどでも見ることが出来ます。 まだ、少~しつぼみがほころびかけだしたところ。 タンチョウ(上池の放飼場にて、2012/02/20撮影) 朝から快晴の日が数日続きました。 始業時間の頃、センター棟近くの林縁でルリビタキらしき声が聞こえたので待機を決め込む。 すると放飼場のタンチョウが騒々しい(サクラが離れたところにいるキョウヘイを呼んでいる)。 それが結構な騒々しさで、正直…「ルリの声が聞こえないな~…」 それでもしばらくルリの声に集中していたのですが、元来気の散りやすい性分で… 「タンチョウがなんか違う鳴き声してる!」ことに気づいてしまい、 すっ飛んで行ったらキョウヘイがサクラの所へ戻ってきていました。 二羽はいわゆる「鶴の舞」ではなく、いきなり目の当たりにするのは初めての行動にでました。 私はフクロウを見たときと同じぐらい大あわてでシャッターきっていました。 アトリ(水鳥観察小屋から花の広場の間の経路沿い、2012/02/03撮影) 50羽を越える群れとなって餌を求めて活動しています。 アトリは♂♀の区別がわかりにくく、若い感じの個体も混じって更に???です。 イロハモミジ、アオハダ、アカマツ等を次々に移動して採餌を行います。 カルガモ(田尻大池にて、2012/02/04撮影) 氷の上に着陸して滑走している個体がいました(撮れませんでしたが…)。楽しそう。 上の写真は「コテッ」と音が聞こえてきそうな恥ずかしい写真。 受験のシーズンなので控えめな表現にとどめておきます。 シジュウカラ(タンチョウ飼育施設付近の経路沿いにて、2012/02/02撮影) 順光のシジュウカラ、初撮れです。 シジュウカラはごく最近まで名前の覚えられなかったなじみ深い種。 どう見ても頬白(ホオジロ)でしょうコレ。 逆にホオジロはそんなに頬白でもないでしょうに。 カケス(タンチョウ飼育施設前の経路沿いにて、2012/01/30撮影) カケスはいつもいるわけではないような気がします。 以前よく見られていたのが秋。 で、真冬の今時分になってまた見られるようになってきました。 留鳥の中にも奥山と里を行き来する種類はいるそうですが、 カケスもそのような移動をしているでしょうか。 エナガ(花の広場付近の経路沿いにて、2012/01/24撮影) ここ一週間ほど、センター内を歩いても、 一度もシャッターをきらずに帰ることがしばしばでした。 このエナガの他、メジロ、ヤマガラあたりは鉄板なんですけどネ…。 ジョウビタキ♀(虫の原っぱ付近の経路沿いにて、2012/01/24撮影) 一時期のように分かりやすい所になかなか出てきてくれない。 すごく久しぶり。 アオジ♂(花の広場付近の経路沿い、2012/01/08撮影) 花の広場やその付近の経路沿いも、 草地管理の一貫で草刈りが行われ、なんだか見通しが良くなってしまいました。 草藪に潜むアオジやホオジロは急に見られなくなった気が… そんな時、アキグミの茂みの中で、 アオジがもう残り少なくなってしまった実をついばんでいました。 上半身しか写っていませんが、♂らしい個体の写真は初なので掲載しまた。 ホオジロ(花の広場付近の経路沿いにて、2012/01/06撮影) 経路沿いの藪では、ここしばらくアオジしか見れていませんでしたが、 久しぶりのホオジロ♀です。すごく上手にススキの種を食べていました。 カイツブリのお食事の様子(上池にて、2011/12/26撮影) 木の実や果実に比べるとすごいご馳走ですね。 バン(上池にて、2011/12/20撮影) 冬モードということで、くちばしの鮮やかさはありません。 オオバンはあしゆびが木の葉のようにヒレのついた弁足ですが、 なんとバンはヒレがないのですね。水鳥なのに…。 泳ぐとき、やたら頭を前後にふるのはそのためなのでしょうか。 ヒヨドリ(園内各所にて見られます。2011/12/13撮影) 留鳥で年中見られますが、北地のものは秋に群れて暖地に移動します。 秋以降急に増えるので、冬鳥のように思えたりもします。 またヒヨドリバナなど、ヒヨドリが鳴く頃(秋)に咲くというような 季節感のある意味あいで名付けられた植物もあるほどです。 群れてピーピー騒がしい。というのがこのヒヨドリの印象です。 ウグイス(虫の原っぱにて、2011/11/24撮影) 名前ほど、綺麗なウグイス色ではないですが、美声の持ち主です。 11月前半の暖かい日にはその美声をちらほら聞くことが出来ました。 留鳥ですが、普段は藪から出てくることはなく、なかなかお目にかかれません。 |
今日から新年度。 とはいえ、日曜なので渉外的業務はなく、 少し外を歩く時間をもらいました。 前回のふりもあるので… 平成24年度の初花はシュンラン。 初蝶はルリシジミ。 初鳥はヨシガモ(遠い写真ばかりなので掲載できませんが、ずーっとおります) でした。 鳥では久しくなかった初見の出会いもあり、幸先良しとしましょう。 今年度もどうぞよろしくお願いいたします。 (2012/04/01) |