里山の自然にふれてみよう。岡山県自然保護センター

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過去の動植物情報について

▼NEW!2013/04/13アップ
ヤマザクラ・メジロ、ヤマザクラ、カスミザクラ、サクラソウ、ミツガシワ、ショウジョウバカマ、コバノミツバツツジ、ミツバツツジ、スミレ、アリアケスミレ、ヒトリシズカを追加・更新しました。
▼2013/04/05アップ
センダイムシクイ、アオジ、ツマキチョウ、ミヤマセセリ、ホソミオツネントンボ、ノジスミレ、ヤマザクラ…
▼2013/03/30アップ
コバノミツバツツジ・ナミアゲハ、アカタテハ、キアゲハ、キタキチョウ、ルリタテハ、ツバメシジミ、ビロウドツリアブ、菜の花、シハイスミレ…
▼2013/03/28アップ
ニオイタチツボスミレ、カワラヒワ…
▼他
カンサイタンポポ、ヒサカキ、ツバメ、シロバナタンポポ、ニホンカナヘビ、ヤブツバキ、ヒオドシチョウ、テングチョウ、ウグイス、メダカ、コゲラ、ホオジロ、ヒヨドリ、ヤマガラ、バン、シジュウカラ、カルガモなども見られます。
▼NEW!2013/04/13アップ

ヤマザクラとメジロ(催し広場付近の経路沿いにて、2013/04/12撮影)
今年のヤマザクラは花付きの良くないものも中にはありますが、現在、良い見頃の時期を迎えています。メジロが少ないこともあって、こういう吸蜜シーンは今年はあまり見られないかもしれません。

催し広場付近のヤマザクラ(虫の原っぱ付近から、2013/04/11撮影)
花と同時に赤味がさした葉が出始めるので、遠目に色合いが濃い様子がみてとれます。

カスミザクラ(いっぷく広場から野草園にかけての経路沿いにて、2013/04/07撮影)
友の会総会の日に見つけたカスミザクラ。数花だけの開花でした。ヤマザクラより遅れて咲き始め、花はやや大輪でより白く、葉は赤味が少なく、葉柄に開出毛が多い(写真にはうまく写しこめませんでした…)。センター棟近くにあるタンチョウ放飼場付近に比較的大きな木が一本ありますが、まだつぼみは閉じたまま。そろそろ咲き始めても良いのですが。


サクラソウ(湿生植物園東の谷にて、2013/04/12撮影)
少しずつ花数が増えてきています。桜の名を冠していますが、花弁は合して筒状となっており、いわゆる合弁花であることがわかります。似て(?)非なるものということになるでしょうか。一つ一つの花弁に見える部分はハート形だし、ピンク色だし、かわいらしいという言葉がこれほど似合う花もないのではと思います。

ミツガシワ(湿生植物園にて、2013/04/12撮影)
春の湿生植物園を代表する種が出そろいました。他、リュウキンカも咲き始めています。

ショウジョウバカマ(花の広場付近の経路沿いにて、2013/04/11)
猩々とは中国の伝説上の生きものの名前で、赤系の色合いにちなんでその名を付けられているものが多いと思います。センターでは他にはショウジョウトンボが見られ、そちらは納得の深紅の色合いですが、こちらのショウジョウバカマはそれほどではないですよね…。袴はロゼット状に展開する葉にちなんでということらしいですが、こちらもちょっと?です(花が開く前のつぼみの様子はなんとなく袴のように見えなくもないですが…)。
花はごじゃごじゃして見えますが、一つ一つの花は長い柱頭に長い雄しべが6本、花弁も6枚と分かりやすく、この写真の株には計6つの花がついています。たくさんつくと見応えがありそうです。
湿った被陰地にひっそりと生えることが多く、目立たないからか、私はセンターではほとんど見たことがありません。見つけられないだけかもしれませんが、皆さんも是非そ~っと観察してみてあげてください。

コバノミツバツツジ(湿生植物園東の谷にて、2013/04/11撮影)
園内各所でコバノミツバツツジの花数が増えてきました。言わずと知れた二次林や里山の標徴的な種です。林床の明るいアカマツ林や雑木林の環境が残っているからこそ見ることができる種といえるでしょう。ショッキングピンクに彩られた里山をのんびりと歩いてみたい方は是非、満喫自然体験「春のトレイルウォーキング」へご参加下さい。

ミツバツツジ(センター棟周囲にて、2013/04/11撮影)
実は最近になって初めて知った衝撃的事実。センター棟周囲など、植栽の三つ葉の躑躅は、センターに野生するコバノミツバツツジとは別種で、ただのミツバツツジという種だそうです。本来の分布は近畿以東から関東にかけての太平洋側で、コバノミツバツツジとはかなりはっきりとした違いがあるようですので、今度じっっくり観察してみたいと思います。

スミレ(昆虫の森付近の経路沿いにて、2013/04/04撮影)
園内各所の経路沿いにて、スミレの花がよく見られるようになってきました。濃い紫色の花と細長い葉が一箇所から根生しているのが大きな特徴です。

アリアケスミレ(タンチョウ棟付近の経路沿いにて、2013/04/11)
ニオイタチツボスミレやスミレにやや遅れて白花の、このアリアケスミレも咲き始めました。花の色以外はスミレととても似た感じです。

ヒトリシズカ(センター棟付近にて、2013/04/05撮影)
静御前の舞姿になぞらえた名前も納得、ひっそりと咲くこの花の出で立ちは風流なことこの上無しです。花の形状は非常にかわっていて、ブラシ状の白い部分は雄しべに相当します。
ところで、各生物群、DNAに着目した系統分類に見直されてきていますが、植物も基部被子植物、単子葉植物、真正双子葉植物という分類に見直されています。基部被子植物というのは、被子植物の系統の元の部分で分かれてしまったという意味らしく、それだけ特異ということなのでしょうか?。その基部被子植物にはドクダミ科、ウマノスズクサ科、このヒトリシズカが含まれるセンリョウ科などがあります。やっぱりちょっと変わってる?

▼2013/04/05アップ

センダイムシクイ(センター棟裏にて、2013/04/01撮影)
夏鳥の第二陣がやって来ました(一陣はツバメ)。焼酎一杯グイ~(チヨチヨビ~)は本当覚えやすくて印象的な鳴き声です。4/1のお昼に気づき(幸運にも写真も撮れ)、その後連日、湿生植物園やタンチョウ棟周囲、センター棟周囲などで聞かれています。

アオジ(タンチョウ棟付近の経路沿いにて、2013/04/05撮影)
ヒノキの樹冠の中で聞き慣れない囀り声がしていました。ヒノキの花から漂い出る花粉がはっきり見え、視覚の相乗効果なのでしょうか、涙と鼻水がツーーーと流れ落ちるのを放置してしばらく待っているとアオジが顔をのぞかせました。こんな木の上の方で見るのは初めて。そろそろセンターを出発でしょうか、それとも移動途中の個体だったでしょうか。

ツマキチョウ(湿生植物園東の谷にて、2013/04/05撮影)
念願のツマキチョウ♂です。赴任3年目にしてやっと撮れました。昨年も一昨年も目撃はタンチョウケージ付近の経路沿いで、目の前をスーーーーっと横切ってロストという…。なんとも味気ない出会いが2年も続いていただけに、大変嬉しいです。相変わらず止まらないので、しばら~く追跡を続けたところ、タネツケバナに止まって吸蜜しました!木道からだと距離が遠かった点は残念ですが、とりあえずは満足満足。5月の前半ぐらいまではまたチャンスがあるかもしれませんので、是非探してみてください。
余談ですがタネツケバナの仲間に、よく似たミチタネツケバナという帰化種が増えてきているようですが、そちらはやや乾いた所に生え、果実が茎に寄ってつくので、微妙に束になっているように見えるとのこと。写真のはよく湿った湿生植物園のわきに生えていたし、果実は茎に寄っていないのでタネツケバナだと思いました。

ミヤマセセリ(タンチョウケージ付近の経路上にて、2013/04/01撮影)
撮影場所付近で割とたくさん出ています。たんぽぽの仲間など、原っぱの花が増えてきているので、そちらで吸蜜してくれるとよいのですが、飛んでいることが多く、休憩は地面やコナラ等の梢の方の枝先で、しかもすぐに飛び立ってしまいます。

ホソミオツネントンボ(平成池にて、2013/04/05撮影)
キレイに青みがさした個体が3頭ほど見られました。捕虫シーンが見れないかと少し粘ってみましたがダメでした。成虫越冬組がだんだん出そろってきましたね。

ノジスミレ(エントランス付近にて、2013/04/01撮影)
シワシワしてて、毛深く、淡い色合いのスミレです。踏まれてしまいそうな原っぱに生え、名前と印象が一致するので覚えやすく、シハイスミレほどではないですが、愛着あるすみれの仲間です。

ヤマザクラ(タンチョウ棟付近にて、2013/04/05撮影)
開花が先行するソメイヨシノに対し、展葉と開花がほぼ同時に始まるヤマザクラ。新葉は赤味がさし、花だけに覆われるソメイヨシノに比べると地味かもしれませんが、私は風情があって良いと思います。ただ、今年は葉の方が量的にも先行しているような…。しばらく様子を見ながらお知らせを続けます。

▼2013/03/30アップ

コバノミツバツツジで吸蜜するナミアゲハ(いっぷく広場にて、2013/03/30撮影)
3/28に昆虫の森に向かう経路沿いで2花ほど咲かせているコバノミツバツツジを見かけました。天気が続いているし、そろそろと思っていっぷく広場に訪れると、つぼみがふくらみ開花しているものがちらほら見られました。どれを撮ろうかと迷っているとナミアゲハが吸蜜しに訪れてきました。すばらしいタイミングで来ていただきありがとう。大変新しいキレイな個体でした。

アカタテハ(平成池奥にて、2013/03/30撮影)
春一番はだいたいこのアカタテハの印象があったのですが、やっと見れました。

キアゲハ(野草園の広場にて、2013/03/30撮影)
ナミアゲハ(アゲハ)に対してのキアゲハです。こちらも痛みのないキレイな個体でした。オオイヌノフグリで少し吸蜜したら、あっという間にいなくなってしまいました。

クサイチゴで吸蜜するキタキチョウ(タンチョウケージ付近経路沿いの斜面にて、2013/03/29撮影)
今までキチョウと呼ばれていたものが2種に分けられたのだそう。岡山やセンターのものは2種のうちのキタキチョウの方で良いようです。ごくごく普通種なのですが、このコーナーでは初アップとなります。

ルリタテハ(虫の原っぱ奥にて、2013/03/28撮影)
アカタテハ、ヒオドシチョウ等と同様、成虫越冬するのでチョウの中では最も早い時期から見られます。今季もヒオドシチョウやテングチョウと同じように3月上旬頃から見られ始めました。写真はやっと…というところです。

ツバメシジミ(湿生植物園にて、2013/03/29撮影)
庭先などで普通に見られるヤマトシジミとよく似ていますが、後翅に尾状突起があるので、見分けの良いポイントになります。

ビロウドツリアブ♂(虫の原っぱ奥にて、2013/03/28撮影)
毛むくじゃらで長い口吻を持つユーモラスな見た目です。今、センターでは湿った林縁や経路沿い等で、非常に普通に見られます。春に特有の種で、名前と容姿が合致しており覚えやすい。1センチ程度の小ささで枯れ葉や湿った土上ではカモフラージュされてしまい目立ちませんが、羽音に耳をすませて探してみてください。こちらは左右の複眼が接しているので♂になります。

ビロウドツリアブ♀(虫の原っぱ奥にて、2013/03/28撮影)
ホバリング上手なため、吊りアブの名があるようですが、このように静止画を切り取ると、上へ反った脚がなんとも言えずこっけいで、ホントにワイヤーアクションのようにつり下げられているように見えてきます。こちらは左右の複眼が離れているので♀になります。

菜の花(野草園にて、2013/03/25撮影)
野草園の一画にある菜の花畑にて。少しだけ咲き始めました。

シハイスミレ(ピクニック広場から虫の原っぱにかけての経路沿いにて、2013/03/30撮影)
スミレの仲間は見分けが難しく苦手意識がありますが、このシハイスミレだけはわかりやすく愛着があります。写真では葉裏が赤っぽく写っていますが、通常紫色や赤紫色で名前の由来にもなっています。割と花付きの良い株を選んで撮影しましたが、1花1葉しかつけていないような非常に小さな株もあります。あまり目立つものではありませんが、今、見頃ですので是非見つけてみてください。

▼2013/03/28アップ

ニオイタチツボスミレ(タンチョウケージ付近の経路沿いにて、2013/03/24撮影)
まだ下を向いて半開状態のものも多いですが、すみれのショッパツはセンターでは比較的普通に見られるニオイタチツボスミレでした。本当に良い香りがしますので(危険生物には十分注意のうえ)鼻を近づけてみてください。

カワラヒワ(タンチョウケージ付近の経路沿いにて、2013/03/24撮影)
センターでは冬鳥が去ってしまって一気に閑散としてしまいましたが、今、このカワラヒワの鳴き声や姿が一番存在感があります。集落周辺では畑やたんぼなどの地面に下りて採餌する風景がよく見られますが、センターではそういう様子はあまりなく、高い木の梢を次々移動していっています。写真はコナラの芽を採餌している様子。

▼その他、まだ見られるもの

カンサイタンポポ(エントランス付近にて、2013/03/22撮影)

アカミタンポポ(エントランス付近の経路沿いにて、2013/03/22撮影)

ヒサカキ雄株(エントランス付近の経路沿いにて、2013/03/23撮影)

ヒサカキ雌株(エントランス付近の経路沿いにて、2013/03/23撮影)

ツバメ(センター棟上空にて、2013/03/23撮影)

シロバナタンポポ(タンチョウ放飼場付近にて、2013/03/17撮影)

ニホンカナヘビ(センター棟裏にて、2013/03/11撮影)

ヤブツバキ(野草園奥にて、2013/03/11撮影)

ヒオドシチョウ(平成池奥にて、2013/03/07撮影、他、いっぷく広場でも確認)

テングチョウ(平成池奥にて、2013/03/07撮影)

ウグイス(水鳥観察小屋付近にて、2013/02/25撮影)

メダカ(虫の原っぱにて、2013/02/28)

コゲラ(野鳥観察小屋付近にて、2013/02/15撮影)

ホオジロ(上池堰堤近くの経路沿いにて、2013/02/10撮影)

ヒヨドリ(催し広場付近の経路沿いにて、2013/02/08撮影)

ヤマガラ(昆虫の森にて、2013/01/19撮影)

バン(上池にて、2013/01/11撮影)

シジュウカラ(虫の原っぱにて、2012/11/07撮影)

カルガモ(上池にて、2012/10/22撮影)
朝晩が冷え込む日が続き、今年は遅霜も多いですね。
そんな中、センターではヤマザクラが見頃をむかえ、
里山の代表種であるコバノミツバツツジや、湿生植物園のサクラソウなど
この中旬頃に見頃を向かえるのではと思います。

芽吹きは柳の仲間やハンノキの仲間から始まっていますが、山容に大きな変化は見られません。センターの新緑は今しばらくといったところ。

今回アップはできていませんが、昨日からとんぼの仲間の羽化が始まっているとのこと。

さすがにこれからは暖かくなってくると思いますので、是非センターに足をのばしてみてください。
(2013/04/13)
▼平成25年度 Update▼
2013/04/13:ヤマザクラ、サクラソウ、ミツガシワ…
2013/04/05:センダイムシクイ、ツマキチョウ…
▼平成24年度 Last Update▼
2013/03/30:エドヒガン、コバノミツバツツジ、ナミアゲハ…
▼平成23年度 Last Update ▼
2012/03/30:コウヤミズキ、ヒサカキ…

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