▼ヤマザクラにヒヨドリ、カスミザクラ、サクラソウ、ヒトリシズカ、ホソミオツネントンボ、オオルリ、サワオグルマ、シオヤトンボを追加更新しました。NEW ▼今、ヤマザクラにメジロ、センダイムシクイ、カワセミ、マミチャジナイ、コバノミツバツツジ、ツバメ、菜の花、イカル、ダイサギ、コブシ、スミレの仲間、タムシバ、カワラヒワ、アカタテハ、コゲラ、ルリタテハ、テングチョウ、ルリシジミ、ツグミ、シロハラ、ヒサカキ、ヤブツバキ、カンサイタンポポ、アオジ、ウグイス…などが見られます。 |
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ヤマザクラにヒヨドリ(昆虫の森への経路沿いにて、2012/04/19撮影) お口のまわりが汚れてますよ。 カスミザクラ(水生植物園近くにて、2012/04/19撮影) ソメイヨシノは花吹雪となって散り、葉桜となりつつあります。少し遅れて咲き始めたヤマザクラは見頃のものから、散り始めたものまで様々です(まだ咲き始めのものもあるような気がします)。そんな中、また別の種類、カスミザクラが咲き始めました。自然保護センターはヤマザクラがメインですが、若葉が赤味の強いヤマザクラと対照的に、カスミザクラの若葉は淡い緑色で、遠目に見て随分印象が違います。花もヤマザクラに比べ、やや大きめ。全体的な白っぽさが清楚な感じでカスミザクラの名前にピッタリ(と勝手に思っている)。 サクラソウ(湿生植物園にて、2012/04/19撮影) そんな桜の名前を冠したサクラソウが湿生植物園で咲き始めました。昨日までの陽気に誘われて一気に花開いたように思います。桜は桜吹雪からもわかるように、花びらが別々ですが、このサクラソウはくっついているようですね。ただ5枚に分かれているように見えるし、各片にくぼみがあってハート型なのも、色がピンクなのも桜を類推するに十分な姿かっこうといえるでしょう。 ヒトリシズカ(センター棟付近にて、2012/04/19撮影) 変わった形の花です。ひっそりと咲くこの花を、洗い物のブラシとは思わず、静かな美しさを感じずにはおれないところが日本人なんだな~と思います。 ホソミオツネントンボ♂(湿生植物園にて、2012/04/19撮影) いったいどこで越冬していたのか、結局その様子を見ることが出来ませんでした。なのでお会いするのは一年ぶりです。 オオルリ(湿生植物園にて、2012/04/19撮影) 冬の間、南国で越冬し、今時分に繁殖のため日本に戻ってくる夏鳥です。少し若い感じがしますが、羽の痛み具合などから察するに…、ホント遠路はるばるお疲れ様でした。撮影時は緊張で肩がっちがちになってしまいました。せっかく枝かぶりのないところに出てきてくれたのに手ブレが多かった…。オオルリは昨年(2011/10/21)の秋に当年生の若鳥を見ましたし(kuranetに投稿し名前を教えていただきました)、少なくとも渡りの季節には見ることが出来るようです。 サワオグルマ(虫の原っぱにて、2012/04/19撮影) 湿地の先頭バッターはこのサワオグルマ。絹毛が密生した淡い緑色の花茎がにょきにょき伸びてきました。気の早い株が湿生植物園にも虫の原っぱにも少しずつ。これは虫の原っぱで撮影したものです。 シオヤトンボ(湿生植物園にて、2012/04/19撮影) 今週前半は絶好の日和続きで気温も高くなりました。とんぼ類の羽化は4/17から始まったとのこと。4/19の朝はサナエトンボの仲間の羽化も見られたようです。その様子を見ることは出来なかったのですが、お昼に湿生植物園を訪れると、かなりの数のシオヤトンボが出ていました。 ヤマザクラにメジロ(野鳥観察小屋付近にて、2012/04/15撮影) センターは梅が多くはないので、梅にメジロを撮ることが出来ませんでした(よく言われる梅に鶯は言わずもがなです…)。梅の花期ももう終わりなのであきらめていましたが、良いシーンを見ることが出来ました。 センダイムシクイ(虫の原っぱにて、2012/04/15撮影) ちょいワルな感じになってしまいました。角度によっては、かわいいセンダイムシクイもこんな表情に…真下は意外に無防備なのか、何枚か撮らせてもらいました。が、いいところでアオジに邪魔されてしまいました。 カワセミ カム・バーーック!(残念な写真を気持ちでカバー、上池にて、2012/04/15撮影) (実際はいたのに見つけられなかっただけかもしれません)センターでは今年の1月初旬以来の確認。次に見たのは3月初旬で、猛禽か何かの食事場所に落ちていた羽でした。野生の厳しさ、現実を目の前につきつけられた気がしましたが、また会えて良かった。厳冬期は池に氷が張ったりと何かと支障があるので低地の方へ多少の移動があるのかも。 マミチャジナイ(虫の原っぱにて、2012/04/15撮影) もう抜けたと思って外していたのですが、虫の原っぱにはツグミ・シロハラに混じって結構いました。 この写真はミツバツツジの誤りでした(2013/04/13修正)。以下の原文はコバノミツバツツジに対してのコメント。 岡山の里山、アカマツ林を標徴する種(明るい林の特徴です)。野生種とは考えにくいようなド派手なピンク色の花をつけます。今年は少し遅かったのでしょうか?ちらほら咲き始めた株が見られるようになりました。 ツバメ(野草園にて、2012/04/13撮影) 飛び回っていて撮らせてもらえなかったツバメですが、最近、タンチョウ棟周囲でじゃれ合う2羽が見られるようになりました。なかなか機会に恵まれなかったのですが、菜の花を撮りに野草園を訪れたら、その2羽らしき個体が餌とり(ひょっとして巣材の泥とり?)に来ていました。慌ててパチリ!。喧嘩しているわけではなさそうです。 菜の花(野草園にて、2012/04/13撮影) ここ数日で急に咲きそろったみたい。満開です。広大な平野部の菜の花畑に比べると見劣りしますが、昔ながらのたんぼの佇まいが残る野草園にはぴったりです。 イカル(上池付近の森林にて、2012/04/12撮影) 写真としては残念ですが、これ以上近づけさせてもらえそうにないので…。キーコーキーという澄んだ鳴き声が特徴です。 ダイサギ(上池堰堤上にて、2012/04/12撮影) センターでは春から夏までの時期に一時的に来ているようです。居着きのアオサギに目の敵にされていて、 上池に入ってくるとすぐに追い払われてしまいます。目先が青緑色をしているのは夏に特有。この個体、背中から尾にかけてのみの状の飾り羽もあってキレイです。 コブシ(虫の原っぱにて、2012/04/09撮影) コブシは、センターでは平坦な経路沿いの各所に植栽してあります。今のところ少しつぼみがほころびはじめたというところ。見頃はもうしばらく先の様子。 ニオイタチツボスミレ(タンチョウケージ付近の経路沿いにて、2012/04/08撮影) 4/8の日中は急に暖かくなり、今まで花っ気に乏しかった経路沿いにスミレの仲間がちらほら見られるようになりました。良い香りと、花茎等に短毛が多いのが特徴のニオイタチツボスミレです(香りがはっきりしない個体もあります)。 シハイスミレ(いっぷく広場付近のアカマツ林経路沿いにて、2012/04/08撮影) こちらはアカマツ林内の明るい経路に生えていたシハイスミレ。こちらもタイプは違いますが大変上品な香りがしました。 タムシバ(いっぷく広場付近のアカマツ林経路沿いにて、2012/04/08撮影) このタムシバはいっぷく広場から野草園に抜ける経路沿いにあり、もともとからある自生のタムシバです。平成23年度「友の会総会」の観察会の際には見頃をすぎていましたが、今年は鮮やかに満開の様子を見せてくれました。 カワラヒワ(タンチョウ棟ケージ付近の経路沿いにて、2012/04/07撮影) 今朝は朝から目を覆いたくなるような場面に出くわしました。左が♀で、右が♂です。求愛給餌行動と呼ばれるものらしく、口わたしで餌をプレゼント(交換?)するという恋のシーズンならではの行動のようです。求愛行動というと普通♂からでは?これでは♀が「どーぞ」と言っているように見えますが、OKしたということでしょうか(余計なお世話でしたね)。カワラヒワは留鳥だと思うのですが、センターではこれからの繁殖シーズンに観察しやすい印象があります。秋・冬は里の方へおりていってるのでしょう。 アカタテハ(湿生植物園にて、2012/04/07撮影) 春の出現が早い越冬組のチョウです。撮れしだい順次報告します。 コゲラ(タンチョウ棟近くの経路沿いにて、2012/04/05撮影) 光よし、距離よし、被写体よし。しかし、まだ露出オーバーの設定になっていることに気づいていないのです(涙)。 ルリタテハ(タンチョウ棟周囲にて、2012/04/02撮影) 今日は快晴。ルリタテハが多く出ていました。日中気温も上がり、活発に舞っている個体も多かったです。 テングチョウ(湿生植物園周囲にて、2012/04/02撮影) 今日は快晴。チョウが多く舞っていました。 ルリシジミ(湿生植物園から野草園の間の林間経路にて、2012/04/01撮影) シジミと聞くと、どちらかというと貝の方を想像しがち。でもそれは正解で、シジミ蝶の仲間はシジミの大きさや形を見立てたもの。さて、飛んでいるときに見えた上面はすごくキレイだったのですが、止まるともうこの状態から開いてくれることはありませんでした。残念。 ツグミ(野草園にて、2012/04/01撮影) 園内各所で群れて移動しています。シロハラと同じく、冬鳥としては気長で、4月中も見られるのではと思います。 シロハラ(イベント広場付近の経路沿いにて、2012/04/01撮影) 見つけたっ!隠れているつもりでしょうが、見えてますよ。 ヒサカキ(エントランス付近の経路沿い、2012/04/01撮影) こうして見ると、ヒサカキの花もなかなかキレイ(においはチョット…)。今日も雄花です。 ヤブツバキ(エントランスにて、2012/03/18撮影) 同じセンター内でも、より南にあって麓に向かって開けたエントランスは、やっぱり暖かいのでしょうか??。他はどこもまだかた~いつぼみなのに。 カンサイタンポポ(休憩広場にて、2012/03/15撮影) タンポポが一輪咲いているのを見つけました。春近し? アオジ♂(花の広場付近の経路沿い、2012/01/08撮影) 花の広場やその付近の経路沿いも、草地管理の一貫で草刈りが行われ、なんだか見通しが良くなってしまいました。草藪に潜むアオジやホオジロは急に見られなくなった気が…そんな時、アキグミの茂みの中で、アオジがもう残り少なくなってしまった実をついばんでいました。上半身しか写っていませんが、♂らしい個体の写真は初なので掲載しまた。 ウグイス(虫の原っぱにて、2011/11/24撮影) 名前ほど、綺麗なウグイス色ではないですが、美声の持ち主です。11月前半の暖かい日にはその美声をちらほら聞くことが出来ました。留鳥ですが、普段は藪から出てくることはなく、なかなかお目にかかれません。 |
陽気に誘われ、センターも落葉広葉樹が芽吹き始めました(今日からまたしばらく天候不順が続きそうで残念ですが…)。経路沿いの路傍ではスミレの仲間が一斉に咲き始めました。スミレ、ヒメスミレ、アリアケスミレ、ツボスミレ等…。ちょとした空き地にはたんぽぽの花がかなり目立つようになってきました。カンサイタンポポ、シロバナタンポポ、アカミタンポポ…。山肌に目をやれば、あちこちに霞みがかったように咲く桜が見え、山裾には鮮やかなコバノミツバツツジが咲きそろいつつあります。経路には桜吹雪がちりばめられています。白にピンク、黄色に青に紫。緑以外が鮮やかな季節はそう長くはありませんヨ。 (2012/04/20) |
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