子ども生きもの講座 ハリガネムシの巻
2019.11.06
「ハリガネムシを探せ!」というのが今回のミッションです。ハリガネムシ。そう、あのカマキリからウニョウニョウニョと出てくる、黒いハリガネのような、ヒモのような生きものです。
ハリガネムシ いた!
この限りなくマニアックな講座の講師はというと、神戸大学准教授の佐藤拓哉先生です。生態系におけるハリガネムシの大きな大きな役割を研究されている研究者です。まずは、ハリガネムシのお話。ハリガネムシのおもしろい一生のお話を初め、深~いお話いっぱいでした。
そして、虫の原っぱの池で水がにごらないように陸からハリガネムシを探します。本当に参加者が見つけることができるか、心配していたのですが、次から次に発見していただけました。
カマキリからハリガネムシは…
そして、採集したカマキリのおしりを水につけてハリガネムシを出す……ことを試みたのですが、これは残念ながら不発。ちょっと時期が遅すぎたかも。
最後は実態顕微鏡を使って、じっくりハリガネムシを観察しました。質問タイムでは次から次に手があがり、保護者からも質問がたくさんありました。
以下、参加者の感想です。
・ハリガネムシの見分け方や一生を知れてうれしかったです。もっと調べたいと思いました。
・ハリガネムシは見るのは気持ち悪いと思っていましたが、知らない事だらけで勉強になりました。
・子供の頃にカマキリから出てくる姿を見て、怖くて仕方なかったのですが、今だと別の視点でみられるように思います。トラウマが克服できました。