紅葉の不思議~何で葉っぱが赤くなるの?~
11月16日(土)の午後に紅葉の不思議を実施しました。何故秋になったら紅葉するのでしょうか?実験を通して調べてみたいと思います。まず始めに材料を取りにいきます。紅葉している植物、まだ緑の植物を採取します。イロハモミジ、ミツバツツジ、コナラ、ニシキギなど、すでに紅葉している葉っぱとまだ紅葉していない葉っぱがあり、それぞれ参加者の方が興味をもったものをとりました。次は採取してきた葉っぱをすり潰します。乳鉢を使ってゴリゴリ。薬品を加え、色のもとを抽出します。抽出した液を特殊な紙(TLCプレート、コーヒーフィルターでもできます)へ点になるように滴下します。そして展開液と呼ばれる液体に紙を漬け、下から徐々に吸水される毛細管現象を使い、葉っぱの色素を分離していくクロマトグラフィーを行いました。結果は紅葉している葉っぱにはクロロフィルがないのに対して、緑の葉っぱにはクロロフィルの層が見て取れます。秋になると緑のもとであるクロロフィルという色素が葉っぱから木の本体の方へと吸収されるんです。緑がなくなると、残るのは他の色素。黄色のカロテノイドと赤色のアントシアニンです。これらの色素が紅葉の色になってきます。イベントでは葉緑体や光合成について理解しつつ、色素分離や仕組みを理解することで紅葉の不思議を解き明かしました!
まずは採取!
色素を抽出しよう!
クロマトグラフィー!
お客様の声
〇子ども
・じ分のみになったから学校のともだちにもおしえたい。
〇大人
・紅葉のしくみが分かりとても勉強になりました。家でも実験してみたいと思います。
・紅葉の仕組みがわかってよかった。身近なもの(現象)の不思議がわかるとものの見方がかわったり、身近なものへ色々と興味がわくきっかけになったりする。
・昔を思い出した様な気がしてなつかしく感じました。