油絞り
2020.06.27
「この間悪事がばれて、油絞られちゃったよ。」という意味の方ではありません。
文字どおり菜種の油絞りに行ってきたのです。もちろん人生初。
今年は菜の花が見事に咲きました。落ち葉が堆肥化したものをしこたま入れると、ちゃんと答えてくれました。
油でてきた!
採れた菜種を西粟倉村にあるablaboという油を搾ってくれる所に持ち込んでお願いしました。ここの方は油のことなら何でも知っているというプロ中のプロ。菜種はなんと平安時代から絞られて油として使われていたそうです。
まず、そのまま機械にかけて搾ります。なんとも言えない草の香りがする油が出てきました。
次に軽く炒めて冷ましてから再び機械にかけます。炒める温度は70℃。この温度を種の種類や採れた種の状況から判断するそうで、経験を積まれているプロならではの妙技です。今度の油は少し香ばしい油です。
両方とも食べたことのないような味です。塩とこの油をサラダにかけて食べると最高だそうです。
完成
油は植物が子孫を残すために一生懸命作った種からいただけるもの。そう考えると仇やおろそかにできない貴重な食べ物なんだと、生まれて初めて気が付きました。来年からは種を少し残しておいて子孫をつないでいきます。