巣立ちの季節
2020.07.03
6月下旬からそろそろ見かけてもいいはずの巣立ち雛。なかなか出会う機会に恵まれぬまま7月になってしまいました。
天気の良い7/1の朝、なんとなく期待しつつ、虫の原っぱを一周しました。
なんと去年2019/07/01もキビタキの巣立ち雛を見た同じ場所で再び出会うことができました。もし、同じお父さんとお母さんなら自然保護センターにとってなんと素敵な話でしょう。
トップの写真はキビタキ幼鳥
その他の写真も撮影は全て2020/07/01、難波
センダイムシクイ
自然保護センターで定番の夏鳥といえば、ツバメ、キビタキ、センダイムシクイ、ヤブサメ、オオルリ。
オオルリは少し前、センター棟周囲で声が騒がしかった事があり、一足先に巣立ったかな…
ツバメはそれより先に。
センダイムシクイとヤブサメは声だけで…
特にセンダイムシクイはあれだけ声(チヨチヨビ~、焼酎一杯グイ~)が聞けるのに成鳥の姿はなかなか捉えられません。
そんなセンダイムシクイの幼鳥が見られました。
(幼鳥といってもだいぶ落ち着いています。近くで成鳥の囀りがよく聞かれたし、この写真の個体も正面を向いた写真で頭頂の線が見られ、センダイムシクイに間違いありません)
シジュウカラ、エナガ
留鳥であるシジュウカラやエナガも無事巣立ったようです。
こちらも巣立ってしばらくたつのか、随分落ち着いて見えます。
左(上):シジュウカラ
右(下):エナガ
ハシボソガラス?
野鳥の繁殖期、雛ができるだけ育つのを待って狩る習性の、とても嫌な感じのカラス。連日ギャーギャーと飛び回っています。
カラスは結構な神経質で、カメラを向けることにも反応が敏感で…、まあこっちもそれほど一生懸命撮ろうとも思っていないけど、そうはいっても割と撮れないもんなんですが…
たまたま撮れたカラスが、これも幼鳥というか若鳥というか。
クチバシがごつく、一見ハシブトかと思ってしまいましたが…
クチバシの付け根に赤い部分があったり、全体的に色が薄かったりの幼鳥の特徴が残っています。
こちらも無事巣立ってしまったのですね。
しばらく続く梅雨空の中、また何か別の巣立ち雛が見られれば、お伝えしたいと思います。