湿原の草取り2020年秋part2
2020.10.30
10月29日(木)10時~15時の間、湿生植物園の草抜きをボランティアの皆様と一緒に行いました!
■午前中は東の谷の湿原下流部でハンノキを抜きました。ハンノキは根っこに窒素固定菌がいて、湿原の富栄養化につながります。湿原は貧栄養であることが望ましいので、ハンノキが繁茂することは避けたいところです。かなり作業できましたが、残っているハンノキもまだまだあります。あとはシルバー人材センターにもきっちり作業してもらいたいところです。作業中はノウサギの子供やヒバカリとの出会いがありました。
■午後は西の谷の湿原で、陸化し、ヤマフジやケネザサが繁茂している所を削り取りました。また分担してセイタカアワダチソウの抜き取りも行いました。少しだけ早く済んだので、残った時間で、木道沿いや下流部に生えているハンノキやサクラバハンノキを抜き取りました。作業中はカヤネズミの巣、シュレーゲルアオガエル、イヌセンブリを見つけました。
■本日の駆除対象は湿原にはいて欲しくない植物なので、毎年除去作業を行っています。大変ではありますが、湿原の草花の保全作業には必要なことなので、皆さん気合を入れて頑張ってくれました~!!ありがとうございます!