里山の自然にふれてみよう。岡山県自然保護センター

メニュー
ログイン

文字の大きさ

過去の動植物情報について

ムラサキミミカキグサ、アケボノソウ、キセルアザミ、サワヒヨドリ
ミサゴ、カルガモ、ミズアオイ、赤いとんぼ、
ヒガンバナ、ビッチュウフウロ
左:ミミカキグサ(9/2)、中:ホザキノミミカキグサ(9/2)、右:ムラサキミミカキグサ(10/6)
ムラサキミミカキグサ(右)を見ることが出来ました(湿性植物園にて、2011/10/06撮影)
湿性植物園の小さな植物群の中でもひときわ小さいトリオ。ミミカキグサの仲間です。
左:黄色い花が特徴のミミカキグサ(9/2の写真です)
中:淡い紫色で花の下側がつきだしているホザキノミミカキグサ(9/2の写真です)
右:濃い紫色で大きく開いた花のムラサキミミカキグサ
ミミカキグサとホザキノミミカキグサは9月初旬の写真で、今はほとんど見られません。
ムラサキミミカキグサは湿性植物園西の谷ですが、個体数は少ないです。
それこそ目を皿のようにして探してみてください。

ノウサギ
ノウサギ(2011/10/06撮影)
哺乳類が観察できる機会は少なく、更に写真となるとなかなか…。
この幼いノウサギは少し様子がおかしく、比較的近くまで寄ることが出来ました。
右側から寄っていっているのに、なぜ左側に振り返るのか?
ということですが、右目を怪我した隻眼個体でした。
生態系の上位種から身を守るには左右に広く視野を確保する両目の役目は重要でしょう。
大きなビハインドを背負ってこれから自然界を生き抜くのは大変かもしれませんが、
がんばって欲しいと思います。

アケボノソウ
アケボノソウ(湿性植物園にて、2011/10/06撮影)
アケボノソウのつぼみが、湿性植物園の東の谷でやっとほころび始めました。
本種は湿原の植物というわけではなく、沢沿いの湿地など、
半日陰の場所でも見られることから、一般によく知られている種類と思います。
木道沿いにはほとんどないようですので観察しにくいですが、
これから花数が増えていくものと思います。

スイラン
スイラン(湿性植物園にて、2011/10/03撮影)
スイランはニガナとかに似たキクの仲間です。
今のところ花数は少ないのですが、お知らせしておきます。

キセルアザミ・アカタテハ
キセルアザミ(湿性植物園にて、2011/10/03撮影)
花がこうべをたれて咲く様子が特徴的で、名前の由来にもなっています。
どちらかといえば、東の谷の方に多いように思います。
みんなが同じ方向にこうべをたれている様子が、水切れでぐったりしているようにも見えます。

サワヒヨドリ
サワヒヨドリ(湿性植物園にて、2011/09/25撮影)
秋の湿性植物園を彩る代表的な植物です。
自然保護センターの湿性植物園は、すごく栄養分の少ない水源で成立する特殊な湿地(湿原)です。
モウセンゴケやホシクサ科の植物、サギソウなどの小さな植物が生きていけるのも、
栄養分に乏しいため大きな植物が成長できないから。
見分けにくい小さな植物たちが実を実らせ、名前がわかりやすくなるのが
実はこの時期です。当方にとっては、サギソウ・トキソウよりもなじみ深いサワヒヨドリです。

イトイヌノヒゲ
イトイヌノヒゲ(湿性植物園にて、2011/09/22撮影)
ホシクサ科というグループに属する小さくて繊細な植物です。
星草とは言い得て妙だと思いませんか?

シロイヌノヒゲ
シロイヌノヒゲ(湿性植物園にて、2011/09/22撮影)
上と同じく、ホシクサ科に属します。
見た目の微妙な違いと、紛らわしい名前の違い…。
いつまでたっても覚えられない…。

サワギキョウ
サワギキョウです(湿性植物園にて、2011/09/22撮影)
少し古い写真でスミマセン。
9月上旬頃から湿性植物園の主に西の谷で見られ始めました。
今は花盛りを過ぎた頃。あまり多くはなかったのでどうしようと迷っていたのですが、
思いのほか、花の期間が長いので掲載しました。

ミサゴ
ミサゴです(上池堰堤上空にて、2011/09/29撮影)
出勤時、駐車場からセンター棟までの移動の間、
ちょうどミサゴが頭上を通過してくれました。
西の方から低い位置を飛んできて、田尻大池(下池)の堰堤付近まで行き、
少し高度を上げてから水面にダイブしました。
見頃というのとは少し違う気がしますが、
センターで見られる猛禽の中では確認頻度が高いと聞きますので、掲載しておきます。

カルガモ
カルガモです(上池にて、2011/09/23撮影)
カモ類は冬鳥のイメージがしますが、
このカルガモに関しては、センターでは何羽かず~っといる気がします。
10/23に開催予定の「初心者のための自然観察会(池のまわりの野鳥)」で、見に来てください。

ミズアオイ
ミズアオイが花盛りを迎えています(野草園にて、2011/09/24撮影)
野草園の一画でミズアオイが見頃を迎えています。
花はキレイなのですが、葉っぱがボロボロなのわかりますか?
そしてその犯人は…

ナツアカネ
ナツアカネ(2011/09/22撮影)
♂は胸や目、顔まで真っ赤。

ネキトンボ
ネキトンボ(2011/09/22撮影)
ナツアカネと同じく、胸も頭も真っ赤。
ナツアカネとは胸の模様が違うが、はねの付け根あたりが色づいているのが大きな特徴。
マユタテアカネ
マユタテアカネ(虫の原っぱにて、2011/09/22撮影)
顔の模様は眉というより鼻の穴のよう。尾の先が反り返る。
ヒメアカネ
ヒメアカネ(2011/09/22撮影)
顔の模様は(写ってないですが…)ありません。尾の先も反り返らない。

ハネビロエゾトンボ
ハネビロエゾトンボ(湿性植物園西の谷にて、2011/09/22撮影)
以前別地で撮影したタカネトンボに近い種類。名前のとおりはねが広い。
(少しはとまって休んでくださいと言いたい)
サシバサシバ
サシバ(2011/09/23撮影)ウデはさておきもう一声倍率が欲しいところ…

ヒガンバナが咲き始めています(センター棟付近にて、2011/09/16撮影)
今年の残暑はなかなか厳しいと思っていたら、来週はもう秋分の日。
センターでも秋を感じさせる花が見られるようになってきました。
名前は彼岸の頃に咲くから。でも、毒草だから食べたら死んでしまうから…
という不吉な意味合いもあるのかもしれません。
最近では、棚田の畦畔を彩る秋の風物詩としての印象が強いです。


リスアカネ(休憩広場付近にて、2011/09/15撮影)
どのあたりがリス?と思ったら学者さんの名前とのこと。
林縁の樹下で静かなたたずまい。アカネ属の種がやっと見れました。
何度か身をひるがえしてくれたので気づきましたが、
体長4センチ程と小さく、目立たないものです。

オオルリボシヤンマ
オオルリボシヤンマを見ることが出来ました(2011/09/06撮影)
オニヤンマ以外のヤンマをあまり見たことが無いのでちょっとうれしい。
ちょっとパトロールし、ちょっとホバリングしたら
すぐに樹上を越えて消えていきました。
もっと開けた池が好みだったのでしょうか。

ビッチュウフウロ
ビッチュウフウロを見ることが出来ました(湿生植物園東の谷にて、2011/09/06撮影)
地元名を冠する湿地の植物。
本家の鯉ヶ窪湿原以外では見たことがありません。
末永く存続していって欲しいです。

ナンバンギセル
ススキの茂みの中にナンバンギセルを見ることが出来ました(2011/08/29撮影)
矢継ぎ早に湿性植物園で見られる花を紹介しました。

自然保護センターの湿性植物園は
貧栄養な水源によって成立する湿原植生を目標に造成されたもの。

貧栄養な水源(湧水)が得られるには特定の地質に限定されますし、
水量も一定である必要があります。

地形も緩やかな方が良く、
大きな谷川の水が流入しない源流域の方が良いようです。

天然の貧栄養湿原の成立はまさに奇跡だな~
…と個人的には思っていますが、
元々無いところにもって、新たに造成するというのも、
確かに論理的な裏付けはあるのでしょうけども、
これまた奇跡のように思えます。

そんなセンターの湿性植物園に秋が訪れ、
いちばん生育種の名前がわかりやすい時期となりました。
(2011/10/07)
2011/09/29:ミサゴ…
2011/09/26:タカの渡り…
2011/09/24:赤いとんぼ…
2011/09/23:サシバ…
2011/09/17:ミズアオイ…
2011/09/11:ミズトンボ…
2011/08/29:ミズトラノオ…
2011/08/25:ミンミンゼミ…
2011/08/13:サギソウ…
2011/07/31:セミの仲間…
2011/07/25:ヒシモドキ…
2011/07/18:カワラナデシコ…
2011/07/02:アサザ…
2011/07/01:チョウトンボ…
2011/06/27:ユウスゲ…
2011/06/22:クサレダマ…
2011/06/18:ノハナショウブ…
2011/06/12:ハッチョウトンボ…
2011/06/09:ササユリ…
2011/06/04:トキソウ…
2011/05/29:トキソウ…
2011/05/22:アヤメ、コウホネ…
2011/05/16:カキツバタ…
2011/05/14:カキツバタ…
2011/05/10:サワオグルマ…
2011/05/08:サワオグルマ…

このページの先頭へ