野鳥の巣立ちの季節
2019.07.21
例年、梅雨入り前から梅雨にかけて繁殖していた野鳥たちの巣立ちの季節となっています。
今年は梅雨入りが遅く、それまでは雨が少なく良い気候が続き、毛虫やイモムシなどの幼虫の発生が非常に多かった。
餌が豊富で、活動もしやすかったからか、留鳥の巣立ちはかなり早い時期だったように思います。
(写真は本日2019/07/21、湿原で見たコサメビタキの幼鳥)
留鳥の巣立ち雛
ササユリが咲いていたころ、6月中旬にさかのぼります。
このころはスッキリさわやか快晴続きだったかと思います。
特にエナガが多く、次いでヤマガラが多く見られました。
ウグイスは、特定外来生物であるソウシチョウがウロウロしているからか、ひっそりしていて巣立ち雛は目撃できていません。
(写真はヤマガラ、エナガ。撮影はいずれも2019/06/12)
タンチョウ棟にやってくるツバメ
ツバメもセンターに飛来する夏鳥としては定番。今年はたくさん巣立ちました。
(写真は2019/06/10撮影)
この時期にだけ麓からセンターに上がってくるスズメ(留鳥)も繁殖に成功している模様。
夏鳥の巣立ち雛
センターに飛来する夏鳥の定番といえばセンダイムシクイ、キビタキ、コサメビタキ、ヤブサメといったところ。
ヤブサメは声が聞かれるので繁殖しているとは思うのですが、成鳥を目撃することもなかなかできないので、雛の目撃などもってのほか、一度も見たことはありません。
今のセンターは梅雨真っただ中。
湿度が高く、気温も夏本番とはいいませんが、暑くはなってきました。
そんな頃、やっと夏鳥の巣立ち雛が見られるようになってきました。
(写真はセンダイムシクイ、キビタキ。撮影はそれぞれ2019/06/10、2019/07/12)