欲張りな雄「ホソミオツネントンボ」
2020.04.29
春早くから活動するホソミオツネントンボですが、この4月は中旬に冷え込んだり天気が悪かったりで音沙汰がなく、最終週になってやっと日中暖かくなってきたところで活動が見られるようになってきました。
本日のお昼、水生植物園で連結状態で産卵を続けるペアを見つけました。上の個体が雄で、尾の先で雌の首をつかまえています。下の個体が雌で、雌は首をつかまえられたまま植物に産卵しています。
この体勢の意味はよくわかりませんが、察するに他の雄に雌を奪われないためかと。
さて、この連結状態の雄の方ですが、何を思ったか、単独で止まっていた他の雌に、先ほどの雌をつかまえたまま、アタックをかけていました。
体勢的にはどう考えても無理。
この感じだとどちらとも成就しない感じでしたが、しばらくしてその事に気づいた?のか、散開していきました。
反射的に行動しちゃうトンボの一面を垣間見ました。
(難波、2020/04/29撮影)
※平成30年度の「今日の私の観察ノート」には、連結状態で産卵している雄の方(今回の写真でいう上の個体)の首を、別の雄がつかまえている写真が投稿されています。それもホソミオツネントンボでした(笑)