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岡山県内先陣発生「ハッチョウトンボ」

2020.05.11

岡山県内先陣発生「ハッチョウトンボ」

自然保護センターでは、昨年も県内の先陣をきって「日本一小さいとんぼ、ハッチョウトンボ」が発生しました。5/12だったと記憶しています。
今年は1日早まり、5/11の確認となりました。今年も他からはまだ聞かないので、同様に県内最初の観察ではなかろうかと思われます。また、同様にお客様からのお知らせによります。Tさんありがとうございます。
本日は、♂3個体、♀4個体、計7個体の確認となりました。
(2020/05/11、難波)

羽化後間もない個体は色が薄い

岡山県内先陣発生「ハッチョウトンボ」
岡山県内先陣発生「ハッチョウトンボ」

日本一小さいトンボ、ハッチョウトンボ。

世界一と言っても良いように思いますが、世界には近縁種が複数いて、それらは同じぐらいの大きさなので、世界最小タイという表現が正しいのかも。

ややこしくなるので、国内の産地では、皆様おおむね「日本一小さいとんぼ、ハッチョウトンボ」という表現をされていると思います。

ハッチョウトンボは成熟すると、♂は深紅に、♀は黄色なります。特には♀は腹部に横じま模様がありますが、未成熟の際にも、その模様はうっすら見えます。

未成熟の際はどちらも似たような薄い色ですが、この♀に見られる模様をたよりに見分けることが可能です。

まあ、小さいので見つけるだけでも大変ですが、目が慣れてきた人は雌雄判別を試みてください。

左:♂、右:♀