里山の自然にふれてみよう。岡山県自然保護センター

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光る生きもののしくみ ~海ほたる編~

2020.08.09

光る生きもののしくみ ~海ほたる編~

夜の海に、幻想的に青く光る「海ほたる」。

今日はいろいろな方法で、海ほたるを光らせてみました。

まずは、じっくり形を観察。

光る生きもののしくみ ~海ほたる編~

顕微鏡をのぞいてみると…?

殻に包まれ、二枚貝のような形をしていることがよく分かります。

海ほたるは「介形虫」というミジンコの仲間なんですね。

 

しきりに泳ぐその姿に、参加者からは「かわいい~!」との声も。

 

光らせよう。

光る生きもののしくみ ~海ほたる編~

海ほたるはどうやったら光るのでしょうか?

今日はいろいろな'刺激'を与えてみます。

 

1.温度

温めたり、冷やしたり、温度を変えてみましょう。

指で触って体温に触れると…保冷剤を入れると…?光りました!

 

2.振動

電動ハブラシ、カプチーノの泡だて器、水槽のぶくぶく、超音波洗浄機…

色々な道具を使って光らせます。

 

3.電気

海ほたるが泳ぐ水に電流を流してみると…こちらも光りました!

 

光る様子がきれいで、皆さん何度も光らせていましたね♪

死んでも、光る。

光る生きもののしくみ ~海ほたる編~
光る生きもののしくみ ~海ほたる編~

乾燥させた海ほたるをすり潰して、水を入れると…!?

 

なんと、光りました。

発光物質が体内で残った状態でうまく乾燥させると、死んでからも光るんですね。

 

ちなみに乾燥海ほたるを作るのには手間暇かかるそうで、

ジャムの小瓶1つ分で4~5万円もするのだとか。

おまけ:餌やり

光る生きもののしくみ ~海ほたる編~

今日たくさん光ってくれた海ほたるたちに感謝を込めて、餌やりタイムです。

かまぼこやちくわ、ちりめんじゃこやカニカマを与えてみると…

あっという間に群がってきました!

 

ちなみに野生ではゴカイや魚、貝などを食べます。

 

光にも、食べる姿にも癒されました♪

参加者の感想

(大人)

・海に行かないと海ほたるを見られないと思っていたので、想像以上に感激!

・実験が多く、飽きっぽい子供が最後まで楽しめた。

・大人も楽しめた。

 

(子供)

・初めて海ほたるを見て、こんなに小さいんだと分かった。

・光が綺麗だった。

・光が水にずっと残るのが不思議だった。