里山の自然にふれてみよう。岡山県自然保護センター

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燃えるような恋??

2018.06.13

燃えるような恋??

あと数日の命。何とか恋を成就させて、次の命につなげたい。

自然保護センターでは、6月2日と9日にホタル観察会を行いました。

ゲンジボタル

 

6月2日。センターの虫の原っぱでは、ゲンジボタルの必死の恋のバトルが展開されていました。オス達が一緒にピーカ、ピーカと同じタイミングで光りながら飛びまわっています。メスは下の方の草むらの中で、ピカ…、ピカ…と光っています。その違う光り方をめざとく見つけたオスは、メスにそっと近づきプロポーズ。その後、めでたくご成婚。

 

当人たちは必死なのでしょうが、ゆったりとした光は、人々には優雅にしかうつりません。しばし、人の恋路を観察していました。

 

ヘイケボタル

燃えるような恋??

 

 6月9日は、ヘイケボタルが虫の原っぱいっぱいに瞬いていました。

 

写真は4月中旬に川から上陸して土にもぐる時のヘイケボタルを激写(?)したものです。幼虫も光るのですよ。そして約2ケ月後、晴れて成虫となったヘイケボタルがお目見えしました。

 

ヘイケボタルはゲンジボタルと比べると光り方は少しせっかちで、弱い光です。

 

 近年ヘイケボタルは非常に少なくなっており、まとまった数のヘイケボタルが見えるセンターは貴重な場所です。

 

 両日とも参加者一同、うっとりとした一時を過ごしてもらいました。子ども達は、はしゃいでいました。

 燃えるような恋と言いたい所ですが、ホタルの光は化学反応。熱は出さない、冷たい冷たい恋でした。