里山の自然にふれてみよう。岡山県自然保護センター

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過去の動植物情報について

▼NEW!2013/06/16アップ
オオムラサキを追加・更新しました。
▼2013/06/15アップ
ノハナショウブ、チョウトンボ、カイツブリ、モノサシトンボ、キイトトンボ…
▼2013/06/13アップ
シジュウカラ、エナガ、カワセミ、ヒオドシチョウ、ルリタテハ、ミズイロオナガシジミ、アジアイトトンボ、ショウジョウトンボ…
▼2013/06/07アップ
センダイムシクイ、ウラナミアカシジミ、コムラサキ、ハッチョウトンボの交尾風景、モノサシトンボ、オオイトトンボの産卵風景…
▼他
テングチョウ、ハッチョウトンボ、ヒカゲチョウ、ヒメウラナミジャノメ、カワラヒワ、コシアキトンボ、ヤマキマダラヒカゲ、ハンミョウ、ニワハンミョウ、ウグイスなども見られます。
▼NEW!2013/06/16アップ

オオムラサキ♂(2013/06/16撮影)
本日(6/16)は終日晴天、暑い一日となりました。ナミアゲハやカラスアゲハにヒョウモンチョウ類もチラホラ見られ、蝶の仲間が活発になってきた感じがしていました。そうしたところ、お昼にセンター棟を出ると、周囲の常緑樹の樹冠の中で今季初見のオオムラサキを確認することができました。遠かったのでお披露目は先延ばしと諦めていましたが、午後に所用で建物の裏に行くと!何やら地面をちゅーちゅーしている大きな蝶が…。まだ羽化して間がないのでしょう、痛みのないキレイな翅の個体を見ることができました。
間近で見るとやはり大きい。♂は翅を全開すると幅は8~9センチ(♀は10センチぐらい)。力強い羽ばたきで小鳥よりも立派な飛びっぷりばかり見せつけられてきているので、間近でおとなしくしている姿に違和感を覚えますが、でも餌場ではスズメバチをものともせずに吸蜜する種でもあり、怖いもの知らずなのかもしれません。
国蝶と聞くと格式が高く感じられますが、里山や雑木林の代表種であり、本来はとても身近な昆虫にちがいありません。

▼2013/06/15アップ

ノハナショウブ(2013/06/14撮影)
湿生植物園でノハナショウブが花数を増やしています。これは東の谷の一番下の段ですが、まだつぼみも多く残っています。もう一つ上の段の端にかたまって生えているところがあり、そこが咲きそろうとなかなかの見応えでしょう。湿原の植物の中では池沼性が強く、湿生植物園の中では下流側に生えることが多い種です。


チョウトンボ(2013/06/14撮影)
火曜日(6/11)から4日連続の30℃越え。水生植物園でチョウトンボが目に付くようになってきました。やや富栄養なため池で見られることが多く、また水草などの繁茂も生息には重要なのか、センターでは専ら上池で見ることができます。翅の濃紺部分は、光加減によってはメタリックというか、マイカ的な光沢が見られて美しい。さて、生物全般にいえることですが、雌雄の見た目には同じものと別のものがあります。チョウトンボは同じだと思っていたのですが、どうやら違うようです。写真は♀で、後翅先端が透明にぬけています。♂は先端まで紺色で、多少斑状にぬける場合がある程度。♀は色彩が2系統あって、写真のような♂と同様の濃紺にブルー系光沢のものと、黒っぽい色に金緑系光沢のものとがあるようです。はて…後者のようなタイプを今まで見ても気づくことなくスルーしてきたのでしょうか??
昨年は7月上旬に交尾行動や産卵の様子を目撃していますので、今年は撮り逃さないようにと思ってます。

カイツブリ(2013/06/14撮影)
4月下旬の巣立ちは2羽だったと思いますが、あれから一月とちょっとの間に、ちゃっかり2回目の繁殖に成功していたようです。気がつかなかった…。今回は4羽。

モノサシトンボ(2013/06/10撮影)
水場近くの茂みや木陰で、フワフワ~とした飛び方をするイトトンボの仲間を見かけたらモノサシトンボを疑ってみてください。こちらは♂。数が出てきたので気づきやすくなってきたと思います。

キイトトンボ(2013/06/14撮影)
名前のとおりの黄色い糸とんぼですが、こちらも少しずつ見られるようになってきました。写真は上池中堤付近。他でも虫の原っぱなどの水場近くにて。写真は♂。

▼2013/06/13アップ

シジュウカラ(2013/06/08撮影)
シジュウカラの幼鳥です。嘴に雛らしさが残っていますね。またネクタイが短く、襟巻きの模様もはっきりしません。エントランス広場の灰皿一家が巣立ったのは5/19以前でしたが、やっと巣立ち雛を見ることができました。

エナガ(2013/096/08撮影)
エナガの幼鳥です。今時分、5羽前後の小規模の群れを見ると、だいたいは幼鳥が混じっている感じがします。

カワセミ(2013/06/08撮影)
痛恨の枝かぶりですが、久しぶりにシャッターきらせてもらいました。ここは水生植物園ですが、餌とりの範囲は虫の原っぱや田尻大池、はたまた湿生植物園までおよんでおり、滅多に会えないです。こちらももう子育てはすんでいるのでしょう。

ヒオドシチョウ(2013/06/07撮影)
だいたい羽化もすんで、真新しい成虫が各所で見られるようになりました。

ルリタテハ(2013/06/10)
真新しい成虫が見られました。翅を閉じていると、ヒオドシチョウとの区別はつきにくい。

ミズイロオナガシジミ(2013/06/13撮影)
アカシジミ、ウラナミアカシジミと同様に、食草は落葉ナラ類とのこと。翅は表裏とも地味で、今まで見過ごしてきたのかもしれません。一昨年、昨年を通じて初見です。さて、本種、変なのは名前。水色はどこにもありません。飛んでいると水色に見えるからという説もあるそうですが…。この名前を覚えるのは難しそうです。

アジアイトトンボ(2013/06/10撮影)
昨年は5月下旬頃から♂や、交尾行動を見ていますが、今年の初見は随分後手にまわってしまいました。ということで、赤味をさす♀の未成熟個体はまたもや見れず終いでした。

ショウジョウトンボ(2013/06/10撮影)
深紅に染まる♂とはうってかわって♀の方は地味な配色です。遠目にはウスバキトンボかと思ってしまいましたが、センターでは時期がもっと先でしたね。この♀は水辺での打水産卵を終え、一休み。

▼2013/06/07アップ

センダイムシクイ(2013/06/07撮影)
午前中、虫の原っぱの入り口あたりで、小刻みな連続音で鳴きながら移動する小鳥の群れに気がつきました。4~5羽程度の小さなグループですが、時々センダイムシクイの囀りが混じっています。あとで写真を見ると幼鳥らしき個体がいっしょに写っていました。言うことを聞かないわんぱく小僧達に「こら!騒がしすぎるわよあなたたち!」とでも?或いは「う~ん…お母さんチヨチヨビービーうるさい…」とでも?いずれにしても、無事巣立ちできて何よりです。

ウラナミアカシジミ(2013/06/07撮影)
去年、一昨年と見ることができなかった種なので大喜びです。落葉ナラが食相とのことですが、アカシジミほど見られないのはなぜでしょう。図鑑では萌芽更新後若齢の林分によく発生するとのこと。センターでは雑木林の更新は行っていないので、減る傾向にあるのかもしれません。発見時はちゃんとコナラの枝葉にとまっていたのですが、近づきすぎたためか隣のイロハモミジに枝移りしてしまいました…。

コムラサキ(2013/06/07撮影)
樹液に集まる蝶が出てきましたね。

ハッチョウトンボの交尾風景(2013/06/07撮影)
昨年、交尾風景を見たのは7月中旬でした。つまり梅雨明け。今年は5月下旬に記録的な早さで梅雨入り宣言されましたが、内容的には全くのまゆつば物で、本日にいたっては大陸からの爽やかな高気圧の張り出しで、からっとした良い天気でした。その年の天候によって小動物の消長は大きく影響をうけるのかもしれません。さて、交尾の時間は短め。準備にもたつき3枚ほどしかシャッターきれませんでした。交尾後、♀は5~6回に分けて狭い範囲で打水産卵を行い、それぞれの打水産卵も時間は短め。他の種類でも見られるように、♂は一応見張りを行っているようでした。産卵が終わった直後、♀のことを見失ってしまいました…が、♂はそのままその場所で縄張り誇示どまりです。産卵風景を見るのは初めてだったので慌てていたのでしょう…絞り優先のままの撮影で全滅でした。次に期待します。

ハッチョウトンボ♀(2013/06/07撮影)
♂とは全く異なる配色で、草の合間に紛れて見つけにくいです。

モノサシトンボ(2013/06/07撮影)
定規の目盛のような腹部の環状紋が特徴で名前の由来にもなっています。やっとこさお会いできました。これは黄味の強い♀。

オオイトトンボ(2013/06/07撮影)
池縁の水草上で俊敏に動き回っているのはだいたいクロイトトンボのようですが、その中で産卵中のオオイトトンボが見られたのでパチリ。

▼その他、まだ見られるもの

テングチョウ(2013/06/03撮影)

ハッチョウトンボ(2013/06/03撮影)

ヒカゲチョウ(2013/05/30撮影)

ヒメウラナミジャノメ(2013/05/31撮影)

カワラヒワ(2013/05/31撮影)

コシアキトンボ(2013/05/31撮影)

ヤマキマダラヒカゲ(2013/05/13撮影)

ハンミョウ(昆虫の森に向かう経路沿いにて、2013/04/25撮影)

ニワハンミョウ(昆虫の森に向かう経路沿いにて、2013/04/22撮影)

ウグイス(水鳥観察小屋付近にて、2013/02/25撮影)
本日の初心者のための自然観察会「ササユリの咲くとこどんなとこ」には、多くの方にお越しいただきました。大変ありがとうございました。

センターのササユリ保全地では、野外では滅多に見かけない複数花をつけた個体が見られることがあります。

一昨年、昨年は3花をつけた個体が見られましたが、今年はなんと4花をつけた個体が見られました。

水曜日に咲きそろっていたはずですが、この観察会までぎりぎりもってくれたようです。よかった…
(2013/06/16)
▼平成25年度 Update▼
2013/06/16:オオムラサキ…
2013/06/15:ノハナショウブ、チョウトンボ、カイツブリ…
2013/06/13:ササユリ、シジュウカラ、カワセミ、ミズイロオナガシジミ…
2013/06/07:センダイムシクイ、ウラナミアカシジミ、コムラサキ…
2013/06/03:ヒオドシチョウ、テングチョウ、ハッチョウトンボ…
2013/05/31:ウツギ、テイカカズラ、アカシジミ、アオスジアゲハ…
2013/05/23:トキソウ、エゴノキ、ダイミョウセセリ…
2013/05/18:モチツツジ、ヤマツツジ、カキツバタ、アヤメ…
2013/05/10:フジ、コサメビタキ、トラフトンボ…
2013/05/03:フジ、マルバアオダモ、カワトンボの仲間の交尾行動…
2013/04/28:キビタキ、オオルリ、ツマキチョウ、藤棚…
2013/04/27:カンサイタンポポ、ツボスミレ、サワオグルマ、キビタキ、タワヤモリ…
2013/04/25:フタスジサナエ、ハンミョウ、クチナシグサ、オオルリ…
2013/04/20:トラフトンボ、フタスジサナエ、リュウキンカ…
2013/04/15:シオヤトンボ、オグマサナエ、タベサナエ…
2013/04/13:ヤマザクラ、サクラソウ、ミツガシワ…
2013/04/05:センダイムシクイ、ツマキチョウ…
▼平成24年度 Last Update▼
2013/03/30:エドヒガン、コバノミツバツツジ、ナミアゲハ…
▼平成23年度 Last Update ▼
2012/03/30:コウヤミズキ、ヒサカキ…

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