▼NEW!2013/06/23アップ ナツツバキ、ムラサキシジミ、ホシミスジを追加・更新しました。 ▼2013/06/20アップ イカル、カラスアゲハ、チョウトンボの交尾風景… ▼2013/06/16アップ オオムラサキ… ▼2013/06/15アップ ノハナショウブ、カイツブリ、モノサシトンボ、キイトトンボ… ▼他 シジュウカラ、アジアイトトンボ、ショウジョウトンボ、センダイムシクイ、ウラナミアカシジミ、コムラサキ、ハッチョウトンボの交尾風景、モノサシトンボ、オオイトトンボの産卵風景、テングチョウ、ヒカゲチョウ、ヒメウラナミジャノメ、カワラヒワ、コシアキトンボ、ウグイスなども見られます。 |
---|
▼NEW!2013/06/23アップ ナツツバキ(2013/06/22撮影) ツバキといえば常緑のヤブツバキがセンターには多く見られますが、花の色から開花の時期まで全く違って興味深い。夏緑樹だからか、はたまた花の時期が夏だからか、といったところが名前の由来でしょう。ジトッとした時期に純白の清楚な花を見ると爽やかな気分になりますよ! さてこのナツツバキ、センターではササユリ保全地近くの田尻大池の池縁に1箇所、虫の原っぱ奥部に1箇所(わかりにくい)あります。いずれも多くつぼみをつけており、まだ開花は2~3花程度。7月上旬までは楽しめると思っています。 ナツツバキというと岡山県では中部以北に分布する野生種で、普通に見ようと思うと県北まで出かけなくてはなりません。無理せず近場のセンターで、是非ナツツバキの開花をご覧下さい。 ムラサキシジミ(2013/06/22) ムラサキシジミは翅表面が美しいシジミチョウの仲間。今年は春に見逃していて諦めていましたが、ちょうど今頃は2回目の発生時期なのでしょうか、見ることができました。昆虫の森や、虫の原っぱの経路沿いにある常緑樹によくついています。ただこの類は小さいし、ムラサキシジミは翅の裏面がかなり地味なので目立たないのが玉にきずです。欲をいうと、もう少し明るいところで出会いたいものです。 今現在、吸蜜植物として訪蝶が期待されるのはこのノアザミですが、湿生植物園等で見られるオカトラノオにも訪蝶があります。 お詫び:ここに掲載していた写真はミドリヒョウモンではなく、オオウラギンスジヒョウモンでした。記してお詫び申し上げます。ここに掲載していた写真は、次回更新時に改めて掲載します。 ホシミスジ(2013/06/22撮影) センターで見られるミスジチョウの仲間は専らコミスジですが、植栽したバラ科シモツケ属の生け垣に依存して本種も見ることができます。例えば昆虫の森のトイレ近くにあるユキヤナギや、エントランスにあるこのコデマリなど。よく見誤ることなく産卵するものです。ある意味植物博士。 ▼2013/06/20アップ イカル(2013/06/17撮影) イカルは留鳥ですが、センターでは年中しょっちゅう存在感があるわけではありません。いったいセンターではどういうタイミングで確認されるのでしょう。ぶっとい嘴からわかるように植物食主体だと思うのですが、例えば山の実りの乏しかった昨年度の冬などは、餌を求めて麓の人里近くに移動していってしまったものと思います。状況に応じ臨機応変な移動もあり、季節の変わり目である春・秋には渡り?っぽい観察が増えるように思います。初夏から夏にかけての繁殖シーズンには囀りがよく聞かれるようになり、センターだけで見ていると夏鳥っぽい感じ。昨年の7月末には幼羽の個体が混じる小群が見れましたし、少なくともセンター近郊では繁殖しているのでしょう。 今回はこのイカルが芋虫を捕獲していたので意外に思ってシャッターをきりました。やっぱりある程度は動物性タンパク質もいるんだ~っと思いながら見ていましたが、よくよく考えると時期的には餌やり用だったのでしょうか。ちょうど2羽で連れだって行動していたことですし。撮影場所は湿生植物園のハンノキ林ですが、この後はやや経路に沿うような形でタンチョウ棟方面へ下っていき、見失いました。 カラスアゲハ(2013/06/16撮影) 上面に青から緑にかけてのうっすらとした光沢が見られる大型の蝶。写真は地味ですが、確認場所の光条件によってはなかなかの見応えがあります。よく似たミヤマカラスアゲハとの出会いを心待ちにしていますが、なかなか見れないものですね。幼虫の食草はサンショウなどのミカン科の樹木。センターではその類としてキハダやコクサギ等の植栽が行われている昆虫の森が主な発生源ではないかと考えられます。成虫は飛翔力があり、昆虫の森だけでなく、虫の原っぱや上池堰堤など、広範囲で見ることができます。この写真は昆虫の森、ノアザミでの吸蜜風景です。 チョウトンボ(2013/06、塩見宅栄氏撮影) 台風の影響もあるのか、梅雨前線が日本列島に停滞し、やっと梅雨らしい天候になってきました。とはいえ蒸し暑いほどの気温ではなく、比較的過ごしやすい。 そんな中、お客さんからすばらしい(羨ましい)写真がもたらされました。チョウトンボの交尾行動の写真です。チョウトンボの交尾は通常は飛行中に行われ、しかも短い時間で終わる場合がほとんどです。このような小休止中の様子は滅多に見られないのではないでしょうか。さて、写真の向こう側のブルー系の個体は♂で、後翅先端まで配色部分で埋まっていて♂の特徴がよく出ています。手前側のブラック系の個体は♀で、後翅先端が透明で抜けていて♀の特徴がよく出ています。これはチョウトンボの雌雄見分けの分かりやすいポイントですが、このように♂♀を見比べられる写真はすばらしいです。 もう一点。♀は配色から見て2型あって、♂と同様のブルー系(6/14にアップしたものがそう)の他、このように黒色かつ黄金色の光沢があるタイプがあります。私はこの黒色タイプの写真をまだ持っていないので、二重にうらやましい写真なのでした。 ▼2013/06/16アップ オオムラサキ♂(2013/06/16撮影) 本日(6/16)は終日晴天、暑い一日となりました。ナミアゲハやカラスアゲハにヒョウモンチョウ類もチラホラ見られ、蝶の仲間が活発になってきた感じがしていました。そうしたところ、お昼にセンター棟を出ると、周囲の常緑樹の樹冠の中で今季初見のオオムラサキを確認することができました。遠かったのでお披露目は先延ばしと諦めていましたが、午後に所用で建物の裏に行くと!何やら地面をちゅーちゅーしている大きな蝶が…。まだ羽化して間がないのでしょう、痛みのないキレイな翅の個体を見ることができました。 間近で見るとやはり大きい。♂は翅を全開すると幅は8~9センチ(♀は10センチぐらい)。力強い羽ばたきで小鳥よりも立派な飛びっぷりばかり見せつけられてきているので、間近でおとなしくしている姿に違和感を覚えますが、でも餌場ではスズメバチをものともせずに吸蜜する種でもあり、怖いもの知らずなのかもしれません。 国蝶と聞くと格式が高く感じられますが、里山や雑木林の代表種であり、本来はとても身近な昆虫にちがいありません。 ▼2013/06/15アップ ノハナショウブ(2013/06/14撮影) 湿生植物園でノハナショウブが花数を増やしています。これは東の谷の一番下の段ですが、まだつぼみも多く残っています。もう一つ上の段の端にかたまって生えているところがあり、そこが咲きそろうとなかなかの見応えでしょう。湿原の植物の中では池沼性が強く、湿生植物園の中では下流側に生えることが多い種です。 カイツブリ(2013/06/14撮影) 4月下旬の巣立ちは2羽だったと思いますが、あれから一月とちょっとの間に、ちゃっかり2回目の繁殖に成功していたようです。気がつかなかった…。今回は4羽。 モノサシトンボ(2013/06/10撮影) 水場近くの茂みや木陰で、フワフワ~とした飛び方をするイトトンボの仲間を見かけたらモノサシトンボを疑ってみてください。こちらは♂。数が出てきたので気づきやすくなってきたと思います。 キイトトンボ(2013/06/14撮影) 名前のとおりの黄色い糸とんぼですが、こちらも少しずつ見られるようになってきました。写真は上池中堤付近。他でも虫の原っぱなどの水場近くにて。写真は♂。 ▼その他、まだ見られるもの シジュウカラ(2013/06/08撮影) アジアイトトンボ(2013/06/10撮影) ショウジョウトンボ(2013/06/10撮影) センダイムシクイ(2013/06/07撮影) コムラサキ(2013/06/07撮影) ハッチョウトンボの交尾風景(2013/06/07撮影) ハッチョウトンボ(2013/06/03撮影) ハッチョウトンボ♀(2013/06/07撮影) モノサシトンボ(2013/06/07撮影) オオイトトンボ(2013/06/07撮影) テングチョウ(2013/06/03撮影) ヒカゲチョウ(2013/05/30撮影) ヒメウラナミジャノメ(2013/05/31撮影) カワラヒワ(2013/05/31撮影) コシアキトンボ(2013/05/31撮影) ウグイス(水鳥観察小屋付近にて、2013/02/25撮影) |
昨日は梅雨の晴れ間でまずまずの天気でしたが、今日はせっかくの日曜日なのにあてが外れました。朝から小雨交じりのすっきりしない天気で残念です。 もうかれこれ6日ほど、あまり外に出歩かない日が続いた間に、湿生植物園のノハナショウブは見頃が過ぎてしまったようです。これからは花数を減していくばかり。それに対し、黄色い花のクサレダマという植物がもう開花しており、これから月末にかけて花数を増やしていくものと思います。クサレダマは群生していて数が多いので、7月中旬でも花が残っているかもしれません。そうこしているとオグラセンノウが咲き始めます。 これから梅雨の後半戦は、園内各所で見られるネムノキや、虫の原っぱのユウスゲが見所でしょうか。ユウスゲはその名の通り夕方に咲きますので、閉園間近の時刻に夕涼みがてら立ち寄ってみてはいかがでしょう。 (2013/06/23) |
・2013/06/23:ナツツバキ、ムラサキシジミ…
・2013/06/20:イカル、カラスアゲハ、チョウトンボの交尾行動…
・2013/06/16:オオムラサキ…
・2013/06/15:ノハナショウブ、チョウトンボ、カイツブリ…
・2013/06/13:ササユリ、シジュウカラ、カワセミ、ミズイロオナガシジミ…
・2013/06/07:センダイムシクイ、ウラナミアカシジミ、コムラサキ…
・2013/06/03:ヒオドシチョウ、テングチョウ、ハッチョウトンボ…
・2013/05/31:ウツギ、テイカカズラ、アカシジミ、アオスジアゲハ…
・2013/05/23:トキソウ、エゴノキ、ダイミョウセセリ…
・2013/05/18:モチツツジ、ヤマツツジ、カキツバタ、アヤメ…
・2013/05/10:フジ、コサメビタキ、トラフトンボ…
・2013/05/03:フジ、マルバアオダモ、カワトンボの仲間の交尾行動…
・2013/04/28:キビタキ、オオルリ、ツマキチョウ、藤棚…
・2013/04/27:カンサイタンポポ、ツボスミレ、サワオグルマ、キビタキ、タワヤモリ…
・2013/04/25:フタスジサナエ、ハンミョウ、クチナシグサ、オオルリ…
・2013/04/20:トラフトンボ、フタスジサナエ、リュウキンカ…
・2013/04/15:シオヤトンボ、オグマサナエ、タベサナエ…
・2013/04/13:ヤマザクラ、サクラソウ、ミツガシワ…
・2013/04/05:センダイムシクイ、ツマキチョウ…
▼平成24年度 Last Update▼
・2013/03/30:エドヒガン、コバノミツバツツジ、ナミアゲハ…
▼平成23年度 Last Update ▼
・2012/03/30:コウヤミズキ、ヒサカキ…