里山の自然にふれてみよう。岡山県自然保護センター

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過去の動植物情報について

▼NEW!2013/07/01アップ
ネムノキ、オオムラサキ♀、ハッチョウトンボ、オオルリ(幼鳥)、コサメビタキ(幼鳥)、スズメ(親子)を追加・更新しました。
▼2013/06/28アップ
クサレダマ、オグラセンノウ、オオムラサキ♂、オオウラギンスジヒョウモン、ミドリヒョウモン、ウラギンヒョウモン、オニヤンマを追加・更新しました。
▼2013/06/23アップ
ナツツバキ、ムラサキシジミ…
▼2013/06/20アップ
チョウトンボの交尾風景…
▼他
カイツブリ、モノサシトンボ、キイトトンボ、シジュウカラ、ショウジョウトンボ、コムラサキ、ヒカゲチョウ、カワラヒワ、コシアキトンボ、ウグイスなども見られます。
▼NEW!2013/07/01アップ

ネムノキ(2013/06/30撮影)
ピンクのぼんぼんのような花が湖畔や経路沿いで咲き始めています。今、湿生植物園以外では花けたものが少ないですが、ちょっと賑わいが増す感じがします。このときはちょうどカラスアゲハが吸蜜に訪れていました。
それはそうと、虫の原っぱのユウスゲが花茎を伸ばしてきています。そろそろ開花のお知らせを出来るのではなかろうかと思っています。

オオムラサキ♀(2013/06/30撮影)
オオ…黒?。♂とは時間差で遅れて発生し始める♀が見られました。今年は当たり年なのか7/1現在、かなりの♂を見ることができます。特に日中の12時代など、林縁の高木の葉群をなめるように、ぬうように飛翔しています。私の撮影ポイントは、湿生植物園のハンノキ林の林縁、ピクニック広場付近の雑木、昆虫の森など。この♀写真は昆虫の森です。昨年の7月下旬は、もう♂は見あたらなくなっていたので、♂を見られたい方はお早めに。

ハッチョウトンボ(2013/06/29撮影)
頭の先からお腹(尾)の先まで2センチ。世界最小クラスのハッチョウトンボは縄張り位置も非常に低い。普段見下ろされるばかりの彼らを今回どうにか見上げることは出来ないかとチャレンジしてみましたが…。横から見るのが精一杯でした。今、湿生植物園では西の谷でも東の谷でも見ることができます。

オオルリ(2013/06/30撮影)
オオルリ♂の幼鳥を見ることができました。今年は春に縄張り宣言・婚活中の囀りが聞かれましたし、その後静かになって所在は見当もつきませんでしたが、無事巣立ったようですね。ホッと一安心。昨年より早めの確認になりました。

コサメビタキ(2013/07/01撮影)
お客さんから情報はいただいていたのですが、その際の写真よりだいぶ羽が大人っぽくなってきています。私が見たときは2羽で連れだって行動していました。それこそ一丁前にフライングキャッチで餌とりやっていました。コサメビタキはこの春、成鳥を確認していますし、ひょっとしてセンター内繁殖成功でしょうか。ホッと一安心。

スズメ(2013/06/29撮影)
センターでは住宅地の鳥は通常見られません。ムクドリがそのよい例で、スズメも通常全くといって良いほど見ることはできません。ただ、スズメに関しては年に1回ぐらいは見かけていたような気がして、それがいつ頃だったか気にはなっていたのですが…。右の写真は幼鳥で左の成鳥から口渡しで何やら餌をもらっていました。過去の記録にもあるようですが、どうやらタンチョウケージの骨組みの隙間をねらって営巣していたのかもしれません。今は巣立ちを促している最中。センターではこの時期だけに見られるスズメでした。

▼2013/06/28アップ

クサレダマ(2013/06/27撮影)

クサレダマ(2013/06/27撮影)
湿生植物園でクサレダマが咲いていますヨ。ノハナショウブと入れ替わるように花数を増やし、チョットずつ、群生している種ならではの見応え感が出てきました。観察ポイントですが湿生植物園の西の谷でも東の谷でも見ることができます。
さて、この花の名前、もし「腐れ玉」だとすれば、どんな残念なひどい由来があったのでしょう?ということになってしまいますが、実際には「レダマという木の花に似た草」という意味だそうです。レダマってどんな花なのでしょうネ。
本種クサレダマの方はといえば、一つ一つの花はレモン色の通常5花弁花で、これといって特徴はありませんが、がく片の縁が赤く染まっていて割と芸が細かいんです。今度じっくり観察してみてください…と申し上げたいところですが、円錐状に多くの花をつけているうえ、群生する本種ですから、やはり少し離れたところから見るのが良いかもしれません。

オグラセンノウ(2013/06/28撮影)
湿生植物園でオグラセンノウが咲き始めました。ナデシコとか、カーネーションとかの仲間になりますが、同時期にピンク色の花を咲かせる、草地に生えるカワラナデシコと同様にれっきとした野生種です。どちらも野生種とは思えない派手なつくりをした花だと思いませんか?(カワラナデシコのアップはまた後日…)
さて、オグラセンノウの方は湿原に生える植物で、全国的にも県下的にも分布が限られています。これを機会に是非ご覧いただければと思います。

オオムラサキ♂(2013/06/27撮影)
少しずつ数も増えてきているようで、主に飛翔の様子ではありますが、目撃回数が増えてきました。樹上の葉群で休むときは翅を広げていますが、見上げなので撮れません。で、吸蜜中はほぼずーっと翅を閉じていますので撮っても仕方ありません…。ただ、短気で怖いもの知らずのオオムラサキは、他の昆虫が蜜場に来ると翅をばたつかせて追い払おうとしているようなので、早撃ちガンマンのつもりで狙ってみました。対決の結果、オオムラサキの方がかなり速くて全く勝ち目はなかったのですが、一度だけ動きに余韻があって1枚だけ撮ることができました。
ここのところ、樹液ポイントを確認するようにしているのですが、なかなか同じ所で必ず見られる場所というのがなくて、お勧めしにくいのが残念です。この写真はピクニック広場付近の雑木にて。他にはヨツボシケシキスイ、ヨツボシオオキスイ等の甲虫が寄ってきていました。


オオウラギンスジヒョウモン(2013/06/22撮影)
お詫び:6/23のアップで、上の写真をミドリヒョウモンとしていましたが間違いでした。ちょっと注意不足でした。記してお詫び申し上げます。
撮影時点では下記のミドリヒョウモンと同じぐらいの発生量でまだまだ少なかったですが、今現在は園内各所で複数観察される状況です。吸蜜植物は写真のノアザミだけでなく、オカトラノオに訪れることも多いため、各観察フィールドだけでなく、経路沿いでもよく見ることができます。


ミドリヒョウモン(2013/06/22撮影)
昨年もオグラセンノウやクサレダマと同じような時期にご紹介しています。時期だけでなく、背景も土壁で同様。ちょっと他のヒョウモンチョウと生息環境が違うような気がします。因みにあまり数は見られていません。撮影場所は昆虫の森に向かう途中の経路沿い、土砂が崩れた跡地です。
このミドリヒョウモンの特徴は♂であれば、前翅表に明瞭な4本の性標があるところでしょう。オオウラギンスジヒョウモンの♂は3本です。後翅裏面の模様でいえば、こちらは白い帯の数が多く、オオウラギンスジヒョウモンでは1本だけです。

ウラギンヒョウモン(2013/06/27撮影)
お昼に野草園に行ってみたところ、所変わればなんとやら?と思ってとにもかくにも撮影。ウラギンヒョウモンでした。「たんぼ」はちょっと違う環境なのでしょうか。後翅裏面の模様は上記2種とはすごく違ってわかりやすいです。

オニヤンマ(2013/06/28撮影)
オニヤンマの羽化が(随分前から)始まっています。私は昨日(6/27)にやっと今季初見。湿生植物園や野草園で見ることができました。天気が悪いと午前中ぐらいはもたもたしていて見ることができる可能性ありです。この個体は9時過ぎには今にも飛び出しそうな雰囲気でした。飛ぶまで見れば良かったでしょうか…。
さて、このオニヤンマ上空を飛翔している様子もよく見られるようになってきています。羽化はしばらく続き、昨年の例では、初心者のための自然観察会「日本一小さなとんぼ。ハッチョウトンボ」でも観察しています。

アゲハモドキ(2013/06/28撮影)
「あげは」のような「蛾」です。あまりに動かないので様々な方向から撮影させていただくことに。以外や以外、お腹側はかなりの警告色。この配色はどうもジャコウアゲハの擬態ともとられているようです。
ジャコウアゲハの幼虫の食草はご存じの通りウマノスズクサですが、ウマノスズクサは有毒。この毒は成虫にも蓄積しているので、捕食者は知っていれば捕食を回避するのでしょう。アゲハモドキはジャコウアゲハに似ることでうまく逃げおおせているのでしょうか?因みにクロアゲハも同じ御利益を狙っているとか。
昨年の例では、満喫自然体験「ライトに集まる夏の虫(夜)」でも観察しています。

▼2013/06/23アップ

ナツツバキ(2013/06/22撮影)
ツバキといえば常緑のヤブツバキがセンターには多く見られますが、花の色から開花の時期まで全く違って興味深い。夏緑樹だからか、はたまた花の時期が夏だからか、といったところが名前の由来でしょう。ジトッとした時期に純白の清楚な花を見ると爽やかな気分になりますよ!
さてこのナツツバキ、センターではササユリ保全地近くの田尻大池の池縁に1箇所、虫の原っぱ奥部に1箇所(わかりにくい)あります。いずれも多くつぼみをつけており、まだ開花は2~3花程度。7月上旬までは楽しめると思っています。
ナツツバキというと岡山県では中部以北に分布する野生種で、普通に見ようと思うと県北まで出かけなくてはなりません。無理せず近場のセンターで、是非ナツツバキの開花をご覧下さい。

ムラサキシジミ(2013/06/22)
ムラサキシジミは翅表面が美しいシジミチョウの仲間。今年は春に見逃していて諦めていましたが、ちょうど今頃は2回目の発生時期なのでしょうか、見ることができました。昆虫の森や、虫の原っぱの経路沿いにある常緑樹によくついています。ただこの類は小さいし、ムラサキシジミは翅の裏面がかなり地味なので目立たないのが玉にきずです。欲をいうと、もう少し明るいところで出会いたいものです。

▼2013/06/20アップ

チョウトンボ(2013/06、塩見宅栄氏撮影)
台風の影響もあるのか、梅雨前線が日本列島に停滞し、やっと梅雨らしい天候になってきました。とはいえ蒸し暑いほどの気温ではなく、比較的過ごしやすい。
そんな中、お客さんからすばらしい(羨ましい)写真がもたらされました。チョウトンボの交尾行動の写真です。チョウトンボの交尾は通常は飛行中に行われ、しかも短い時間で終わる場合がほとんどです。このような小休止中の様子は滅多に見られないのではないでしょうか。さて、写真の向こう側のブルー系の個体は♂で、後翅先端まで配色部分で埋まっていて♂の特徴がよく出ています。手前側のブラック系の個体は♀で、後翅先端が透明で抜けていて♀の特徴がよく出ています。これはチョウトンボの雌雄見分けの分かりやすいポイントですが、このように♂♀を見比べられる写真はすばらしいです。
もう一点。♀は配色から見て2型あって、♂と同様のブルー系(6/14にアップしたものがそう)の他、このように黒色かつ黄金色の光沢があるタイプがあります。私はこの黒色タイプの写真をまだ持っていないので、二重にうらやましい写真なのでした。

▼その他、まだ見られるもの

ノハナショウブ(2013/06/14撮影)

カイツブリ(2013/06/14撮影)

モノサシトンボ(2013/06/10撮影)

モノサシトンボ(2013/06/07撮影)

キイトトンボ(2013/06/14撮影)

シジュウカラ(2013/06/08撮影)

ショウジョウトンボ(2013/06/10撮影)

コムラサキ(2013/06/07撮影)

ヒカゲチョウ(2013/05/30撮影)

カワラヒワ(2013/05/31撮影)

コシアキトンボ(2013/05/31撮影)

ウグイス(水鳥観察小屋付近にて、2013/02/25撮影)
今週の土曜日(7/6)のライトに集まる夏の虫は満員御礼ということになりまして、大変ありがとうございました。翌日の7/7は「日本一小さなとんぼ。ハッチョウトンボ」を開催します。自由参加ですので誰でも気楽にご参加いただけます。ハッチョウトンボは小さすぎて初めての方はなかなか見つけにくいので、これを機会に是非百聞は一見にしかずしてみてください。
オオムラサキは当たり年のような気がするので、わざわざ♀までアップしましたが、実は第3弾がタンチョウスタッフからもたらされていますので、また後日お知らせいたします。
(2013/07/01)
▼平成25年度 Update▼
2013/07/01:ネムノキ、オオルリ、ハッチョウトンボ、オオルリ(幼鳥)、コサメビタキ(幼鳥)…
2013/06/28:クサレダマ、オグラセンノウ、オニヤンマ…
2013/06/23:ナツツバキ、ムラサキシジミ…
2013/06/20:イカル、カラスアゲハ、チョウトンボの交尾行動…
2013/06/16:オオムラサキ…
2013/06/15:ノハナショウブ、チョウトンボ、カイツブリ…
2013/06/13:ササユリ、シジュウカラ、カワセミ、ミズイロオナガシジミ…
2013/06/07:センダイムシクイ、ウラナミアカシジミ、コムラサキ…
2013/06/03:ヒオドシチョウ、テングチョウ、ハッチョウトンボ…
2013/05/31:ウツギ、テイカカズラ、アカシジミ、アオスジアゲハ…
2013/05/23:トキソウ、エゴノキ、ダイミョウセセリ…
2013/05/18:モチツツジ、ヤマツツジ、カキツバタ、アヤメ…
2013/05/10:フジ、コサメビタキ、トラフトンボ…
2013/05/03:フジ、マルバアオダモ、カワトンボの仲間の交尾行動…
2013/04/28:キビタキ、オオルリ、ツマキチョウ、藤棚…
2013/04/27:カンサイタンポポ、ツボスミレ、サワオグルマ、キビタキ、タワヤモリ…
2013/04/25:フタスジサナエ、ハンミョウ、クチナシグサ、オオルリ…
2013/04/20:トラフトンボ、フタスジサナエ、リュウキンカ…
2013/04/15:シオヤトンボ、オグマサナエ、タベサナエ…
2013/04/13:ヤマザクラ、サクラソウ、ミツガシワ…
2013/04/05:センダイムシクイ、ツマキチョウ…
▼平成24年度 Last Update▼
2013/03/30:エドヒガン、コバノミツバツツジ、ナミアゲハ…
▼平成23年度 Last Update ▼
2012/03/30:コウヤミズキ、ヒサカキ…

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