里山の自然にふれてみよう。岡山県自然保護センター

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過去の動植物情報について

▼NEW!2013/07/04アップ
ゴマダラチョウ、オオムラサキの一型、モノサシトンボ、ミヤマクワガタ、リスアカネを追加・更新しました。
▼2013/07/01アップ
ネムノキ、オオムラサキ♀、ハッチョウトンボ、オオルリ(幼鳥)、コサメビタキ(幼鳥)、スズメ(親子)…
▼2013/06/28アップ
クサレダマ、オグラセンノウ、オオムラサキ♂、オオウラギンスジヒョウモン、ミドリヒョウモン、オニヤンマ…
▼2013/06/23アップ
ナツツバキ…
▼他
チョウトンボの交尾風景、カイツブリ、キイトトンボ、シジュウカラ、ショウジョウトンボ、コムラサキ、カワラヒワ、コシアキトンボ、ウグイスなども見られます。
▼NEW!2013/07/04アップ

ゴマダラチョウ(2013/06/28撮影)
オオムラサキよりひとまわり小さいのですが、飛翔力があってパッと見では見誤ることがしばしばです。今年の状況で言えばオオムラサキより見つけるのが難しい…。因みに昨年は一度も見れませんでした。同じように樹液や糞が好きなはずなのですが…。


オオムラサキの一型(2013/06/29、坪井稔撮影)
タンチョウスタッフからのいただき物です。後翅の赤斑が無いのがいたということで、最初は「栄養失調じゃないですか~」などと適当な話をしていましたが、少し古いポケット図鑑などにはスギタニ型として記載されているもののようでした。スギタニ型は翅表の斑がクリーム色ではなく白色、赤斑が白色、裏面が白色などという条件があるようですが、これらの写真は合致しているような気がします。何らかの遺伝子のいたずらなのでしょうか?因みに裏面の白っぽいのは西日本に多いとか。

モノサシトンボ(2013/07/04)
数はかなり出ていると思うのですが、交尾風景は今季初ですね…。

ミヤマクワガタ(2013/06/30撮影)
満喫自然体験「ライトに集まる夏の虫」に向けて甲虫もチラほら見られるようになってきました。ただ、皆様ご存知のように今年は毛虫が多かったのですが、その結果、今現在ガの仲間が多く、ちょっと心配…。
さて、この主ですが、この日は少し風があって木から落ちたのでしょうね。経路の真ん中で仰向けになってジタバタしていました。相当苛立っていたのでしょう、元にもどしてあげるとこの威嚇ポーズ。オイオイ!感謝してくれても良いのではないでしょうか。
せっかっくなので、このような定番が飛来してくれたらな~と思ってます。

リスアカネ(2013/06/30)
あれっ?シオヤ?いやいや、翅の先端に斑がうっすら出ています。♂はお腹(尾)が赤くなる種なので秋っぽいイメージを持っていたのですが…。ポケット図鑑を見ると、はい、今頃から見られてOKのようです。

▼2013/07/01アップ

ネムノキ(2013/06/30撮影)
ピンクのぼんぼんのような花が湖畔や経路沿いで咲き始めています。今、湿生植物園以外では花けたものが少ないですが、ちょっと賑わいが増す感じがします。このときはちょうどカラスアゲハが吸蜜に訪れていました。
それはそうと、虫の原っぱのユウスゲが花茎を伸ばしてきています。そろそろ開花のお知らせを出来るのではなかろうかと思っています。

オオムラサキ♀(2013/06/30撮影)
オオ…黒?。♂とは時間差で遅れて発生し始める♀が見られました。今年は当たり年なのか7/1現在、かなりの♂を見ることができます。特に日中の12時代など、林縁の高木の葉群をなめるように、ぬうように飛翔しています。私の撮影ポイントは、湿生植物園のハンノキ林の林縁、ピクニック広場付近の雑木、昆虫の森など。この♀写真は昆虫の森です。昨年の7月下旬は、もう♂は見あたらなくなっていたので、♂を見られたい方はお早めに。

ハッチョウトンボ(2013/06/29撮影)
頭の先からお腹(尾)の先まで2センチ。世界最小クラスのハッチョウトンボは縄張り位置も非常に低い。普段見下ろされるばかりの彼らを今回どうにか見上げることは出来ないかとチャレンジしてみましたが…。横から見るのが精一杯でした。今、湿生植物園では西の谷でも東の谷でも見ることができます。

オオルリ(2013/06/30撮影)
オオルリ♂の幼鳥を見ることができました。今年は春に縄張り宣言・婚活中の囀りが聞かれましたし、その後静かになって所在は見当もつきませんでしたが、無事巣立ったようですね。ホッと一安心。昨年より早めの確認になりました。

コサメビタキ(2013/07/01撮影)
お客さんから情報はいただいていたのですが、その際の写真よりだいぶ羽が大人っぽくなってきています。私が見たときは2羽で連れだって行動していました。それこそ一丁前にフライングキャッチで餌とりやっていました。コサメビタキはこの春、成鳥を確認していますし、ひょっとしてセンター内繁殖成功でしょうか。ホッと一安心。

スズメ(2013/06/29撮影)
センターでは住宅地の鳥は通常見られません。ムクドリがそのよい例で、スズメも通常全くといって良いほど見ることはできません。ただ、スズメに関しては年に1回ぐらいは見かけていたような気がして、それがいつ頃だったか気にはなっていたのですが…。右の写真は幼鳥で左の成鳥から口渡しで何やら餌をもらっていました。過去の記録にもあるようですが、どうやらタンチョウケージの骨組みの隙間をねらって営巣していたのかもしれません。今は巣立ちを促している最中。センターではこの時期だけに見られるスズメでした。

▼2013/06/28アップ

クサレダマ(2013/06/27撮影)

クサレダマ(2013/06/27撮影)
湿生植物園でクサレダマが咲いていますヨ。ノハナショウブと入れ替わるように花数を増やし、チョットずつ、群生している種ならではの見応え感が出てきました。観察ポイントですが湿生植物園の西の谷でも東の谷でも見ることができます。
さて、この花の名前、もし「腐れ玉」だとすれば、どんな残念なひどい由来があったのでしょう?ということになってしまいますが、実際には「レダマという木の花に似た草」という意味だそうです。レダマってどんな花なのでしょうネ。
本種クサレダマの方はといえば、一つ一つの花はレモン色の通常5花弁花で、これといって特徴はありませんが、がく片の縁が赤く染まっていて割と芸が細かいんです。今度じっくり観察してみてください…と申し上げたいところですが、円錐状に多くの花をつけているうえ、群生する本種ですから、やはり少し離れたところから見るのが良いかもしれません。

オグラセンノウ(2013/06/28撮影)
湿生植物園でオグラセンノウが咲き始めました。ナデシコとか、カーネーションとかの仲間になりますが、同時期にピンク色の花を咲かせる、草地に生えるカワラナデシコと同様にれっきとした野生種です。どちらも野生種とは思えない派手なつくりをした花だと思いませんか?(カワラナデシコのアップはまた後日…)
さて、オグラセンノウの方は湿原に生える植物で、全国的にも県下的にも分布が限られています。これを機会に是非ご覧いただければと思います。

オオムラサキ♂(2013/06/27撮影)
少しずつ数も増えてきているようで、主に飛翔の様子ではありますが、目撃回数が増えてきました。樹上の葉群で休むときは翅を広げていますが、見上げなので撮れません。で、吸蜜中はほぼずーっと翅を閉じていますので撮っても仕方ありません…。ただ、短気で怖いもの知らずのオオムラサキは、他の昆虫が蜜場に来ると翅をばたつかせて追い払おうとしているようなので、早撃ちガンマンのつもりで狙ってみました。対決の結果、オオムラサキの方がかなり速くて全く勝ち目はなかったのですが、一度だけ動きに余韻があって1枚だけ撮ることができました。
ここのところ、樹液ポイントを確認するようにしているのですが、なかなか同じ所で必ず見られる場所というのがなくて、お勧めしにくいのが残念です。この写真はピクニック広場付近の雑木にて。他にはヨツボシケシキスイ、ヨツボシオオキスイ等の甲虫が寄ってきていました。

オオウラギンスジヒョウモン(2013/06/22撮影)
お詫び:6/23のアップで、上の写真をミドリヒョウモンとしていましたが間違いでした。ちょっと注意不足でした。記してお詫び申し上げます。
撮影時点では下記のミドリヒョウモンと同じぐらいの発生量でまだまだ少なかったですが、今現在は園内各所で複数観察される状況です。吸蜜植物は写真のノアザミだけでなく、オカトラノオに訪れることも多いため、各観察フィールドだけでなく、経路沿いでもよく見ることができます。

ミドリヒョウモン(2013/06/22撮影)
昨年もオグラセンノウやクサレダマと同じような時期にご紹介しています。時期だけでなく、背景も土壁で同様。ちょっと他のヒョウモンチョウと生息環境が違うような気がします。因みにあまり数は見られていません。撮影場所は昆虫の森に向かう途中の経路沿い、土砂が崩れた跡地です。
このミドリヒョウモンの特徴は♂であれば、前翅表に明瞭な4本の性標があるところでしょう。オオウラギンスジヒョウモンの♂は3本です。後翅裏面の模様でいえば、こちらは白い帯の数が多く、オオウラギンスジヒョウモンでは1本だけです。

オニヤンマ(2013/06/28撮影)
オニヤンマの羽化が(随分前から)始まっています。私は昨日(6/27)にやっと今季初見。湿生植物園や野草園で見ることができました。天気が悪いと午前中ぐらいはもたもたしていて見ることができる可能性ありです。この個体は9時過ぎには今にも飛び出しそうな雰囲気でした。飛ぶまで見れば良かったでしょうか…。
さて、このオニヤンマ上空を飛翔している様子もよく見られるようになってきています。羽化はしばらく続き、昨年の例では、初心者のための自然観察会「日本一小さなとんぼ。ハッチョウトンボ」でも観察しています。

▼2013/06/23アップ

ナツツバキ(2013/06/22撮影)
ツバキといえば常緑のヤブツバキがセンターには多く見られますが、花の色から開花の時期まで全く違って興味深い。夏緑樹だからか、はたまた花の時期が夏だからか、といったところが名前の由来でしょう。ジトッとした時期に純白の清楚な花を見ると爽やかな気分になりますよ!
さてこのナツツバキ、センターではササユリ保全地近くの田尻大池の池縁に1箇所、虫の原っぱ奥部に1箇所(わかりにくい)あります。いずれも多くつぼみをつけており、まだ開花は2~3花程度。7月上旬までは楽しめると思っています。
ナツツバキというと岡山県では中部以北に分布する野生種で、普通に見ようと思うと県北まで出かけなくてはなりません。無理せず近場のセンターで、是非ナツツバキの開花をご覧下さい。

▼その他、まだ見られるもの

チョウトンボ(2013/06、塩見宅栄氏撮影)

カイツブリ(2013/06/14撮影)

キイトトンボ(2013/06/14撮影)

シジュウカラ(2013/06/08撮影)

ショウジョウトンボ(2013/06/10撮影)

コムラサキ(2013/06/07撮影)

カワラヒワ(2013/05/31撮影)

コシアキトンボ(2013/05/31撮影)

ウグイス(水鳥観察小屋付近にて、2013/02/25撮影)
今週の土曜日(7/6)はライトに集まる夏の虫。翌日の7/7は「日本一小さなとんぼ。ハッチョウトンボ」を開催します。これから週末にかけて蒸し暑い天気に移り変わってくると思いますので、水分など十分に準備されておこしください。
(2013/07/04)
▼平成25年度 Update▼
2013/07/04:ゴマダラチョウ、オオムラサキの一型、モノサシトンボ…
2013/07/01:ネムノキ、オオルリ、ハッチョウトンボ、オオルリ(幼鳥)、コサメビタキ(幼鳥)…
2013/06/28:クサレダマ、オグラセンノウ、オニヤンマ…
2013/06/23:ナツツバキ、ムラサキシジミ…
2013/06/20:イカル、カラスアゲハ、チョウトンボの交尾行動…
2013/06/16:オオムラサキ…
2013/06/15:ノハナショウブ、チョウトンボ、カイツブリ…
2013/06/13:ササユリ、シジュウカラ、カワセミ、ミズイロオナガシジミ…
2013/06/07:センダイムシクイ、ウラナミアカシジミ、コムラサキ…
2013/06/03:ヒオドシチョウ、テングチョウ、ハッチョウトンボ…
2013/05/31:ウツギ、テイカカズラ、アカシジミ、アオスジアゲハ…
2013/05/23:トキソウ、エゴノキ、ダイミョウセセリ…
2013/05/18:モチツツジ、ヤマツツジ、カキツバタ、アヤメ…
2013/05/10:フジ、コサメビタキ、トラフトンボ…
2013/05/03:フジ、マルバアオダモ、カワトンボの仲間の交尾行動…
2013/04/28:キビタキ、オオルリ、ツマキチョウ、藤棚…
2013/04/27:カンサイタンポポ、ツボスミレ、サワオグルマ、キビタキ、タワヤモリ…
2013/04/25:フタスジサナエ、ハンミョウ、クチナシグサ、オオルリ…
2013/04/20:トラフトンボ、フタスジサナエ、リュウキンカ…
2013/04/15:シオヤトンボ、オグマサナエ、タベサナエ…
2013/04/13:ヤマザクラ、サクラソウ、ミツガシワ…
2013/04/05:センダイムシクイ、ツマキチョウ…
▼平成24年度 Last Update▼
2013/03/30:エドヒガン、コバノミツバツツジ、ナミアゲハ…
▼平成23年度 Last Update ▼
2012/03/30:コウヤミズキ、ヒサカキ…

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