里山の自然にふれてみよう。岡山県自然保護センター

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過去の動植物情報について

▼NEW!2013/07/23アップ
チダケサシ、ヒシモドキ、イヌタヌキモ、タヌキマメ、キイトトンボ、ヤブヤンマ、ウチワヤンマ、オオヤマトンボ、オニヤンマ、アオゲラを追加・更新しました。
▼2013/07/19アップ
アブラゼミ(羽化)、ニイニイゼミ、ミソハギ、カワラヒワ(水浴び)、カワセミ(幼鳥)、キビタキ(幼鳥)、キセキレイ(幼鳥)
▼2013/07/13アップ
チダケサシ、ユウスゲ、ヒヨドリ(幼鳥)、コサメビタキ(幼鳥)、ツバメ一家、コオニヤンマ、ハグロトンボ…
▼2013/07/06アップ
カワラナデシコ、ヤブカンゾウ、ネムノキ、ホオジロ(幼鳥)…
▼他
モノサシトンボ、オオムラサキ♀、ハッチョウトンボ、チョウトンボの交尾風景、ショウジョウトンボ、コシアキトンボ、ウグイスなども見られます。
▼NEW!2013/07/23アップ

チダケサシ(2013/07/21撮影)
長らくクサレダマに埋もれたチダケサシを掲載したままでしたが、やっと更新できました。チダケサシの花は穂のようになっていて、下から上に咲き上がっていきます。穂の下の方の花が済んだ状態であるのが分かると思います。でもまだ先に若々しい部分が残っているので、今しばらくは楽しめるでしょう。

ヒシモドキ(2013/07/21撮影)
目立たない花なので、ちょっとでも近くで見たいと思い、水生植物園や昆虫の森のデッキ付近で探していました。あまり良いのがなくて紹介が遅れましたが、意外なところで良く見えました。これはヤマセミ橋の所から、上池の排水路の方を向いて撮影したもの。ここはあまりヒシが多くなく、ヒシモドキは同時に複数の開花が見られほどよく生育していました。
写真では色が濃い浮葉がヒシで、色が淡い浮葉がヒシモドキです。似ているでしょうか?

イヌタヌキモ(2013/07/19撮影)
センターの水系環境は全般的にはよく安定していて、イヌタヌキモの花は滅多に見られないように思うのですが…、気づいていないだけでしょうか。葉に捕虫のうを持った食虫植物でもあり、ミミカキグサ等と同じ仲間です。狸の名は葉っぱの方がもととなっているようです。

タヌキマメ(2013/07/19撮影)
美しくもあり、かわいくもあり、滑稽でもあるタヌキマメの花が今年も咲き始めました。狸続きですが、こちらはフサフサの毛に覆われたがくがもととなっているようです。

キイトトンボ(2013/0719)
センターでは水辺があるところであれば、キイトトンボは比較的良く見られます。この日は湿生植物園で連結産卵の様子が見られました。写真は産卵ポイントから次のポイントへ移動する際、たまたまピントがあったもの。二人三脚ではないですが、器用なものですね。

左上:ヤブヤンマ(2013/07/19撮影)、右上:ウチワヤンマ(2013/07/22撮影)、中:オオヤマトンボ(2013/07/22)、下:オニヤンマ(2013/07/21撮影)
大型のトンボが見られるようになってきました。うまく撮れるのを待っているとお知らせがいつになるかわからないので、恥をしのんで一挙大公開です。
ヤブヤンマ:平成池にて撮影。♀のようです。産卵に来ているようなのですが、飛び方が速く落ち着きがなくどうにもなりません。
ウチワヤンマ:昆虫の森の水辺のデッキ上から遠景で。今年は上池の中堤湖岸などで、タイワンともども見れていませんが、こんなところにいたんですね…。止まりポイントが経路上から見えないのでしょうね…
オオヤマトンボ:昆虫の森のデッキ上から。♀のようで、時折、水辺の水草の茂るあたりで産卵行動をとっていました。せっかくのチャンスでしたが撮れませんでした。
オニヤンマ:よく経路をパトロールコースにしているのがいますよね。おかげで目の前を行ったり来たり。撮れないはずはなかろうと思うのですが意外に難しい。

オオヤマトンボ(2013/07/22撮影)
この日は昆虫の森のデッキは割と賑やかでした。最初気づかなかったのですが、♀はデッキ付近を中心に産卵をしながらの近場を行ったり来たり。♂は湖岸沿いにかなりデッキから離れたところまでパトロール。この♂は遠いところではウチワヤンマとガッチャン。デッキ付近では♀とガッチャン。忙しい♂です。ずーっとそのような好戦的な飛行を続け、最終的には♀を押さえ込んでしまいました。オオヤマトンボでは、センター外でもこのような光景を見たことがあるのですが、何なんでしょう。このあとこの状態のまま、ぐるぐる回りながら高度をあげて樹冠のある方へ消えていきました。共食いではなく、交尾なら良いのですが。

アオゲラ(2013/07/19撮影)
ケラ・ケラ・ケケケケケケ…という特有の鳴き声。この声だとアカかアオか…。遠目のシルエットからでも明らかに大型でアオゲラであることを予想できます。どうやら2羽連れ立っているようで、ペアかとも思ったのですが、左側の個体がやたら口を開けておねだりしているように見えました。頭頂を見せてもらえず、はっきりしないのですが、横から見た感じ、右の個体は嘴のあたりから赤い部分があるように見え、♂かな~。左側の個体は頭頂に少ししか赤い部分がなく、♀かな~。奥さんなのか、娘さんなのか…。
この撮影は湿生植物園。昨日(7/22)は、夕方センター棟玄関を出たところで至近で鳴き声が聞かれました。お決まりですがカメラを取りに行っている間にいなくなっていました。

▼2013/07/19アップ

アブラゼミ(2013/07/14撮影)
当日は午後から一時雨がパラつくなど、どんよりした天気となりました。閉店時刻を少々過ぎた頃には既にこの暗さ。アブラゼミも蒸し暑い熱帯夜と間違えちゃったでしょうか。しかもなんでこんなギリギリの体勢で…
成虫の腹側は普段見る機会がないので撮らせてもらいました。この個体には腹弁という音(鳴き声)を鳴らす器官があるので♂です。

ニイニイゼミ(2013/07/18撮影)
センターでは今月上旬にヒグラシとともに鳴き声が聞かれ始めました。私が気づいたのは7/6頃だったかと。チーーー(ヂーーー)という雰囲気の高音で各所で鳴いていますが、その姿をやっと見ることができました。今年はハルゼミを見つけることができなかったので、あまりツキが無さそうで心配していましたが、この日曜日(7/21)に開催される初心者のための自然観察会「セミ時雨の中の散策」の前に代表種を見れて良かったです。

ミソハギ(2013/07/07撮影)
撮影日はだいぶ前。水生植物園で、ほぼ咲き始めを撮ったものです。今は、池岸や湿生植物園などの水辺や湿地でポツポツ咲き始めています。盆花と呼ばれたり、禊ぎ萩が転じた名との説もあるなど、神聖な印象のある花。反面、夏らしいトロピカル?な色だと思う私はちょっとズレているでしょうか。



カワラヒワ(2013/07/13撮影)
夏の虫の原っぱの風物詩?カワラヒワの水浴びを遠くからピーピングさせてもらいました。といっても男湯みたいですね…。

カワセミ(2013/07/14撮影)
久々。といってもこれは幼鳥。胸のあたりやその他濁った感じの色合いです。嘴は短め?。その色は、幼鳥では♂♀ともに黒色で性別の区別はつきません。今年のセンター生まれでしょうか?。今朝(7/19)もヤマセミ橋を通りかかったところで、手すりにいったん止まり、すぐに飛んでいってしまうところを見ることが出来ました。

キビタキ(2013/07/18撮影)
センター棟近くで聞き慣れない連続音の鳴き声がしていました。そーっと樹冠の中をのぞき込むと地味な小さい小鳥が…。うまく枝葉がかぶるようにかぶるように移動していきます。ピントが合ったと思ったらもう見失ってしまいました。成鳥もなかなか姿を見せてくれないですが、幼鳥もよく血筋をひいていると思います。

キセキレイ(2013/07/14撮影)
山地や公園の水場で普通なキセキレイが虫の原っぱでも見られました。3~4羽で連れだって林縁を飛び回ったり水場に降りたり、あまり落ち着きがないようです。行動は子供っぽいですが、羽の具合はかなり落ち着いてきています。

▼2013/07/13アップ


ユウスゲ(2013/07/12撮影)
開園前に撮影したもので、夜間咲いていた花がまだ残っている状態です。ニホンジカの食害防止のため、柵を設置しているのが奏功したのか、健全に成長しており、つぼみも多くたくわえています。曇った日であれば開園直後や閉園直前でも開花を見ることができますので、是非虫の原っぱにお越し下さい。

ヒヨドリ(2013/07/08撮影)
幼鳥は、成鳥ほど張りのある声ではありませんが、それでも結構騒々しい系です。これで大体の幼鳥は見れたでしょうか。これはヤマセミ橋近くで撮影したもので、親鳥1羽と、幼鳥3羽の家族風でした。全体をうまく入れて撮れなかったのが残念です。

コサメビタキ(2013/07/12撮影)
今季は虫の原っぱで初見し、センター棟周囲、湿生植物園へと確認位置が移動し、そのまま抜けるのかと思っていたら、またセンター棟周囲や虫の原っぱ、昆虫の森の奥などでも見られています。同じ個体かどうか全くわかりません…。この写真は虫の原っぱの樹液の出るアキニレにて撮影。


ツバメ一家(2013/07/12撮影)
巣立ちが終わると、このような風景がよく見かけられるようになります。センターにも外敵は多いでしょうが、渡りの時季までゆっくり滋養をとって欲しいと思います。

コオニヤンマ(2013/07/12撮影)
その名の通り、オニヤンマより少し小さい。何かと特徴があり覚えやすいとんぼです。先ず異様に後ろ脚が長い。身体が大きい割に、眼というか頭が小さい。胸部の高さがあり、しっかりした感じがする反面、尾の先が下に曲がっていることが多く、全体的に猫背というか…。あまり若々しさというか俊敏なイメージは持っていませんでした。ただ、この獲物(ジャノメチョウ)は大きく、やっぱり大型のとんぼだけに性格はどう猛なんだと納得させられました。因みにヤゴもぺったんこでとても特徴があります。

ハグロトンボ(2013/07/13撮影)
なぜか、このコーナーでは初の紹介となります。たぶんセンターには普通にいてると思いますし、お客さんもよくご存知のはずです。水場近くの陰湿な樹陰や物陰でヒラヒラヒラヒラと飛びます。この写真は昆虫の森ですが、やはり暗かったので、このハグロトンボには申し訳なかったですがフラッシュたかせてもらいました。

▼2013/07/06アップ

カワラナデシコ(2013/07/06撮影)
オグラセンノウも見頃ですが、こちらのカワラナデシコも経路沿いの草むらで咲きそろってきています。撫子という名前とこの花のピンク色がちょっと頭の中でつながらないのですが、野生種とは思えないような明るく陽気な感じがする花です。河原とありますが、渓流辺の岩場でも、はたまた崖地でも生えますし、人里のよく手入れされた草地にも見られることがあります。
この写真はタンチョウ棟近くの経路沿いの草むらで。湿生植物園近くの草むらでも見ることができます。

ヤブカンゾウ(2013/07/06撮影)
ヤブカンゾウが咲き始めました。この写真は湿生植物園にて。野草園やその他でも見ることができます。

ネムノキ(2013/07/01撮影)
雨天続きでパッとしなかったネムノキですが、しばらく暑い日が続きそう。湖畔や経路沿い各所にあるネムノキも咲きそろうのではないでしょうか。

ホオジロ(2013/07/04撮影)
ホオジロはそれこそ各所で見られます。親は囀っていますし、幼鳥は近くでいっしょにうろうろしていることも多いので、地味ですが探してみてください。

▼その他、まだ見られるもの

モノサシトンボ(2013/07/04)

オオムラサキ♀(2013/06/30撮影)

ハッチョウトンボ(2013/06/29撮影)

チョウトンボ(2013/06、塩見宅栄氏撮影)

ショウジョウトンボ(2013/06/10撮影)

コシアキトンボ(2013/05/31撮影)

ウグイス(水鳥観察小屋付近にて、2013/02/25撮影)
7/21の初心者のための自然観察会「セミ時雨の中の散策」では、暑い中ご参加いただいて大変ありがとうございました。時間がおした分、私の方はややバテ気味でしたが皆様元気いっぱいで…、こういう時、年を感じてしまいます…。

さて、「せみ限定観察会」ではなく、「セミ時雨の中で散策する」ということで、やはり何でもありの観察会になりました。せみはニイニイゼミ、アブラゼミ、ヒグラシの定番にとどまりましたが、オオムラサキ、くわがた、いもむし、ハチの仲間に、クモの仲間、シュレーゲルアオガエルと多岐にわたる生物群を観察できました。

コースは上池を一周しただけ。野鳥観察小屋あたりで特に時間を要したのは、様々な種類が見られたからか、それとも、木々が豊かで比較的涼しかったからでしょうか。
(2013/07/23)
▼平成25年度 Update▼
2013/07/23:チダケサシ、ヒシモドキ、イヌタヌキモ…
2013/07/19:アブラゼミ、ニイニイゼミ、ミソハギ…
2013/07/13:チダケサシ、ユウスゲ、ツバメ…
2013/07/06:カワラナデシコ、ヤブカンゾウ、サンコウチョウ…
2013/07/04:ゴマダラチョウ、オオムラサキの一型、モノサシトンボ…
2013/07/01:ネムノキ、オオルリ、ハッチョウトンボ、オオルリ(幼鳥)、コサメビタキ(幼鳥)…
2013/06/28:クサレダマ、オグラセンノウ、オニヤンマ…
2013/06/23:ナツツバキ、ムラサキシジミ…
2013/06/20:イカル、カラスアゲハ、チョウトンボの交尾行動…
2013/06/16:オオムラサキ…
2013/06/15:ノハナショウブ、チョウトンボ、カイツブリ…
2013/06/13:ササユリ、シジュウカラ、カワセミ、ミズイロオナガシジミ…
2013/06/07:センダイムシクイ、ウラナミアカシジミ、コムラサキ…
2013/06/03:ヒオドシチョウ、テングチョウ、ハッチョウトンボ…
2013/05/31:ウツギ、テイカカズラ、アカシジミ、アオスジアゲハ…
2013/05/23:トキソウ、エゴノキ、ダイミョウセセリ…
2013/05/18:モチツツジ、ヤマツツジ、カキツバタ、アヤメ…
2013/05/10:フジ、コサメビタキ、トラフトンボ…
2013/05/03:フジ、マルバアオダモ、カワトンボの仲間の交尾行動…
2013/04/28:キビタキ、オオルリ、ツマキチョウ、藤棚…
2013/04/27:カンサイタンポポ、ツボスミレ、サワオグルマ、キビタキ、タワヤモリ…
2013/04/25:フタスジサナエ、ハンミョウ、クチナシグサ、オオルリ…
2013/04/20:トラフトンボ、フタスジサナエ、リュウキンカ…
2013/04/15:シオヤトンボ、オグマサナエ、タベサナエ…
2013/04/13:ヤマザクラ、サクラソウ、ミツガシワ…
2013/04/05:センダイムシクイ、ツマキチョウ…
▼平成24年度 Last Update▼
2013/03/30:エドヒガン、コバノミツバツツジ、ナミアゲハ…
▼平成23年度 Last Update ▼
2012/03/30:コウヤミズキ、ヒサカキ…

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