里山の自然にふれてみよう。岡山県自然保護センター

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過去の動植物情報について

▼NEW!2013/07/29アップ
コバギボウシ、ミミカキグサ、コオニユリ、オニバス、オニヤンマ(産卵)、ウチワヤンマ、オオアオイトトンボ、オオムラサキ(産卵)を追加・更新しました。
▼2013/07/25アップ
ヒシ、チョウトンボ、ホオジロ…
▼2013/07/23アップ
ヒシモドキ、タヌキマメ、キイトトンボ、アオゲラ…
▼2013/07/19アップ
アブラゼミ(羽化)、ニイニイゼミ、ミソハギ、カワラヒワ(水浴び)…
▼他
コサメビタキ(幼鳥)、コオニヤンマ、ホオジロ(幼鳥)、モノサシトンボ、ハッチョウトンボ、ショウジョウトンボ、コシアキトンボ、ウグイスなども見られます。
▼NEW!2013/07/29アップ

コバギボウシ(2013/07/26撮影)
湿生植物園ではチダケサシやオグラセンノウの見頃が過ぎ、コバギボウシが薄い紫色の涼しげな花を咲かせ始めました。湿原や湿原周辺の湿地に生える植物ですがセンターではそれほど多くは見られません。今年はニホンジカの食害の影響も気になるところです。

ミミカキグサ(2013/07/26撮影)
湿原は元来、小さな植物の宝庫ですが、ミミカキグサは中でも一際小さなグループであり、モウセンゴケなんかとも肩をならべます。なんとなく感じる違和感は…この植物、葉っぱがありませんね?実は葉っぱはピントが合ってない部分、水がひたひたの地面にあります。ミミカキグサは以前紹介したイヌタヌキモと同じグループで、地下には捕虫のうも備えています。

コオニユリ(2013/07/26撮影)
燃えるような橙色、反り返る花びら、目立つ雄しべと雌しべ。夏がよく似合うコオニユリが見頃をむかえています。撮影はタンチョウ棟付近の経路沿いにて。他、湿生植物園周囲でも見られます。

オニバス(2013/07/26)
7月の中旬頃だったでしょうか。土用干しの頃を過ぎたあたりから田尻大池の水位が下がり始めました。昆虫の森の水辺のデッキからは、水位が下がって浅瀬となった湖岸で様々な水草が観察しやすくなってきました。地味な存在ですが、ホソバノミズヒキモ、ササバモ、クロモ、昨年名前をチェックしたオオトリゲモ、切れ藻となって漂着したヒシモドキ等が見られます。このオニバスも群生するほどではないですが、コンスタントに発生し、株を形成しています。先日、その最初の開花が見られました。


オニヤンマ(2013/07/27撮影)
オニヤンマの産卵が見られ始めました。お昼の食休み、私にとっては幸運を呼び込むお客さんとの久しぶりの鉢合わせでした。そのお客さんのご案内もあり、すぐ見れ、すぐ撮れました。いつもありがとうございます。
オニヤンマは6月中に羽化が始まり、今の時期に始まった産卵は9月に入っても見られます。成虫として3~4箇月過ごすわけで、昆虫としては長いと思います。幼虫時代に長い期間栄養を蓄える下積みもあるでしょうし、成虫になっても捕食し続けていることが、この大きな体の維持と、成虫期間の長さにつながっているのでしょうか。このオニヤンマの一生のメインイベントです。

オニヤンマ(2013/07/28撮影)
暗い場所だったので、フラッシュをたいてしまいました。シャッタースピードが遅く、被写体ブレしていますが、動きがわかりやすいので載せてみました。オニヤンマ♀は浅い水場を巡回し、気に入った場所があると、ホバリングしながら腹部の先にある尖った産卵弁を水底に突き刺し産卵します。センターでオニヤンマがよく利用する産卵場は出水の度に新しいマサ土が供給されており、産卵時の「ザクッ」「ザクッ」「ザクッ」…という連続音は一際よく耳につきます。

ウチワヤンマ(2013/07/26撮影)
田尻大池や上池の堰堤付近で見かけるようになりました。撮影は花の広場付近の湖岸の枯れ枝にとまっているところ。タイワンウチワヤンマとの見分けは、団扇の模様を比べると簡単です。

オオアオイトトンボ(2013/07/28撮影)
湿生植物園のハンノキ林の林下で、幻想的な光沢を持つオオアオイトトンボが見られました。まだ発生して間もない個体でしょうか。しばらく目立たなくなった後、秋頃、湿生植物園の経路沿いなどで再び見られるようになるはずです。

オオムラサキ(2013/07/28撮影)
「自然学習リーダー養成講座」での一コマです。♀でもありましたし、あまり気にはしていなかったのですが、どうもとまり方がなんだか変なことに皆が気づき始め、それが産卵の様子であることがわかりました。生まれてからは食樹が必要なので、展葉に直接産卵した方が良かったのでは?それほど大勢ではありませんでしたが、ギャラリーにプレッシャーを感じたのか、ここには多くは産まず、他の場所に移動しました。リスク分散のため、出来るだけ多様な場所を選んで産んだ方が良いですよね。

▼2013/07/25アップ

ヒシ(2013/07/25)
上池のヒシが開花しています。葉、株、群落が旺盛な割に控えめな花です。水生植物園のデッキから比較的近くで観察できます。うだるような暑さの中、眼をこらすと小さな生きものが飛び交っています。イトトンボの仲間がまだまだ活動しているんですね。これは言うほど大きくないオオイトトンボ。♀は半身浴ではなく、産卵中。他にはクロイトトンボ、キイトトンボ、少しだけアジアイトトンボ。

チョウトンボ(2013/07/25撮影)
暑い日差しをヒシの葉が色んな方向に反射して眼がチカチカします。そのヒシ群落の上を、翅をメタリックに輝かせながらチョウトンボがヒラヒラ…ヒラヒラ…。真夏の水生植物園の代表種です。(そのヒラヒラ感がどうにも写真には撮れなくて、雰囲気をお伝えできなくて申し訳ないです。)

ホオジロ(2013/07/25撮影)
センターでは年中見られるホオジロ。繁殖も一段落し、幼鳥共々よく見かけるようになりました。地鳴きがメインですが、時々囀りも聞かせてくれます。この写真の♂はちょっと若いのでしょうか?。囀ろうとして一声は出すのですが後が続きません。緊張させちゃいましたかね…。

▼2013/07/23アップ

ヒシモドキ(2013/07/21撮影)
目立たない花なので、ちょっとでも近くで見たいと思い、水生植物園や昆虫の森のデッキ付近で探していました。あまり良いのがなくて紹介が遅れましたが、意外なところで良く見えました。これはヤマセミ橋の所から、上池の排水路の方を向いて撮影したもの。ここはあまりヒシが多くなく、ヒシモドキは同時に複数の開花が見られほどよく生育していました。
写真では色が濃い浮葉がヒシで、色が淡い浮葉がヒシモドキです。似ているでしょうか?

タヌキマメ(2013/07/19撮影)
美しくもあり、かわいくもあり、滑稽でもあるタヌキマメの花が今年も咲き始めました。狸続きですが、こちらはフサフサの毛に覆われたがくがもととなっているようです。

キイトトンボ(2013/0719)
センターでは水辺があるところであれば、キイトトンボは比較的良く見られます。この日は湿生植物園で連結産卵の様子が見られました。写真は産卵ポイントから次のポイントへ移動する際、たまたまピントがあったもの。二人三脚ではないですが、器用なものですね。

アオゲラ(2013/07/19撮影)
ケラ・ケラ・ケケケケケケ…という特有の鳴き声。この声だとアカかアオか…。遠目のシルエットからでも明らかに大型でアオゲラであることを予想できます。どうやら2羽連れ立っているようで、ペアかとも思ったのですが、左側の個体がやたら口を開けておねだりしているように見えました。頭頂を見せてもらえず、はっきりしないのですが、横から見た感じ、右の個体は嘴のあたりから赤い部分があるように見え、♂かな~。左側の個体は頭頂に少ししか赤い部分がなく、♀かな~。奥さんなのか、娘さんなのか…。
この撮影は湿生植物園。昨日(7/22)は、夕方センター棟玄関を出たところで至近で鳴き声が聞かれました。お決まりですがカメラを取りに行っている間にいなくなっていました。

▼2013/07/19アップ

アブラゼミ(2013/07/14撮影)
当日は午後から一時雨がパラつくなど、どんよりした天気となりました。閉店時刻を少々過ぎた頃には既にこの暗さ。アブラゼミも蒸し暑い熱帯夜と間違えちゃったでしょうか。しかもなんでこんなギリギリの体勢で…
成虫の腹側は普段見る機会がないので撮らせてもらいました。この個体には腹弁という音(鳴き声)を鳴らす器官があるので♂です。

ニイニイゼミ(2013/07/18撮影)
センターでは今月上旬にヒグラシとともに鳴き声が聞かれ始めました。私が気づいたのは7/6頃だったかと。チーーー(ヂーーー)という雰囲気の高音で各所で鳴いていますが、その姿をやっと見ることができました。今年はハルゼミを見つけることができなかったので、あまりツキが無さそうで心配していましたが、この日曜日(7/21)に開催される初心者のための自然観察会「セミ時雨の中の散策」の前に代表種を見れて良かったです。

ミソハギ(2013/07/07撮影)
撮影日はだいぶ前。水生植物園で、ほぼ咲き始めを撮ったものです。今は、池岸や湿生植物園などの水辺や湿地でポツポツ咲き始めています。盆花と呼ばれたり、禊ぎ萩が転じた名との説もあるなど、神聖な印象のある花。反面、夏らしいトロピカル?な色だと思う私はちょっとズレているでしょうか。

カワラヒワ(2013/07/13撮影)
夏の虫の原っぱの風物詩?カワラヒワの水浴びを遠くからピーピングさせてもらいました。といっても男湯みたいですね…。

▼その他、まだ見られるもの

コサメビタキ(2013/07/12撮影)

コオニヤンマ(2013/07/12撮影)

ホオジロ(2013/07/04撮影)

モノサシトンボ(2013/07/04)

ハッチョウトンボ(2013/06/29撮影)

ショウジョウトンボ(2013/06/10撮影)

コシアキトンボ(2013/05/31撮影)

ウグイス(水鳥観察小屋付近にて、2013/02/25撮影)
昨日(7/28)は、日本最大級の昆虫3種を見ることが出来、迫力満点でした。
それぞれ、オニヤンマの産卵、オオムラサキの産卵、シロスジカミキリでした。
実際にはオオムラサキは最大級ということで、最大ではないのですが…。センター最大?でもないか…。モンキアゲハやクロアゲハの方が大きそう。う~ん、我ながら曖昧。

自分の感覚のある一定のボーダーを超えると、全部「デカッ」としか思わないからいけないんでしょうね…。

次からは、「これは○○センチだね」とか言いながら観察できるかな??
(2013/07/29)
▼平成25年度 Update▼
2013/07/29:コバギボウシ、ミミカキグサ、コオニユリ…
2013/07/25:ヒシ、チョウトンボ、ホオジロ…
2013/07/23:チダケサシ、ヒシモドキ、イヌタヌキモ…
2013/07/19:アブラゼミ、ニイニイゼミ、ミソハギ…
2013/07/13:チダケサシ、ユウスゲ、ツバメ…
2013/07/06:カワラナデシコ、ヤブカンゾウ、サンコウチョウ…
2013/07/04:ゴマダラチョウ、オオムラサキの一型、モノサシトンボ…
2013/07/01:ネムノキ、オオルリ、ハッチョウトンボ、オオルリ(幼鳥)、コサメビタキ(幼鳥)…
2013/06/28:クサレダマ、オグラセンノウ、オニヤンマ…
2013/06/23:ナツツバキ、ムラサキシジミ…
2013/06/20:イカル、カラスアゲハ、チョウトンボの交尾行動…
2013/06/16:オオムラサキ…
2013/06/15:ノハナショウブ、チョウトンボ、カイツブリ…
2013/06/13:ササユリ、シジュウカラ、カワセミ、ミズイロオナガシジミ…
2013/06/07:センダイムシクイ、ウラナミアカシジミ、コムラサキ…
2013/06/03:ヒオドシチョウ、テングチョウ、ハッチョウトンボ…
2013/05/31:ウツギ、テイカカズラ、アカシジミ、アオスジアゲハ…
2013/05/23:トキソウ、エゴノキ、ダイミョウセセリ…
2013/05/18:モチツツジ、ヤマツツジ、カキツバタ、アヤメ…
2013/05/10:フジ、コサメビタキ、トラフトンボ…
2013/05/03:フジ、マルバアオダモ、カワトンボの仲間の交尾行動…
2013/04/28:キビタキ、オオルリ、ツマキチョウ、藤棚…
2013/04/27:カンサイタンポポ、ツボスミレ、サワオグルマ、キビタキ、タワヤモリ…
2013/04/25:フタスジサナエ、ハンミョウ、クチナシグサ、オオルリ…
2013/04/20:トラフトンボ、フタスジサナエ、リュウキンカ…
2013/04/15:シオヤトンボ、オグマサナエ、タベサナエ…
2013/04/13:ヤマザクラ、サクラソウ、ミツガシワ…
2013/04/05:センダイムシクイ、ツマキチョウ…
▼平成24年度 Last Update▼
2013/03/30:エドヒガン、コバノミツバツツジ、ナミアゲハ…
▼平成23年度 Last Update ▼
2012/03/30:コウヤミズキ、ヒサカキ…

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