▼NEW!2013/09/19アップ ミズアオイ、ヒガンバナ、イトイヌノヒゲ、セトウチホトトギス、サシバ、オオカマキリを追加・更新しました。 ▼2013/09/13アップ エゾトンボ、カトリヤンマ、サシバ… ▼2013/09/07アップ ツリガネニンジン、サイヨウシャジン、ツリフネソウ、タカネトンボ、ヤマガラ… ▼2013/08/26アップ ナンバンギセル、サワギキョウ、オミナエシ、クズ、タイワンウチワヤンマ、メジロ… ▼他 ビッチュウフウロ、タコノアシ、エナガ、リスアカネ、オオルリボシヤンマ、コサメビタキ、ホザキノミミカキグサ、ツユクサ、ウスバキトンボ、ミミカキグサ、ウチワヤンマ、ホオジロなども見られます。 |
---|
▼NEW!2013/09/19アップ ミズアオイ(2013/09/14撮影) 岡山県では今現在、野生の自生地は倉敷川の一箇所のみとなっている絶滅寸前の植物です。かつては県南部の水田や川辺で見られた植物だそうですが、それほど水田を取りまく環境は激変したということなのでしょう。センターのミズアオイは倉敷川の系統の種子をもとに野草園で保護しているものです。写真はそこから種で広がったと思われる水生植物園での開花をとらえたもの。 それぞれの花は一日花ですが、次々咲き続けるため10月中旬頃までは楽しめそうです。 ヒガンバナ(2013/09/14撮影) 朝晩が過ごしやすくなった頃合いでヒガンバナが開花し始めました。撮影は水生植物園近くで。 ここ数日は過ごしやすいを通り越して肌寒いほどですが、日中の日差しは強く、まだまだ残暑は厳しい印象です。そんなこともあって、日中に野外でのお仕事を中心にされている方は、あまりヒガンバナの開花はピンこないかも。でも確実の秋の気配、季節の変わり目の到来はもうすぐそこまで来ていますよ。 イトイヌノヒゲ(2013/09/14撮影) 湿生植物園で、星をちりばめたようなメルヘンチックな花が見頃をむかえています。和名は繊細な植物体の様子から名付けられたものと思われますが、このグループの名前はホシクサと言われ、見た目の印象にピッタリです。 セトウチホトトギス(2013/09/14撮影) 岡山県で一般によく知られているのはヤマジノホトトギスの方だと思いますが、センターでは専らこのセトウチホトトギスを見ることが出来ます。名前は本州西日本の山陽側、つまり瀬戸内海に面した地域に分布しているから。紫の模様が比較的濃く、花弁の付け根には黄色の配色もあり見栄えのする花です。経路沿いの林縁や湿生植物園の木道沿いなどでよく見られます。 サシバ(2013/09/19撮影) 上の写真はセンター棟西側の山の尾根の枯れ松にとまっているところ。下の写真は上池上空を旋回しながら南西に流れていくところ。旋回の様子はサシバ3羽に、ひとまわり小さい不明種1羽の計4羽でした。鷹の渡り時期の到来間近ですね。友の会の自主企画行事「タカの渡り観察会」は、今年度はセンターで開催されます。エントランス広場にて、9/23(月)9:00調査開始です。皆様お気軽にご参加下さい。 オオカマキリ(2013/09/14撮影) おっとっとっとっと。衝撃的な場面に出くわしましたが、込み入ったところで写真は失敗でした。林縁や原っぱなど、注意してみるとこのオオカマキリをよく見かけるようになりました。一方、夏を賑わしたアブラゼミの方はそろそろシーズン終盤。昆虫の方も季節の変わり目のようです。 ▼2013/09/13アップ エゾトンボ(2013/09/12撮影) 湿生植物園でホバリングを交えながら同じ所を巡回していました。てっきりハネビロエゾトンボであろうと決めつけていましたが、最近買った図鑑では、腹部の付け根付近下部にある突起に黄色部分があるとエゾトンボだとのこと。尾部付属器の形状もエゾトンボっぽくはありますが、あまり鮮明な写真でもないのでなんとも… お詳しい人の判定はどうなるでしょうか… ハネビロエゾトンボの過去写真を見ると、突起が真っ黒なものとそうでなさそうなものがあるので、エゾトンボの誤認が含まれている可能性ありです… カトリヤンマ(2013/09/07撮影) センターでは野草園のたんぼ周りが繁殖場所じゃないかと思っています。秋に産卵風景が見れると良いのですが、なかなかうまくいきませんよね。水田環境の変化でだんだんと減ってきているとんぼではないかと思いますが、センターでは長く存続していって欲しいです。 ▼2013/09/07アップ ツリガネニンジン(2013/09/01撮影) 県下一円の林縁や手入れされる草地で見られ、釣鐘の名も花の外観にマッチしていて馴染みやすい植物です。ところが、微妙に違うサイヨウシャジンという種もあることから、気軽に「ツリガネニンジン!」と呼ぶことが出来なくなり、いつしか目を背けるようになってしまいました…。ごめんなさい。 サイヨウシャジン(上:2013/09/07、下:2013/09/01撮影) 本種の存在を知り、見分けなきゃいけないのかな…、と気にかけだしたのはここ5年ぐらいのこと。正直未だによくわかりません。客観的には、サイヨウシャジンはツリガネニンジンに対し、花冠の縁付近にくびれがあること、雌しべが花冠と同長に近いほど突出することによって区別されます。 ところが花の付き方などの全草の様子は、上のツリガネニンジンの写真の方がサイヨウシャジンっぽく、このサイヨウシャジンの写真の方がツリガネニンジンっぽかったりします。このようなチグハグな感じが判断を鈍らせるんですよね…。 皆様はどのように思われるでしょう。 ツリフネソウ(2013/09/07撮影) 野草園奥でツリフネソウが咲いているとのことで見に行ってみました。しっかりと咲いていましたです。 ただ、大雨の出水の影響で経路沿いの個体は少なくなっているようでした。ニホンイノシシやニホンジカの防止柵の中にはまとまって生えているところがありますので、防止柵をこわさないように一時的に中に入って撮影するぶんには差し支えないと思いますので、ご覧になって下さい。ただし、足もとがぬかるんでいることと、ニホンマムシがいるかもしれませんので十分ご注意下さい。 タカネトンボ(2013/09/05撮影) センター棟の事務室に紛れ込んできました。エゾトンボの仲間を間近で見れる機会は少ないので、捕獲後、外の木の枝に止まらせて撮らせてもらいました。ダークグリーンの存在感あるボディーですが、間近で見ると結構小柄。全長は5センチ程度しかありません。 センターではエゾトンボの仲間は他にハネビロエゾトンボも見られます。観察機会は夏頃からあるはずなのですが、今年はとんと出会いがありませんでした。この仲間の撮影機会はホバリング時ぐらいしかないので、うまく撮れないと名前を決めきれないことがしばしばです。今回のような機会は大変ありがたかったです。 ヤマガラ(2013/09/05撮影) 梅雨時期に巣立ち雛が見られたりしましたが、それ以降、特に盛夏は全く音沙汰がありませんでした。また、昨年はエゴノキの実が不作だったこともあり、相当長い間のご無沙汰感があります。今年はエゴノキの実はまずまずの豊作。これから10月にかけて、この木での採餌風景が楽しめることを期待しています。 ▼2013/08/26アップ ナンバンギセル(2013/08/25撮影) 洋風のパイプ(喫煙グッズ)に見立てた名前。ポパイの愛用品といえば思い当たる人も少なからずおられるのではないでしょうか。葉緑素を持っていないことからも察せられるとおり、ススキなどの根に寄生して生きている植物です。タンチョウ棟付近の経路沿いのススキ原の地際を覗いてみてください。湿っぽい箇所もあるので蛇には気をつけて! サワギキョウ(2013/08/26撮影) こちらは派手ないでたちのサワギキョウ。湿生植物園(東の谷)で咲き始めました。あまり多くはないし、背景にも写っているとおり、同系統の色合いのミソハギがかなり残っていることもあって探しにくいかもしれません。しかし派手さが違いますのできっと見つかると思いますよ。 オミナエシ(2013/08/26撮影) 既にお知らせしているキキョウともども秋の七草の一員です。とはいえオミナエシは短日植物、夏至以降昼が短くなることに反応して花芽が形成されるため、8月から咲いていました。 クズ(2013/08/26撮影) こちらも秋の七草の一員、クズの花が咲き始めました。法面や樹林を覆い尽くしてしまう様から、注意が必要な植物ではあるのですが、花は可憐ですし、グレープの香りもすばらしい。 秋の七草といえば、ハギの仲間はもう咲いていますし、フジバカマに似たサワヒヨドリも咲き始めています。ただ、カワラナデシコは花期終盤でギリギリ残っているような状態のうえ、ススキはしばらく先であることを考えるとキャストが出そろうのは難しそうですね。 タイワンウチワヤンマ(2013/08/26撮影) 上池の堰堤付近で見かけるようになりました。写真はちょっと残酷ですがチョウトンボを捕食しているところ。チョウトンボのシーズンも終盤に差し掛かっていますので、産卵で弱った♀が捕まってしまったのでしょう。尾の先から卵が漏れているのが見えますが、食べ進んでいく途中で池岸に落ちてしまいました。チョウトンボはタイワンウチワヤンマの命の糧になってしまいましたが、最後の命を次の世代につないだかもしれません。 ウチワヤンマとの見分けは、団扇の模様を比べると簡単です。 メジロ(2013/08/19撮影) 少し前の写真になりますが、これから渡りのシーズンに向けて野鳥も騒がしくなってくれるようにとの願掛け…というわけでもないのですが、なんとなく微笑ましいこの写真、載せておきます。本当は3羽連れだったのですが、うまく収められませんでした。 ▼その他、まだ見られるもの ビッチュウフウロ(2013/08/17撮影) タコノアシ(2013/08/17撮影) エナガ(2013/08/17撮影) リスアカネ(2013/08/02撮影) オオルリボシヤンマ(2013/08/09撮影) コサメビタキ(2013/08/02撮影) ホザキノミミカキグサ(2013/08/01撮影) ツユクサ(2013/08/02撮影) ウスバキトンボ(2013/08/01撮影) ミミカキグサ(2013/07/26撮影) ウチワヤンマ(2013/07/26撮影) ホオジロ(2013/07/25撮影) |
ここ数日、晩は寒いぐらいですが、先週末(9/14)に実施した「虫の声探し」は蒸し暑かった…。うっかりしていて短いレンズを持参するのを忘れ、写真がほとんど撮れませんでした…。 講師の先生が挙げられた確認候補種はササキリの仲間、コオロギの仲間など十数種。昨年、鳴き声だけで姿の見れなかったマツムシの目撃が目標でしたが、叶いませんでした…。声だけは聞けたんですがね~。チンチロリン。かわりに2枚の翅を立てて似たような風貌で鳴くカンタンという種を見ることが出来ました。この名前全くの初耳。周囲がアオマツムシの大合唱で騒々しい中、ルルルルルルルルルルルル…と澄んだ印象深い声。他の個体に気を取られていたのか、随分長いこと鳴いている様子を観察させてもらいませした。 写真は先に述べたレンズの都合で上はピンボケ、下は後ろ向きという… さて、今日は美作岡山間道路、佐伯ICをおりると麓一帯は霧の中。でもセンターは快晴で、朝からサシバの鳴き声や天空の舞いを確認することが出来ました。その後、日中も虫の原っぱとセンター棟の間の山塊上空で飛翔等を見ることが出来ました。9/23(月)に開催される友の会の自主企画行事「タカの渡り観察会」でも、このサシバ他、ハチクマやその他もろもろ見れると良いですね。エントランス広場にて、9/23(月)9:00調査開始ですので、皆様お気軽にご参加下さい。 (2013/09/19) |
・2013/09/19:ミズアオイ、ヒガンバナ、イトイヌノヒゲ、セトウチホトトギス、サシバ…
・2013/09/13:ミズトラノオ、ホシホウジャク、ナミアゲハ、サンショウクイ、サシバ…
・2013/09/07:ミズトラノオ、ツリガネニンジン、サイヨウシャジン、ツリフネソウ…
・2013/08/26:ミズトラノオ、ナンバンギセル、ミズトンボ、サワギキョウ、オミナエシ、クズ…
・2013/08/17:サギソウ、ビッチュウフウロ、アイナエ、タコノアシ…
・2013/08/09:サギソウ、ミソハギ、フシグロセンノウ…
・2013/08/02:キキョウ、ホザキノミミカキグサ、ツユクサ…
・2013/07/29:コバギボウシ、ミミカキグサ、コオニユリ…
・2013/07/25:ヒシ、チョウトンボ、ホオジロ…
・2013/07/23:チダケサシ、ヒシモドキ、イヌタヌキモ…
・2013/07/19:アブラゼミ、ニイニイゼミ、ミソハギ…
・2013/07/13:チダケサシ、ユウスゲ、ツバメ…
・2013/07/06:カワラナデシコ、ヤブカンゾウ、サンコウチョウ…
・2013/07/04:ゴマダラチョウ、オオムラサキの一型、モノサシトンボ…
・2013/07/01:ネムノキ、オオルリ、ハッチョウトンボ、オオルリ(幼鳥)、コサメビタキ(幼鳥)…
・2013/06/28:クサレダマ、オグラセンノウ、オニヤンマ…
・2013/06/23:ナツツバキ、ムラサキシジミ…
・2013/06/20:イカル、カラスアゲハ、チョウトンボの交尾行動…
・2013/06/16:オオムラサキ…
・2013/06/15:ノハナショウブ、チョウトンボ、カイツブリ…
・2013/06/13:ササユリ、シジュウカラ、カワセミ、ミズイロオナガシジミ…
・2013/06/07:センダイムシクイ、ウラナミアカシジミ、コムラサキ…
・2013/06/03:ヒオドシチョウ、テングチョウ、ハッチョウトンボ…
・2013/05/31:ウツギ、テイカカズラ、アカシジミ、アオスジアゲハ…
・2013/05/23:トキソウ、エゴノキ、ダイミョウセセリ…
・2013/05/18:モチツツジ、ヤマツツジ、カキツバタ、アヤメ…
・2013/05/10:フジ、コサメビタキ、トラフトンボ…
・2013/05/03:フジ、マルバアオダモ、カワトンボの仲間の交尾行動…
・2013/04/28:キビタキ、オオルリ、ツマキチョウ、藤棚…
・2013/04/27:カンサイタンポポ、ツボスミレ、サワオグルマ、キビタキ、タワヤモリ…
・2013/04/25:フタスジサナエ、ハンミョウ、クチナシグサ、オオルリ…
・2013/04/20:トラフトンボ、フタスジサナエ、リュウキンカ…
・2013/04/15:シオヤトンボ、オグマサナエ、タベサナエ…
・2013/04/13:ヤマザクラ、サクラソウ、ミツガシワ…
・2013/04/05:センダイムシクイ、ツマキチョウ…
▼平成24年度 Last Update▼
・2013/03/30:エドヒガン、コバノミツバツツジ、ナミアゲハ…
▼平成23年度 Last Update ▼
・2012/03/30:コウヤミズキ、ヒサカキ…