里山の自然にふれてみよう。岡山県自然保護センター

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過去の動植物情報について

▼NEW!2013/03/28アップ
タムシバ、コウヤミズキ、ニオイタチツボスミレ、カワラヒワを追加・更新しました。
▼2013/03/23アップ
カンサイタンポポ、コウヤミズキ、ウスゲクロモジ、ヒサカキ、コブシ、フキ、ホンドテン、ツバメ…
▼2013/03/17アップ
シロバナタンポポ、梅の花、アカゲラ、ニホンカナヘビ、ヤブツバキ…
▼他
ヒオドシチョウ、テングチョウ、アセビ、ウグイス、メダカ、コゲラ、ホオジロ、ヒヨドリ、ヤマガラ、バン、シジュウカラ、カルガモなども見られます。
▼NEW!2013/03/28アップ

タムシバの花のアップ(いっぷく広場から東への経路沿いにて、2013/03/25撮影)
かわった名前のコブシに似た仲間の樹木です。葉っぱの形は全然違うのですが、咲き始めの花だけの状態で何が違うのか未だによくわかりにくい…。3/23に三分咲きとのことでしたので、晴天に誘われていっぷく広場への経路を訪れました。昨年は遅霜で花が傷んでいましたが、今年は花付きともども最高のお花見となりました。

タムシバの花付きの様子(いっぷく広場から東への経路沿いにて、2013/03/25撮影)
昨年は、4/8の友の会総会の観察会で満開だったと思いますが、その時に比べると今年の花付きは◎です。3/23に三分咲きとのことでしたが、3/25は一見ほぼ満開のよう。つぼみもたくさん残っているのでしばらくは見頃が続きそうです。タムシバの開花は催し広場付近でも見ることができます。

タムシバ(タンチョウケージ南方の斜面上部を遠望して、2013/03/25撮影)
タンチョウスタッフが何やら遠方を撮影していたので問いかけるとコレでした。高さ10m以上はありそうで、枝振り・花付きともにすばらしい(遠い…)。

コウヤミズキ(平成池奥にて、2013/03/25撮影)
花の広場付近の個体より、こちらの方が先に咲き始めたかと思いますが、今、見頃を向かえています。4月中旬頃まで楽しめるかと思いますので是非お立ち寄り下さい。

ニオイタチツボスミレ(タンチョウケージ付近の経路沿いにて、2013/03/24撮影)
まだ下を向いて半開状態のものも多いですが、すみれのショッパツはセンターでは比較的普通に見られるニオイタチツボスミレでした。本当に良い香りがしますので(危険生物には十分注意のうえ)鼻を近づけてみてください。

カワラヒワ(タンチョウケージ付近の経路沿いにて、2013/03/24撮影)
センターでは冬鳥が去ってしまって一気に閑散としてしまいましたが、今、このカワラヒワの鳴き声や姿が一番存在感があります。集落周辺では畑やたんぼなどの地面に下りて採餌する風景がよく見られますが、センターではそういう様子はあまりなく、高い木の梢を次々移動していっています。写真はコナラの芽を採餌している様子。

環天頂アーク(タンチョウ棟前広場上空にて、2013/03/24撮影)
見頃でも動植物でもない、全くの余談です。朝8時頃の時間帯ですので、太陽高度はまだ低い頃、ほぼ頭上に虹が出ていました。写真の下側、方角としては南東方向に太陽が出ています。配色は太陽側から赤、黄、黄緑、紫といった分かりやすい色がはっきり見え、別名逆さ虹とも呼ばれる現象でした。虹は空気中の水滴によって出来ますが、これは雲中の氷晶によるものだそう??です。

▼2013/03/23アップ

カンサイタンポポ(エントランス付近にて、2013/03/22撮影)
日中随分暖かくなってきました。日当たりの良いエントランス付近の原っぱでは、ホトケノザやカンサイタンポポが鮮やかに咲いていました。

アカミタンポポ(エントランス付近の経路沿いにて、2013/03/22撮影)
こちらは少し風情が異なりますね。経路沿いのアスファルトの継ぎ目にペタッと地面に張り付くように咲いていますが、在来種であるカンサイタンポポに対し、外来のアカミタンポポであると思われます。

コウヤミズキ(花の広場付近の経路沿いにて、2013/03/22撮影)
2月の中旬頃から見頃が続いていたマンサクに続き、ようやくコウヤミズキが咲き始めました。花の少ない時期に一月以上も孤軍奮闘していたマンサクから、今まさに黄花のたすきがわたろうとしています。

ウスゲクロモジ(ササユリ保全近くにて、2013/03/22撮影)
こちらも期せずして黄花。とはいえこちらは鮮やかな蛍光色で同じ黄色でも様々あるものです。ミラーボールのように一つ一つの花が集まってつき、そこから今年の葉が準備された芽がピョコンとオッ立っています。枝先で串刺しになっているようでもあり、アフロヘアーからつきだした角のようでもあり、なんとなくユーモラス。

ヒサカキ雄株(エントランス付近の経路沿いにて、2013/03/23撮影)
里山に春の訪れを知らせる例の香りが漂ってきました。とはいえ、まだ微かな感じで個人的にはこれぐらいがちょうど良いかなと…。茎に沿って下向きに密に花をつけていますが、これまた密な常緑葉に隠されて意外にも目立たないもの。こうして見ると結構かわいらしい花だとは思いませんか?。花の中に見えるたくさんのツブツブは雄しべで、つまりこの木は雄花ばかりなっている雄株になります。

ヒサカキ雌株(エントランス付近の経路沿いにて、2013/03/23撮影)
雄花に比べ花の中がすっきりしています。先っちょが3裂した雌しべが見えます。

コブシ(タンチョウ放飼場付近にて、2013/03/23撮影)
センターには各所に植栽したコブシがありますが、センター棟近くにある木のつぼみがほころび始めました。近縁の野生種であるタムシバは「いっぷく広場」~「野草園」間の経路沿いにありますが、本日(3/23)付で三分咲きとのこと。

フキ雄株(2013/03/23撮影)
ヒサカキのように雌雄異株の樹木は結構あると思うのですが、草本で雌雄異株というのは珍しいのではないかと思います。この写真のものは雄株になります。フキはキクの仲間で、多くの花が束になってつく特徴がありますが、写真では束の周囲から少しずつ開花している様子が見えます。一つの花の中央に目立つのは雌しべだと思うのですが、機能していないということなのでしょう。雄株なので花粉を飛ばすことが役割の株ですが、この写真では雄しべははっきりと見てとれません。今度もうちょっとマクロな写真撮影を試みてみます。

フキ雌株(2013/03/23撮影)
こちらは雌株。外観は筆状に毛羽立っていて、雄株とは随分異なっています。繊細な毛状なので一見雄しべのように見えてしまいますが、一本一本が雌しべを備えた花が束となってついています。ただ、よく見ると花の束の中央部に雄株の花と同じような形のものも混じって咲いています。雄株の花と同型花ということは、機能しないのでしょうね。因みに葉っぱのようなものが見えますが、これらは苞葉と呼ばれるもので、皆様がよくご存知のフキの葉は花よりも別の場所から出てくるみたいです。

ホンドテン(湿生植物園東の谷にて、2013/03/22撮影)
晴天下での貴重な出会いでしたが…。走るの速い速い…。ものすごく分かりやすいところを走ってくれて、しかも時々こっち向いて待ってくれているのに、息があがって写真どころではありませんでした。センターでの目撃は2度目なのでそれほどの驚きはなかったのですが、結構な大きさです。分かりやすい犬種でいうとダックスフントぐらいはありそうで(もっと大きかったかな?)、小顔にしてフサフサの長いしっぽをつけた感じでした。鮮やかな黄金色の毛並みから、いわゆるキテンと呼ばれるタイプで良いのでしょうか。額から左目にかけて切り傷が入っているように見えますが、ただの枝かぶりです。雑食性ですが野鳥から小型哺乳類、はたまた昆虫類まで幅広く捕食するので、センター一帯の生態系ではかなり上位に位置づけられる種となります。

ツバメ(センター棟上空にて、2013/03/23撮影)
3月の第2週あたりから聞かれ出したツバメ情報。私の今季初見は中旬頃になってからの三野のあたりだったと記憶してます。センター付近では、昨日・今朝と麓の集落で見かけ「センター内ではしばらく先かな~」と思っていましたが、早々に見ることが出来ました。ほぼシルエットだけの写真ですがご了承ください。因みにこの写真、このツバメの目線の先に虫が飛んでいるのが写っていて、今まさに捕食しようとしているところ。当たり前の事ではあるのですが、ただ飛び回っているだけではないのだな~と実感できた次第です。

▼2013/03/17アップ

シロバナタンポポ(タンチョウ放飼場付近にて、2013/03/17撮影)
朝晩はまだ寒く、センターでは霜が降りたりしていますが、日中は暖かな日が続いています。センター棟内でナミテントウを見つけたので、どこかに放してやろうと思って表に出るとシロバナタンポポを見つけました。チョットずつ春の足音が聞こえてくるような気がしました。

梅の花(タンチョウ棟前にて、2013/03/17撮影)
3/10頃から咲き始めているのに気づき、ちょくちょく見に行っています。めでたい紅白の梅ですが、白花の方はまだつぼみが多いです。

アカゲラ(タンチョウ棟付近にて、2013/03/17撮影)
こちらもめでたい紅白の鳥、アカゲラ。今季3回目のショット。1回目は10数メートル以下の距離だったと思うのですが、2回目は20メートル以上。今回は40メートル以上…。
さて、この一週間で一気に冬鳥が見られなくなりました。3/17に見られたのはアオジ、シロハラ、ミヤマホオジロぐらいで、ツグミとシメにいたっては1羽ずつの確認でした。仕方ないのでトラツグミのもっと良い写真を!と思い、タンチョウ棟に向かうも見事にふられたところでしたので、見れて良かった良かった。距離は遠いけど…。

ニホンカナヘビ(センター棟裏にて、2013/03/11撮影)
ほぼ一週間前の日中の写真です。体温があがらないのか、うごきが鈍く、ゆっくり撮らせてもらいました。3/17の現在ではかなり活発になってきていて、経路を歩いていると、あちこちで「カサカサ」という慌てたような音が聞こえてきます。今季のは虫類は、実はこの3/11より前、3/9にヤマカガシ(赤系)を見ています(センター産の赤系模様の写真が手に入りました!さすが蛇年!)。

ヤブツバキ(野草園奥にて、2013/03/11撮影)
やけに奥まったところから咲くものです。もう少ししたらエントランスの方でも咲き始めるのではと思っています。

▼その他、まだ見られるもの

ヒオドシチョウ(平成池奥にて、2013/03/07撮影、他、いっぷく広場でも確認)

テングチョウ(平成池奥にて、2013/03/07撮影)

アセビ(タンチョウケージ付近の経路沿いにて、2013/03/07撮影)

ウグイス(水鳥観察小屋付近にて、2013/02/25撮影)

メダカ(虫の原っぱにて、2013/02/28)

コゲラ(野鳥観察小屋付近にて、2013/02/15撮影)

ホオジロ(上池堰堤近くの経路沿いにて、2013/02/10撮影)

ヒヨドリ(催し広場付近の経路沿いにて、2013/02/08撮影)

ヤマガラ(昆虫の森にて、2013/01/19撮影)

バン(上池にて、2013/01/11撮影)

シジュウカラ(虫の原っぱにて、2012/11/07撮影)

カルガモ(上池にて、2012/10/22撮影)
まだ朝晩が冷えますが、県南では桜の開花情報が聞かれ始めました。

センターでは、今、コウヤミズキやタムシバが見頃。桜はもう少し先でしょうか。

本日は日中の気温が20℃まであがるとのことですが、このまま春一直線とはいかないでしょうね…
(2013/03/28)
▼平成24年度 Update ▼
2013/03/28:タムシバ、コウヤミズキ、ニオイタチツボスミレ…
2013/03/23:カンサイタンポポ、コウヤミズキ、ツバメ…
2013/03/17:シロバナタンポポ、梅の花、アカゲラ…
2013/03/08:ヒオドシチョウ、テングチョウ…
2013/03/04:アカゲラ…
2013/03/01:ウグイス、メダカ、アセビ…
2013/02/23:シナマンサク、ノスリ、オオイヌノフグリ…
2013/02/15:アカゲラ、アカウソ…
2013/02/08:マンサク、ソシンロウバイ、ルリビタキ♂情報…
2013/02/02:トラツグミ、ルリビタキ♂情報…
2013/01/26:ルリビタキ、マヒワ…
2013/01/19:ヤマガラ、ヒガラ、ウグイス…
2013/01/13:ルリビタキ、バン、キクイタダキ…
2013/01/05:ルリビタキ、エナガ…
2012/12/27:ヨシガモ、アカウソ…
2012/12/22:シメ、コジュケイ…
2012/12/15:ルリビタキ、ミヤマホオジロ…
2012/12/10:ウソ、メジロ…
2012/12/06:ミヤマホオジロ、ウソ…
2012/12/01:ミソサザイ、フクロウ…
2012/11/29:ルリビタキ、キクイタダキ…
2012/11/18:ルリビタキ、ツメレンゲ…
2012/11/16:ビンズイ、クロジ…
2012/11/12:シロハラ…
2012/11/08:ベニマシコ、キクイタダキ…
2012/11/02:リンドウ、アオジ…
2012/10/27:リュウノウギク、ジョウビタキ…
2012/10/22:ジョウビタキ、キビタキ…
2012/10/18:マヒワ、ナツアカネ…
2012/10/14:ケシロヨメナ、ナワシログミ…
2012/10/05:アケボノソウ、スイラン…
2012/10/02:コシオガマ、アケボノソウ…
2012/10/01:ヒガンバナ、ヒヨドリバナ…
2012/09/22:ミズアオイ、エゾビタキ…
2012/09/16:ミズトンボ、キセルアザミ…
2012/09/08:ミズトラノオ、ミズアオイ…
2012/08/27:ホザキノミミカキグサ、ミズギボウシ…
2012/08/23:ムラサキミミカキグサ、ミミカキグサ…
2012/08/16:ミズアオイ、キキョウ…
2012/08/11:サギソウ、ビッチュウフウロ…
2012/08/04:タヌキマメ、フシグロセンノウ…
2012/07/28:コバギボウシ、幼鳥…
2012/07/23:アブラゼミ、ヒグラシ…
2012/07/19:ニイニイゼミ、タカネトンボ…
2012/07/15:チダケサシ、コオニユリ…
2012/07/12:ハッチョウトンボ、カワラナデシコ…
2012/07/08:ユウスゲ…
2012/07/05:オニヤンマ、ハッチョウトンボ…
2012/06/30:ナツツバキ、オオウラギンスジヒョウモン…
2012/06/28:オグラセンノウ、キビタキ…
2012/06/23:エナガ、ミドリヒョウモン、ウラゴマダラシジミ…
2012/06/16:ショウジョウトンボ、ハッチョウトンボ、キツリフネ…
2012/06/11:ササユリ、チョウトンボ…
2012/06/07:ノハナショウブ、ハッチョウトンボ…
2012/06/02:イチモンジチョウ、アカシジミ…
2012/05/27:トキソウ、カワセミ…
2012/05/25:エゴノキ、ヤマボウシ…
2012/05/20:クロアゲハ、ギンヤンマ…
2012/05/13:カワトンボの仲間、クロイトトンボ…
2012/05/11:アナグマ、アオスジアゲハ…
2012/05/06:トラフトンボ、カキツバタ…
2012/04/30:スミレ、キビタキ…
2012/04/27:ノゴマ、ヤマフジ…
2012/04/24:ムラサキシジミ、クマバチ…
2012/04/20:カスミザクラ、サクラソウ…
2012/04/16:ヤマザクラにメジロ、センダイムシクイ…
2012/04/14:ハツカネズミ、コバノミツバツツジ…
2012/04/09:イタチ類、タムシバ…
2012/04/07:ツバメ、センダイムシクイ…
2012/04/02:トラツグミ…
2012/04/01:ムギマキ、シュンラン…
▼平成23年度 Last Update ▼
2012/03/30:コウヤミズキ、ヒサカキ…

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