里山の自然にふれてみよう。岡山県自然保護センター

メニュー
ログイン

文字の大きさ

過去の動植物情報について

▼NEW!2013/11/02アップ
リンドウ、ミヤマホオジロ、アオジ、フクロウ、ビンズイ、イカリモンガを追加・更新しました。
▼2013/10/28アップ
ジョウビタキ、カルガモ、キヅタ、イシガケチョウ…
▼2013/10/21アップ
センブリ、ヒヨドリ、カワセミ、アトリ、マヒワ…
▼2013/10/18アップ
リュウノウギク、ツルリンドウ、タコノアシ…
▼他
ナツアカネ、オオアオイトトンボ、キトンボ、モズ、アキグミ、ヤマガラ、ルリタテハ、アカタテハ、メジロ、エナガ、ホオジロなども見られます。
▼NEW!2013/11/02アップ

リンドウ(2013/11/01撮影)
朝晩の冷え込みが厳しくなりつつある頃、鮮やかな青紫色のリンドウの花が見頃を迎えています。個人により感じ方は様々かと思いますが、なんとなく季節が差し迫ってきて諸々の催促をされているように感じてしまいます。皆様はいかがでしょうか。10月末に花の広場付近やタンチョウ等近くの経路沿いで開花が見られるようになり、野草園で比較的多くの開花があちこちで目につくようになっています。
花の関係では、まだノコンギク、ケシロヨメナ、アキノキリンソウ、リュウノウギク、コウヤボウキ等のキク科植物の他、同じグループのセンブリ、ツルリンドウも見られますが、リンドウの開花はやはり最後発に近い。
センターには本当に最後の最後に咲き始める花がもう一種類あり、そちらもそろそろ咲き始めていますので、追ってお知らせしたいと思います。ただし、つつじや桜、本日はカワラナデシコも咲いていましたが、このような狂い咲きは別ですヨ。

ミヤマホオジロ(2013/11/01、坪井稔撮影)
凛々しい冠羽、鮮やかな黄色の配色、ちょっとユーモラスな目の周りの隈取り、黒いよだれかけ?などなど、一度見たら忘れられない特徴的な冬鳥が今年もやって来ているようです。こちらはタンチョウスタッフによる戦利品で、タンチョウ棟近くの経路沿いにて撮影されたものです。

アオジ(2013/11/01撮影)
11月1日はアオジの日?。前日にもちょっと見かけたりはしたのですが、シャッターを切らせてもらえるほどではありませんでした。11/1は急に活発になり、タンチョウ棟近くの経路沿いの茂み、湿生植物園周囲の茂み、野草園のススキ原等で群れた様子をコンスタントに見ることが出来ました。
銀色に輝くススキの穂をついばんでいる様子が印象的。センターでは草地管理の一環で、11月下旬ごろから順次草刈り作業が本格化しますので、こんな様子が見られるのもほんのひと月ほどかと思います。昨年度はその11月の前半にベニマシコ、クロジ等がススキ原で観察されています。


フクロウ(上:2013/11/01撮影、下:2013/11/02撮影)
最近のフクロウ情報としましては、10月上旬に開催された友の会の「生き物発見隊」にて確認のニュースがありましたが、遅ればせながら私もやっと撮ることが出来ました。センターでは基本、餌場・狩場として利用があるようですが、目撃例はだいたいが秋のようです。
本来夜行性ですので、相当にどんよりした日中は目撃のチャンスありだと思います。また、ここ数日は雲海のニュースでもおわかりのように、麓では濃霧が発生していますが、そのような場合、日中は良い天気になりますが、午前中は靄が残っていて薄暗く、フクロウも知らず知らずのうちに超過勤務してしまっていたのかもしれません。
上の写真は100mの距離があり、こちらは茂みに隠れてその隙間から抜いているのですが、どう見ても気づかれていますよね…。下の写真は発見時に運よく目を閉じていたので、ちょっと遠回りをして茂みのある方から近づき、藪の隙間を抜いてみたところ、既にこっちを見ていました…。これで40mぐらい。目も耳も感度の良いフクロウならではの撮り物劇のステージは、いずれも虫の原っぱでした。

ビンズイ(2013/11/02撮影)
最寄りの過去記録は2012/03/18、11/16。岡山県の南部では真冬でも見られ、冬鳥的な感覚で観察することができますが、センターでは確認例が少なく、また春、秋の確認に限られているので通過鳥だと思われます。撮影はタンチョウ棟付近の経路沿いです。

イカリモンガ(2013/10/31撮影)
蝶のような蛾、イカリモンガを見ることが出来ました。写真では前翅の模様が隠れていて見えませんが、名前の通り、オレンジ色の部分は錨の紋のようです。
一見、蝶?と思えるのは翅を閉じてとまっているから。綺麗なオレンジ色の模様も若干蝶らしさがあるでしょうか。偏見ですかね。実際には触覚の先端が棍棒状ではなく、蛾の仲間の特徴があります。
分類上、近くにアゲハモドキ科のアゲハモドキ、フジキオビ(センターにはいないと思います)、キンモンガの名が連なっており、美形揃いといえそうです。

▼2013/10/28アップ

ジョウビタキ♂(2013/10/27撮影)
冬鳥の代表種、ジョウビタキがセンターにお目見えしました。いやいや、お話は一週間以上前から耳にしていましたが、やっと見れました。雨天続きでしたが、幸いタンチョウフェスタの日曜日は快晴となり、「ヒッ、ヒッ、カッ、カッ」という独特の鳴き声とともに姿を見せてくれました。
今、出没の話を聞くのはイベント広場付近ですが、これはセンター棟玄関前にて撮影。昨シーズンは♂をほとんど見ることができませんでしたが、今年はどんなシーズンになるでしょう。

ジョウビタキ♀(2013/10/28撮影)
本日も快晴。お昼にセンター棟前で再び鳴き声が聞かれたので少し歩いてみると、今度は♀を見ることが出来ました。ちょっと御髪の乱れた特徴ありです。
ジョウビタキと同様に冬鳥の代表種であるシロハラ。湿生植物園の平成池近くやササユリ保全地で鳴き声を聞くことが出来ました。

カルガモ(2013/10/28撮影)
カルガモの数が徐々に増えてきましたが、ほかの種類は今のところコンスタントに見られる様子ではありませんね…。バンとオオバンもどこへやら…。

キヅタの花とイシガケチョウ(2013/10/28撮影)
花が少なくなるこの季節、タンチョウケージ近くの経路沿い、石垣を覆うように生えるキヅタが開花しています。時期的には競争相手が少なく、訪花する昆虫たちを独占しているように見えます。特にハナアブの仲間、アシナガバチの仲間、スズメバチの仲間が多く、ブンブンと羽音が聞こえてきます。
キヅタの花は大きく開かれたかっこうをしていますが、花の蜜は雄しべや花弁の付け根から出ることが普通らしく、ハチの仲間としては蜜を吸いやすい(なめやすい)形なのでしょう。スズメバチの仲間も幼虫には餌として肉団子を持ち帰るので一見肉食に見えますが、自身は樹液や蜜を食べて生きていますので、この時期のキヅタはありがたいのでしょう。
よく見ると地味なテングチョウもたくさん訪れており、アカタテハも少々、白いのがパタパタしていると思ったらイシガケチョウまで。休んでいるだけかと思ったらちゃんと口吻を伸ばしています。越冬前にしっかり滋養をとってくださいね。

▼2013/10/21アップ

センブリ(2013/10/21撮影)
苦くないイヌセンブリに対し、こちらは超苦いセンブリです。今日の陽気に誘われたのか、やっと咲き始めました。葉やがくがイヌに対し繊細で、モジャモジャも少なめ。清楚な感じのする野草です。撮影は虫の原っぱ近くの山間経路にて。

ヒヨドリ(2013/10/21撮影)
この季節、比較的鳴き声が騒々しいヒヨドリ。普通種で、皆様のお住まい近くでも見られると思いますが、センターでは意外に写真には撮らせてもらえません。何かに夢中になっている時でないとカメラを向けさせてもらえませんが、今朝はウラジロノキの果実に心を奪われているようでした。

カワセミ(2013/10/21撮影)
この季節、比較的目につきやすくなるカワセミ。でも、いつもこちらが発見する前に、先方が気づいてしまい撮影にはいたりません。虫の原っぱの小池でチチチチチ…という独特の声が聞こえたのでススキに隠れながら水辺を覗き込んでみると、幸運なことに、りりしい眼差しで餌を探している最中の様子を見ることができました。

アトリ・マヒワ(2013/10/21撮影)
昨日、団体でご利用いただいた方々に、虫の原っぱ奥にアトリの群れが来ていることを教えてもらいました。群れは本日も滞在中で、皆、ノグルミの種子にご執心のようでした。チーチーチュリチュリ…という繊細な鳴き声が混ざっていたので探してみると、マヒワの小群も交じっていました。
アキニレもたわわに実っているのですが、こちらに降りて来ないところを見ると、まだ食べごろではないのでしょうか。

▼2013/10/18アップ

リュウノウギク(2013/10/18撮影)
野草園への経路沿いでマーガレットを小さくしたような可憐な花、リュウノウギクが咲き始めました。まだほんの咲き始めで、もうそろそろ終わりかけのシラヤマギクや、今見頃のケシロヨメナに交じってどれがどれだか見分けられるかな?

ツルリンドウ(2013/10/06撮影)
リンドウを探して野草園を散策してみましたが、まだ開花していないようでした。やはり11月、差し迫ってからでしょうか。かわりに少し前に撮影したツルリンドウを紹介します。
山足路傍に生えるリンドウとちがい、こちらは森林の林床や林縁に生えます。名前にツルとありますが、林床では地面を這うように生えていることが多く、花の色ともどもリンドウよりも控えめな印象です。

タコノアシ(2013/10/18撮影)
茹蛸(ゆでだこ)が見れるのではと楽しみにしていましたが、今年は一日のうちの寒暖差があまり無いからでしょうか、今のところパッとしませんね。
残暑続きでしたが、ここにきて急に寒くなりました。さて、タコノアシともども、今年の紅葉は如何でしょう。

▼2013/10/07アップ

ナツアカネ(2013/10/06撮影)
野草園のたんぼならではの生育種、真っ赤っかのナツアカネ♂を見ることが出来ました。
通常は電柵やその支柱の上にとまっている事が多いのですが、この個体はなかなか気が利きますね。収穫間近のたわわに稲穂が実るその葉先に止まってくれました。

オオアオイトトンボ(2013/10/06撮影)
メタリック色の美しい本種も湿生植物園で。

キトンボ(2013/10/06撮影)
秋も深まり寒くなった頃、木道や経路縁で日向ぼっこをする本種は印象的です。今回は虫の原っぱ近くの落葉してしまった木の枝先にとまっていました。

モズ(2013/10/07撮影)
ここのところ、ずーっと虫の原っぱの周囲で盛んに縄張りを主張している高鳴きの主、モズが用心深そうに顔をのぞかせました。

▼その他、まだ見られるもの

アキグミ(2013/10/03撮影)


ヤマガラ(2013/10/04撮影)

ルリタテハ(2013/09/29撮影)

アカタテハ(2013/09/29撮影)

メジロ(2013/08/19撮影)

エナガ(2013/08/17撮影)

ホオジロ(2013/07/25撮影)
センターの紅葉情報
自生かつ、最も普遍的に生育しているコナラの紅葉はまだまだ先。11月下旬から12月初旬が見頃となる見込み。
現在、世界三大紅葉樹とされるニシキギ(名前も素晴らしい!)の紅葉が果実の実りとともに見頃です。他、ヤマザクラ、ハゼノキ等も紅葉しています。
ケヤキ、エノキ等の植栽樹も十分黄葉しています。
イロハモミジは色づいているものもありますが、見頃はもう少し先の見通しです。
(2013/11/02)
▼平成25年度 Update▼
2013/11/02:リンドウ、ミヤマホオジロ、アオジ、フクロウ、ビンズイ、イカリモンガ…
2013/10/28:ジョウビタキ、カルガモ、キビタキ、キヅタ、イシガケチョウ…
2013/10/21:センブリ、ヒヨドリ、カワセミ、オオバン、アトリ、マヒワ、ノゴマ…
2013/10/18:イヌセンブリ、リュウノウギク、ツルリンドウ、タコノアシ、バン、シロハラ、ハラビロカマキリ、トノサマバッタ、エンマコオロギ…
2013/10/07:ミズアオイ、キタテハ、ツマグロヒョウモン、アサギマダラ、ナツアカネ、ヒメアカネ、オオアオイトトンボ、キトンボ、モズ、ヒバカリ…
2013/10/04:ゴイシシジミ、アケボノソウ、アキグミ、ミゾソバ…
2013/09/30:ミズアオイ、サクラタデ、オケラ、アケボノソウ、シラヤマギク…
2013/09/21:エゾビタキ、ハチクマ、ハネビロエゾトンボ、キセルアザミ…
2013/09/19:ミズアオイ、ヒガンバナ、イトイヌノヒゲ、セトウチホトトギス、サシバ…
2013/09/13:ミズトラノオ、ホシホウジャク、ナミアゲハ、サンショウクイ、サシバ…
2013/09/07:ミズトラノオ、ツリガネニンジン、サイヨウシャジン、ツリフネソウ…
2013/08/26:ミズトラノオ、ナンバンギセル、ミズトンボ、サワギキョウ、オミナエシ、クズ…
2013/08/17:サギソウ、ビッチュウフウロ、アイナエ、タコノアシ…
2013/08/09:サギソウ、ミソハギ、フシグロセンノウ…
2013/08/02:キキョウ、ホザキノミミカキグサ、ツユクサ…
2013/07/29:コバギボウシ、ミミカキグサ、コオニユリ…
2013/07/25:ヒシ、チョウトンボ、ホオジロ…
2013/07/23:チダケサシ、ヒシモドキ、イヌタヌキモ…
2013/07/19:アブラゼミ、ニイニイゼミ、ミソハギ…
2013/07/13:チダケサシ、ユウスゲ、ツバメ…
2013/07/06:カワラナデシコ、ヤブカンゾウ、サンコウチョウ…
2013/07/04:ゴマダラチョウ、オオムラサキの一型、モノサシトンボ…
2013/07/01:ネムノキ、オオルリ、ハッチョウトンボ、オオルリ(幼鳥)、コサメビタキ(幼鳥)…
2013/06/28:クサレダマ、オグラセンノウ、オニヤンマ…
2013/06/23:ナツツバキ、ムラサキシジミ…
2013/06/20:イカル、カラスアゲハ、チョウトンボの交尾行動…
2013/06/16:オオムラサキ…
2013/06/15:ノハナショウブ、チョウトンボ、カイツブリ…
2013/06/13:ササユリ、シジュウカラ、カワセミ、ミズイロオナガシジミ…
2013/06/07:センダイムシクイ、ウラナミアカシジミ、コムラサキ…
2013/06/03:ヒオドシチョウ、テングチョウ、ハッチョウトンボ…
2013/05/31:ウツギ、テイカカズラ、アカシジミ、アオスジアゲハ…
2013/05/23:トキソウ、エゴノキ、ダイミョウセセリ…
2013/05/18:モチツツジ、ヤマツツジ、カキツバタ、アヤメ…
2013/05/10:フジ、コサメビタキ、トラフトンボ…
2013/05/03:フジ、マルバアオダモ、カワトンボの仲間の交尾行動…
2013/04/28:キビタキ、オオルリ、ツマキチョウ、藤棚…
2013/04/27:カンサイタンポポ、ツボスミレ、サワオグルマ、キビタキ、タワヤモリ…
2013/04/25:フタスジサナエ、ハンミョウ、クチナシグサ、オオルリ…
2013/04/20:トラフトンボ、フタスジサナエ、リュウキンカ…
2013/04/15:シオヤトンボ、オグマサナエ、タベサナエ…
2013/04/13:ヤマザクラ、サクラソウ、ミツガシワ…
2013/04/05:センダイムシクイ、ツマキチョウ…
▼平成24年度 Last Update▼
2013/03/30:エドヒガン、コバノミツバツツジ、ナミアゲハ…
▼平成23年度 Last Update ▼
2012/03/30:コウヤミズキ、ヒサカキ…

このページの先頭へ